【Coinchange】DeFiでステーブルコインの運用ができるAPIを提供 / 自社サービスに簡単に機能統合が可能 / 1,000万ドルの資金調達を完了
🏦組込型金融(Embedded Finance)がweb3の世界にも到来
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Coinchange」についてリサーチしました。
«目次»
1、概要|Coinchange とは?
- 仕組み
- その他のプロダクト
2、変遷と展望|1,000万ドルの資金調達を実施しグロースへ進む
3、考察|組込型金融(Embedded Finance)がweb3の世界にも到来した
概要|Coinchange とは?
「Coinchange」は、自社サービスにDeFiに接続してステーブルコインの運用ができる機能を組み込めるAPIを提供するスタートアップです。簡単なAPI統合で顧客はステーブルコインの運用を始めることができ、自社サービスの提供価値が増加します。
◼️仕組み
「Coinchange DeFi Yield API」と呼ばれるこのサービスは以下の機能と特徴を持っています。
あらゆるフィンテック企業のサービスに簡単なAPIだけで導入可能
顧客の預金を収益化し、DeFi利回りの収益を顧客と分割する(手数料を貰い、新しい収益源となる)
顧客の運用状況を一元管理できるダッシュボード機能を搭載
Ethereum、Avalanche、Polygon、Binance Smart Chainをサポート
Aave、Uniswap V3、Curve、Compound、Mirror、Convex、Fraxなど25のDeFi プロトコルと連携し自動で最適ルートを見つけて運用
70か国以上の法律に準拠した運用が可能
UNOCOIN、Chimpion、QREDOなどのフィンテック企業も採用しており、その連携先がどんどん増えています。
◼️その他のプロダクト
Coinchangeのコア事業や上述したAPI提供ですが、その他にも幾つかの事業を行っています。
個人向けのステーブルコイン運用サービス
企業がオリジナルのギフトカードやプリペイドカードを作成できるPayout API
アメリカとEU顧客むけのOTC暗号資産取引所
1は分かりやすく、APIで出来ることを個人でも利用できます。メールアドレスとパスワードでサインアップ可能で、各国の顔写真付きの政府ID(マイナンバーカード)でのKYCが利用する前に必要です。
2も面白く、ユーザーにギフトカードやクレジットカードへの支払いを提供します。3もそのままでライセンスを持つアメリカとEU圏内であればOTCの暗号資産取引が実施できます。
変遷と展望|1,000万ドルの資金調達を実施しグロースへ進む
Coinchangeはカナダのトロントを拠点とするスタートアップです。創業は2017年で現在のAPI開発に4年もの研究機関をかけています。
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