【Blast】Blurファウンダーが考案した自動利回りを提供するEthereum L2ソリューション / ETHに4%、ステーブルコインに5%の利率を提供
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おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Blast」についてリサーチしました。(少し更新が遅くなりました)
«目次»
1、概要|Blast とは?
- 機能
2、変遷|解決する課題と設立背景は?
- 減価償却による資産減少
- ガス代が高い
- Blast誕生
3、展望|2024年2月にメインネット公開予定、エアドロキャンペーン実施中!
- エアドロップ情報
- Blurとも連携
4、考察|Blast発表の裏に見える、Blurが狙う次の経営戦略は?
概要|Blast とは?
「Blast」は、ETH・ステーブルコインに自動利回りを提供するEthereum L2ソリューションです。世界最大のNFTマーケットプレイスBlurのファウンダーが考案し、VCのParadigmとStandardCryptoが支援して立ち上がりました。
◼️特徴
最大の特徴はBlast上にロックした資産が自動で成長していくことです。ETHステーキングとRWAプロトコルにより提供される利回りを活用し、その利益は自動的にBlastユーザーに還元されます。利率が0%の従来のL2とは異なり、BlastではETHに4%、ステーブルコインに5%の高利率を実現しています。
BlastはETHとステーブルコインがL2上で自動的にリベースされるよう設計されています。イメージとしてはリキッドステーキングに近いかもしれません。リベースされたETHやステーブルコインはそのままBlast上で利用できますが、元の資産を運用して収益を獲得し、還元されます。
ETHやLidoを通してステーキングされ、ステーブルコインはMakerDAOによるオンチェーン米国債(T-Bill)プロトコルから提供されます。
尚、ステーブルコインをBlastへブリッジすると「USDB(自動リベース機能付きのステーブルコイン)」へ変換されます。また、USDBはEthereumへ戻す際にUSDCと交換することができます。
また、開発者はBlast上にDappsを構築することで新しい収益源を獲得することができます。上述したようなロックされた資産の利回りを開発者とユーザーで分配することもできますし、発生するガス代の収益を得ることもできます。BlastはEVM互換のため、Solidityで構築されたDAppsをそのままデプロイできます。
変遷|解決する課題と設立背景は?
Blastの設立に関わる理由は大きく2つです。
既存Dappsにロックされている資産は減価償却により緩やかに減少している
NFTマーケットプレイスBlurでのガス代が非常に高い
1つずつ解説します。
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