おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
土曜日は1週間の振り返り記事を更新しています。まだ読んでいない記事があればぜひご覧ください。(今週もテキストだけの投稿です。多言語展開するに当たり音声は翻訳できないので、基本はテキストでたまに音声もつく塩梅になりそうです。)
今週のリサーチ記事
«ニュース解説»
今週は週初めに体調崩してしまい、更新できない日がありました。申し訳ありません。基本は毎日更新ですが、体調不良でどうしても難しい場合は最低でもSubstackのチャットでお知らせする予定です。
今はすっかり治りまして、悪化しなくて一安心してます。引き続き毎日更新していきますので、楽しみにお待ちください!
ピックアップニュース3選
Pudgy Penguins が zkSync ブロックチェーン上の Web3 ゲーム「Pudgy World」を発表
Pudgy Penguins は、アートバーゼル マイアミでzkSync Era を活用したweb3ゲーム「没入型のデジタル環境」のPudgy Worldを発表
来年アルファ版で発売されるこのゲームは誰でも参加できますが、NFT所有者とPudgy Penguinのおもちゃを購入した人には特別な特典が与えられる
ゲームプレイの詳細は現時点では乏しいが、同社はプッギーとピーチという2人の「ヒーローキャラクター」について「プレイヤーを待ち受ける冒険へと導く」と説明している
暗号メディアサイト Decrypt が分散型メディア会社 Rug Radio と合併
暗号通貨とweb3を扱うニュース会社Decryptは、web3クリエイター向けの分散型メディア会社Rug Radioと合併する意向書に署名した
両社は合併して新しい持株会社を設立するが、名前はまだ未定であり、その下で両社はブランドと独立性を維持する
Decrypt は、2018 年にブロックチェーン スタートアップ インキュベーターである ConsenSys Mesh からのシード資金で設立されました。2022年に 1,000 万ドルを調達した後、ConsenSys Mesh からスピンアウトした
主要仮想通貨ウォレットMetamask、日本含む9か国で法定通貨からのアクセス提供
Metamaskは先日、日本含む9か国で法定通貨からの購入方法を新たに提供すると発表
対象となるのは、日本、韓国、ベトナム(VietQR、Mobile Money)、マレーシア、フィリピン(GCash)、インドネシア(QRIS)、タイ王国(Thai QR)、エジプト(Vodafone Cash)、チリ(Webpay)で、日本に関しては、UnlimitとTransFiという国際決済サービスを介して提供する
これまで日本からMetamaskで仮想通貨を購入する場合デビットカードやクレジットカードは利用できたが手数料が高い。今回の発表では詳細は発表されていないが、「ローカルトランスファー(同地域内の送金)」の方法で手数料を抑える見込み
個人的に2023年を振り返る
最後は2023年の個人的な振り返りを書いてみます。
もう年末ですね。大変ありがたいことに忘年会にお誘いいただけることが増えまして、この1年間で人との繋がりが増えたことをしみじみと感じています。ありがとうございます。ニュースレターの振り返りも改めて出そうと思っていますが、一足先に、ご購読いただいている皆さんも本当にありがとうございます。
お陰様でweb3リサーチャーとして大きく飛躍して、依頼いただける企業様も増えました。そして、僕個人はこのニュースレターをとにかく成長させていこうと考えているので、2024年は世界を目指す予定です。日本語記事は引き続き更新しつつ、翻訳して多言語展開を始めます。難しそうですが、頑張ってみます!!
そして昨日、構想先出しでニュースレターに書いた「$researchトークン」も発行しました。投機性はないですが、拡散等で協力していただき、貯めるとニュースレターの有料購読権と交換できる仕組みを考えています。トークンを活用したニュースレターマーケティングを実験していきます!
さて、個人的な話はここら辺にして、web3業界も激動で、マジで色んなことがありました。個人的に一番覚えているニュースは「NounsDAOのフォーク」です。他にも衝撃的なニュースや面白いプロジェクトは多数ありましたが、この事件は色々と考えるところがあり、はっきりと覚えています。
web3は仕組みを作れる技術だと思いますが、NounsDAOの一件で、web3プロトコルをうまくワークさせるには、仕組みを作るのではなくて仕組みが自律的にアップデートし続ける仕組みを作るべきであることに気づきました。
各自にインセンティブを付与し、それぞれが自身のメリットのために行動することで分散型で運営されるプロトコルにとって、悪意を持ったユーザーが攻撃するのは当然です(NounsDAOがそういう出来事だったとは思っていません)。
なので、漏れが発見されたら自律的に修復が行われるようにしなければ、たとえ一瞬うまくいってもすぐにワークしなくなります。
当たり前のことを書いているようかもしれませんが、これは目標設定の話で、多くの人はweb3プロジェクトを作る際に「ワークするトケノミクス」を考えます。もちろんそれは間違いではなく必要ですが、大事なのは「ワークしなくなった時に軌道修正されることまで見越したトケノミクス」です。ここの発想の違いは些細なことのように見えながら、大きな差になります。
他にもビットコインETFやバイナンスCZ退任など、近々でも大きな話題があり、全体として見れば少しずつ業界が回復に向かうなど、良い風潮で年越しとなりそうです。
とはいえ、僕個人はリサーチャーとして来年もweb3だけにコミットしていく予定です。来年が冬になろうと春になろうと夏になろうと、個人的には正直あまり関係がなくて、web3で出来ることを調査して、実践していこうと思います。
それでは少し早いですが2023年もありがとうございました。そして引き続きよろしくお願いします!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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著者:mitsui @web3リサーチャー
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