おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
毎週土曜日は1週間の振り返り記事です。まだ読んでいない記事があればぜひ土日のお時間ある際にご覧ください!
今週のリサーチ記事
«ニュース解説»
どれも面白い内容ですのでぜひご覧ください!
個人的に気になったニュース3選
Jito Labs、MEV 攻撃の増加を受けて mempool 機能を廃止
Jito LabsはSolana ユーザーに対する数週間にわたる「サンドイッチ攻撃」の激化を受けて、Jito Block Engine を通じて提供されている mempool を廃止
サンドイッチ攻撃または MEV (最大抽出可能価値) 攻撃では、特定の種類の保留中のトランザクションを検出する高度なボットが、その知識を利用して独自の取引を設計し、小売トレーダーを犠牲にして利益を得ることができる
Solana には独自のメモリプールがないが、Jito Labs による Jito Block Engine の導入により、独自の Solana メンプールが導入され、Jito の利用規約に反していましたが、そのような攻撃が可能になっていた
DeFi向けL1チェーン「Injective」、独自EVM「Injective EVM」開発
Cosmos SDKをベースに構築されたDeFi向けL1ブロックチェーン「インジェクティブ(Injective)」が、独自開発のEVM「inEVM(Injective EVM)」のリリースを3月8日に発表した
「インジェクティブ」は、様々なブロックチェーンの仮想マシンと互換性のある独自の仮想マシンを一つのブロックチェーンに実装する開発を進めている
「インジェクティブ」では複数の仮想マシンを維持することで、コスモス(Cosmos)やソラナ(Solana)、イーサリアムのエコシステムを横断した開発が可能となる
MetaMaskの完全なオンチェーン決済カード、マスターカード提携で発行か
MetaMaskはマスターカードと提携し、完全なオンチェーン決済カードをローンチする予定
このカードはMetaMaskの決済パートナー企業Baanxによって発行されるもので、マスターカードのネットワークで利用できる
MetaMaskとMastercardの決済カードは「史上初の真に分散化されたウェブ3決済ソリューション」であり、「ユーザーはカードが使える場所ならどこでも、日常の買い物で保有する仮想通貨を使う」ことができるという
ご当地NFT良さそう
最後は最近考えている内容を言語化してみます。
昨日ポストもしましたが、ご当地NFT良さそうだと思ってます。ご当地NFTとはオフラインの土地や店舗に根差したNFTです。そこでしか買えないので実際に現地に赴く必要があります。
今でもありますよね、ご当地お菓子やグッズ。その土地に旅行で行った際のお土産として購入されており、マニアがその土地に足を運ぶ理由になるし、時には二次流通が高騰するほど人気になります。
どのようにNFTを販売しても良いのですが、例えばNFCタグを埋め込んだカードを販売して、そのカードからは1体しかNFTをミントできないという仕様にします。カードであればお土産屋さんに並べることができますし、レジで法定通貨決済ができます。その後に各自カードを読み取って自身のウォレットにNFTをミントします。
こうすれば、現地でしか買えませんが、NFTミント後はグローバルの二次流通に流すことができます。ミントの供給源を制限することが希少性を高めて価格を上昇させることに繋がる可能性もありますし、供給源をリアルな土地に絡めるとその土地の集客に繋がります。「ベリロンHOKKAIDO」が高騰し、それを買うために北海道を訪れる人が増える、みたいな循環が起こります。
あとは投機目的じゃなくてもユーザーはお土産として購入するので、その後価格がどうなってもあまり気になりません。その土地に行った証明をデジタルで証明でき、記念としてNFTを保管します。
NFT発行側のメリットとしては、シンプルに単価が上がります。お土産であれば体験価値、ここを逃すと買えない体験として、いつでも買えるNFTより多くの金額を出しても後悔しません。また、記念品として購入してくれるので、投機目的の人が集まるのではなく、純粋にそのNFTを好きな人が集まります。
地方自治達や店舗などのNFTを取り扱う側としても、特にオペレーションが増えずに売り上げ増加につながり、集客に繋がるとなれば、断る理由はありません。
NFTを活用してIPを作ろうとするプロジェクトの一手として、お土産NFTは非常に有りな選択肢だと思います。自分でもやってみたいですね。何かNFTのIPを作ってみようかな。すぐに出てくる気もしますが、色々自分でも検討してみます。
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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