おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
土曜日は1週間の振り返りと最近考えている内容を書いたブログ記事を更新します。
今週のリサーチ記事
«ニュース解説»
以上、今週も毎日更新しました!どれも面白い記事となっているので、ぜひご覧ください!!
ピックアップニュース3選
フィリピン政府がペソ建てトークン化国債を発行へ、約271億円調達目指す
フィリピン政府が、同国財務局(Bureauof the Treasury:BTr)を通じ、フィリピンペソ建てのトークン化国債(TTB)を11月22日発行することがわかった
BTrはトークン化国債を機関投資家向けに最低1,000万ペソ(約2,706万円)から100万ペソ(約270.6万円)単位で販売し、100億ペソ(約270.6億円)を調達する予定
債券の有効期間は1年間で、償還期限は2024年11月
バイナンスが米刑事事件で約6,370億円支払い和解へ、CZは辞任、米国から完全撤退も
Binanceの創業者で最高経営責任者を務めるCZ氏が同職を辞任
この辞任は米司法省との司法取引の一環とみられ、CZ氏は「監視人が任命された日から3年間」バイナンスの運営・管理を禁じられると報じられている
バイナンスは無許可で資金移動業を行い、登録要件を遵守しなかったこと、制裁法違反において有罪を認め5000万ドル(約74.7億円)の罰金を支払うことにも同意している
米国から完全撤退することも報告
韓国、国民10万人を対象にデジタル通貨の試験運用を開始予定
韓国中央銀行は2024年に国民10万人を対象にデジタル通貨をテストする試験プログラムを開始する予定
国の金融当局と協力して、既存の金融システムの課題に対処し、新しいデジタル取引方法を模索することを目的とする
約10万人の国民が試験プログラムに参加し、商業銀行がCDBCの形で発行する「預金トークン」を使って商品を購入できるようになる
2025年のweb3市場予測
最後は最近考えている内容を書いてみます。
毎日リサーチしていると今話題のプロジェクトには歴史があることがわかります。数年間の仮説検証を経て現在のプロダクトに落ち着き、市場の理解も追いついてきたことによって、話題となります。
web3ではなくスタートアップの世界でも同様で、今需要があることではなく、未来に需要があることを今から作ることが大切だと言われます。「未来を生き、欠けているものを作れ」「今のPMFではなく2年後の近い将来にPMFするプロダクトを作れ」など、多くの表現があります。
僕の中では、web3市場において”今”から1年間のトレンドは「RWA(STやSC含む)」と「GameFi」だと思っています。
RWAは変わらず盛り上がり続け、セキュリティトークンやステーブルコインも増えていきます。あと、NFTブームから仕込み始めた大手ゲーム企業のタイトルがリリースされ始めるのが2024年だと思うので、もう一発GameFiのデカいプロダクトが流行る気がしてます。
そして、RWAがブームになるも、オラクル問題やガス代の高さが改めて問題となり、「オラクル」「L2」「モジュラーブロックチェーン」あたりが2025年に注目を集め始めるのかなと。
それに伴い、2025年になると「SocialFi」等のゲーム以外のC向けプロダクトがそろそろ出てくるようになると感じていて、そこに利用される「ウォレット」サービスも普及していきそうだと思っています。マスに広がるにつれて、ステルスアカウントなどのプライベートアカウントの問題が議論となり、改めて注目されていきそうです。
そして、2026~2028年辺りにもう一回金融の波が来て、いよいよCeFiからDeFiへの移行が進んでいき、2029~2030年にはメタバースが普及することでデジタルアートやデジタルグッズとしてのNFTがようやく市民権を得そう。
この辺は確固たるデータがあるわけではなく、何となくの肌感覚です。
ここで伝えたいのは、自分の未来予測というよりも、web3領域で戦うには今の話題を追いかけるのではなくて、過去の歴史と今のトレンドを踏まえながら、少し先を予測して、そこに必要なプロダクトを開発していくことが大切ということです。
NFTやFTは価格の乱高下が激しいので、どうしても今のトレンドに注目されしまいますが、もう少し俯瞰で考える時間が大切だなと感じた今日この頃でした。なんだかんだビットコイン価格が上がるの嬉しいですし、すぐに暗号資産の春がやってきたという議論になりますが、本気でweb3業界で生き残っていき、歴史に貢献するにはもう少し長い時間軸が大切です。僕も頑張ります。
以上、今週もありがとうございました!また明日からも引き続きよろしくお願いします!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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