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【Blackbird】web3を活用した飲食店向けロイヤリティプログラムを提供 / 会員証NFTと独自トークンによる飲食業界の共通基盤を構築!

a16zが主導しシリーズAで$24Mを調達する期待のスタートアップです。

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mitsui
Oct 11, 2023
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おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。

今日は「Blackbird」についてリサーチしました。

«目次»
1、Blackbird とは?
- 独自トークン「$FRY」
2、考察①:a16zが主導しシリーズAで$24Mドルを調達!資金調達の理由とBlackbirdの可能性は?
3、考察②:LTVを重視する時代のトレンドとweb3はマッチする!?

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Blackbird とは?

「Blackbird」はweb3を活用した飲食店向けのロイヤリティプログラムの構築プラットフォームです。

飲食店がそれぞれメンバーシップとなるNFTを発行し、顧客は「Blackbird」上で対応店舗を選択し、店舗のメンバーシップNFTを取得します。

https://www.blackbird.xyz/wtb
https://widget.blackbird.xyz/membership_tier/d0449a22-c4b0-4acb-9687-d441b2057cd8

このメンバーシップNFTには訪問情報などが記録されていき、会員ランクが徐々に変化していきます。そして、そのランクに応じて、特別メニューの提供、限定イベントへの招待、限定グッズ、ダイレクトSMSコンシェルジュまで、様々な特典にアクセスすることが可能になります。

以下のように、右下にVISITS(訪問回数)が刻まれ、右上にランクが刻まれるダイナミックNFTとなっています。

Substack

ちなみに飲食店側の訪問回数の記録はNFCタグを利用し、顧客は店舗に行く度に現地でこのカードにスマホでタップするだけで自動でデータが記録され、メンバーシップが更新されます。

Substack

その他の機能として、以下が存在します。

①有料メンバーシップNFTの販売による資金調達

ニューヨークの店舗を立ち上げた際に3種類のメンバーシップNFTを事前に販売することにより資金調達を行い、店舗を作りました。いわゆるクラウドファンディングに近い使い方で、顧客は購入後にもお店と継続的な関係を持ち続けることになります。

Substack
Substack

②パワーアップ(サプライズ特典)

マリオにおけるキノコのように、飲食店におけるゲーミフィケーション体験を提供します。顧客のメンバーシップNFTに応じて、無料のカクテル、メニュー外のサプライズ、またはその他のおもてなしが提供されます。会員カードの右上隅に稲妻が表示されている場合は、次回の訪問時にパワーアップが待っていることを意味します。会員カードをタップすると、それが何であるかを確認できます。

Substack

■独自トークン「$FRY」

Blackbirdは独自トークンである「$FRY」を発行しています。

Substack

このトークンは航空業界における”マイル”のようなもので、飲食店と顧客を繋げるエコシステムを構築します。

顧客は飲食店の訪問時に行うNFCカードへのタップで訪問回数を計測すると同時に、「$FRY」トークンが自動で付与されます。この「$FRY」を保有することで、飲食店での決済に利用できたり、限定特典にアクセスできるなどの特典があります。

この「$FRY」トークン配布のユニークな点は、NFCタップで顧客に配布されると同時に、飲食店側にも配布されることです。顧客と同じだけの「$FRY」トークンが配布されることで、飲食店と顧客が共通のエコシステムに参画することになります。

飲食店側は「$FRY」トークンをBlackbirdのプラットフォーム手数料の支払いに利用したり、顧客向けのマーケティングに利用することができます。

また、顧客は自身の個人情報を提供することにより、1度の訪問で3倍ほどの「$FRY」トークンを獲得することができるようになり、飲食店がパーソナルな体験を提供するために役立つ情報を提供するインセンティブとなり得ます。

Flypaper_May2023

最初の3年間のトークン発行量は500,000,000トークンであり、約半数が飲食店と顧客に配布されます。3年以降は長期的な分散型のガバナンスに向けてトケノミクスを改めて設定し直すことが宣言されています。

Flypaper_May2023

尚、これらのweb3要素のNFTやトークンはイーサリアムのL2チェーンである「Base」上に構築されています。


考察①:a16zが主導しシリーズAで$24Mドルを調達!資金調達の理由とBlackbirdの可能性は?

2023年10月4日、Blackbirdを運営するBlackbird Labsが資金調達を発表しました。このラウンドには、a16zを始めとし、Amex VenturesやBolt by QEDが新たに参加し、既存投資家であるUnion Square Ventures、Shine、Variant、大手レストラングループのQuality Branded、Rustic Canyon Family、Souvla、Brooks Reitzも参加したとのことです。

では、a16zの発表されている投資理由からBlackbirdの強さを探ります。

https://a16zcrypto.com/posts/announcement/investing-in-blackbird/

大きく2つが存在します。

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