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バブルのサイクルの加速を感じる
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バブルのサイクルの加速を感じる

今週もご覧いただきありがとうございました!
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おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。

土曜日は1週間の振り返りとそこから感じたことを音声付きで配信するまとめ記事となっています。1週間で多くの記事を配信していますので土日にぜひ振り返ってご覧いただけると嬉しいです!

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今週のリサーチ記事

«ニュース解説»

ピックアップニュース5選

今週のニュース解説の中から特に面白いなと思ったニュースを5つに絞り紹介します。

「マージ」と「シャンハイ」以降、イーサリアムはより中央集権的になった

  • JPモルガンは10月5日の調査報告で、「Merge」と「シャンハイ」アップグレード以来、イーサリアムのステーキングが増加しており、ネットワークがより中央集権的になって、全体的なステーキングの利回りが低下したため、イーサリアムに損失をもたらしたと述べた

  • 「暗号資産コミュニティの多くは、中央集権的な取引所に関連する中央集権的なリキッド・ステーキング・プラットフォームと比較して、分散型のリキッド・ステーキング・プラットフォームであるリド(Lido)がより良い代替手段であると見ていた」

  • それでも「集中した多数の流動性プロバイダーやノードオペレーターが単一障害点として機能したり、攻撃の標的になったり、コミュニティの利益を犠牲にして自分たちの利益を促進する寡占を形成したりする可能性がある」ため、どのような団体やプロトコルによる集中化もイーサリアムにリスクを生じさせると報告書は付け加えた

Yuga Labsが人員削減、リストラでメタバースに注力

  • NFTコレクションBYACやメタバースゲームOthersideで知られる米Yuga Labsは6日、企業リストラとして従業員解雇を発表した

  • 「最近の市場動向などを踏まえて熟慮の結果、Yuga Labsのチームを再編成する必要があると判断した。会社全体で多くの役割を廃止し何人かに影響を与えることになる」と述べた

  • 今後の展望について「Yugaはメタバースゲーム『Otherside』戦略に全力投球しており、現在進行中の同社のデジタルコンテンツはすべてメタバース・プラットフォームと連動することになる」とした

NounsDAOが再びフォーク

https://nouns.wtf/fork/1
  • NounsDAOの2度目フォークが実行され、69体が参加した

  • 初回フォーク問題を解決する新しい提案が実施される前に新しくフォークが実行されてしまった

JPモルガンのブロックチェーンベースの担保決済アプリケーションが稼働開始

  • JPモルガンのトークン化担保ネットワーク(TCN)が稼働した

  • TCN は、JPモルガンの顧客がトークン化された資産を担保として利用できるようにするブロックチェーンベースのアプリケーション

  • TCNは当初マネーマーケットファンドに重点を置いているが、株式や債券など他の資産を担保としてサポートを追加することを検討していると伝えられている

ステーブルコインUSDRが1ドルからディペッグ 不動産担保清算などでパニック売り誘発

  • ステーブルコインReal USD(USDR)は11日、米ドル価値とのディペッグ(1ドルからの低下)を起こして一時0.51ドル近くまで下落

  • USDRを提供するTangibleDAOはユーザーへの償還計画を発表

  • USDRは、ポリゴン上で構築され、トークン化された不動産によって裏付けられるステーブルコインだが、準備資産の最大50%をDAIで保持していたが、短期間のうちに、USDR準備金のうちのステーブルコインDAIがすべて償還されたことで、USDR時価総額の下落が加速したとされる

バブルのサイクルの加速を感じる

最後に、1週間の中で感じたことを書きます。

昨日の記事でRWAトークン化の悲観的な未来について言及しましたが、RWAトークン化のバブルがもう弾け始めている気もします。具体的な出来事は上のニュースで紹介したUSDRのディペッグです。

RWAトークン化はポケカNFTが流行してきたり、フィジタル系も生まれてきたり、僕も参入しているカーボンクレジットが盛り上がってきたり、まだまだ盛り上がりを見せていることは間違いありませんし、これは一過性ではなく社会実装されていくと考えています。

しかし、RWAトークン化であれば何でも良かった時代が過ぎようとしています。もちろんまだこれからもう少しバブル的な盛り上がりを見せて落下するプロジェクトも多数あると思いますが、すでにバブルのサイクルは回ろうとしています。

Gartner、「日本における未来志向型インフラ・テクノロジのハイプ・サイクル:2023年」を発表
https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20230817

非常に感覚的な話で申し訳ないのですが、業界が社会実装していくにあたり、僕はバブルの膨らみと弾けを繰り返すと考えています。そして、そのサイクルは徐々に加速し、膨らみも小さくなっていきます。

これは業界としてバブルの痛みによって学習し、新しい概念だけど過去のバブルを参考に作っているので、徐々に進化しているからです。要は、課題解決の連続で業界が進化し、社会実装されていくけど、課題解決の度に少しバブルが起きては弾けるを繰り返していくということです。

NFTすごい!→何でも作成できて価値の裏付けないな→RWAすごい!になるみたいな。でも、今は若干ですがリアル資産を裏付けることが価値だと感じられていますが、リアル資産でも価値がないものだって無数に存在します。

例えば、今はやりのポケカですが、リアルな資産でも価格が大きく乱高下します。”みんなのポケカ市場”というサイトを見ると1週間で15~25%暴落しているカードが多数見られます。

なので、リアルな資産が裏付けられているから価格が安定することは間違いです。むしろ、リアルな資産は売買に時間がかかり流動性が低かったので価格変動が起きづらかった部分もあると思います。完全に流動性が追加されると価格暴落等の乱高下が生まれることになるかもしれません。

何が言いたいのかというと、少し先には「RWAトークン化の本当の価値は何だっけ?」という議論が生まれるはずで、バブルが少し弾けます。ただ、それは間違っているとは思わなくて、それを経て業界が学習し進んでいくのだろうなと考えています。

引き続きリサーチを続けつつ、自身のプロジェクトも頑張っていきます。

今週もありがとうございました。
来週も引き続き宜しくお願い致します!

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免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。


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