おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
土曜日は1週間の振り返り記事を更新しています。ぜひ振り返って記事もご覧ください。(いつもはポッドキャストもついているのですが、今週は撮れていません、すみません!テキストだけでお楽しみください。)
今週のリサーチ記事
«ニュース解説»
以上、今週も毎日更新しました!どれも面白い記事となっているので、ぜひご覧ください!!
ピックアップニュース3選
KyberSwap事件のハッカー、報奨金の取引条件として同社完全支配を要求
KyberNetworkのDEXアグリゲーターおよびオートマーケットメイカーのKyberSwap Elasticで、セキュリティインシデントを起こしたハッカーが、11月30日に盗みだした資金の償還条件を開示
KyberNetworkの完全な経営権の破棄、同社のガバナンスDAOに対する完全な権限、カイバーの構造・収益・運営・経費・給与・投資家・資産・負債に関するすべての社内文書へのアクセス、トークン、株式、持分、ソーシャルメディア・チャンネル、ブログ、ウェブサイトなどの知的財産に至るまで、同社の管理下にあるすべての資産の没収をハッカーは求めた
「この契約により、あなたのトークンはもはや無価値ではなくなる」とハッカーは述べ、「これだけでは不十分だろうか?私の管理下で、カイバーは完全に生まれ変わる。もはや7番目に人気のあるDEXではなく、まったく新しい暗号資産プロジェクトになる」と宣言した
市場活動が急増する中、BlurはNFT取引量のほぼ80%を支配
NFT市場が活性化する中、Blurの NFT マーケットプレイスはほぼ 80% を占めていることがわかった
OpenSeaのシェアは17%となり過去最低となった
Avalanche が MATIC、TRX、LINK を逆転してトップ 10 の暗号通貨に
Avalanche ( AVAX ) は、過去 2 週間でビットコイン キャッシュ ( BCH )、ポリゴン ( MATIC )、ポルカドット ( DOT )、トロン ( TRX )、およびチェーンリンク ( LINK ) を反転させる成績を出した
現在、98億ドルで時価総額トップ10の仮想通貨(リド・ステークETHを除いた場合)となり、年間を通じて最高位となっている
AVAXのビットコイン比率は過去3カ月間で2番目にパフォーマンスが良く、60%上昇し、ほぼ2倍になったソラナに次ぐ
ビジネスとしてのweb3を考える
少し前からweb3の起業が一巡した空気を感じています。一巡というのは黎明期に起業して成功した人が生まれてきていて、その人たちが二回目の起業に入っているということです。
今週のリサーチでいえば、Compound創業者が新しくスタートアップを立ち上げており、以前もUniswapのリードエンジニアの1人が新しくDEXを立ち上げていました。
業界が大きくなっていくには複利的に流れる資金が増えていき、知見が溜まっていくことが大切です。どの業界もそうやって大きくなっていきましたし、最近ではIT業界はGAFAのようなメガテック起業の誕生によって、そこからの出資や買収によって資金が回っていきました。
また、少しずつ業界として盛り上がってきたことで、大企業や優秀なビジネスマンがweb3にビジネスとしての価値を見出して参入するようになってきました。
論語とそろばんではないですが、やはり思想と経済はセットです。ビジネスとして成立しないとそこに資金は流入せず、研究開発が進まず、思想が実現しません。
なので、最近はこの辺りをモヤモヤと考えています。特に答えがある問いではありませんが、それぞれが違う思想を持つ中でweb3に集まってきて、競争相手ではありつつも、お互いに業界を発展させる共同体にもなれたら理想だとは思っています。
そして、僕の感覚では起業が二巡して三巡目になる頃にマスへの普及が始まると思っています。それは一巡目の成功に再現性があったことの証明になるので、ノウハウがある程度言語化されるからです。
なので、あと2~3年くらい経ち、二巡目の起業家や今参入している大企業や優秀なビジネスマンが結果を出すことで、マスが興味を持ち、起業の1ジャンルとしてようやく認められ始めるはずです。
歴史を見れているのが嬉しいと思いつつ、自分も歴史になれるように頑張っていきたいです。
それでは今週もありがとうございました。また明日からも変わらずにリサーチを更新していきますので、どうぞよろしくお願いします!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
★お知らせ
2024年1月1日以降に購読する方限定で、有料購読の価格が「月額8ドル/年額80ドル から 月額15ドル/年額150ドル」へ変わります。
「現在有料購読いただいている方」そして「2023年12月31日までに有料購読いただく方」は今後も”現在の価格のままで"有料購読いただけます。
決済失敗も含めて一度解約してしまうと新しい価格での購読となりますのでご注意ください。
↓詳細はこちら
About us
「web3 Research JAPAN」は、web3リサーチャーmitsuiが運営するリサーチニュースレターです。web3全般に関するリサーチ記事とニュース解説をお届けします。月額8ドルで有料購読でき、月100時間をかけたリサーチ記事が毎日届きます。
著者:mitsui @web3リサーチャー
web3に関する情報(プロジェクト・ニュース・単語の解説、プロジェクトオーナーへのインタビュー記事、リサーチからの学びや考察記事)を毎日発信中。
・web3に関する情報発信を毎日行うXアカウントはこちら
・mitsuiと購読者で直接話せるSubstackのチャット利用はこちら
・法人向けのweb3サポート(リサーチ・新規事業立案や伴走・マーケ・開発など)の窓口はこちら