【Plutus】カード決済で最低3%のキャッシュバックを提供するネオバンク / 2015年から取り組み持続可能なロイヤリティプログラムを目指す / @plutus
持続可能なロイヤリティプログラムを目指すネオバンク
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Plutus」についてリサーチしました。
Plutusとは?
変遷と展望
持続可能なロイヤリティプログラムを目指すネオバンク
TL;DR
Plutusは、サブスク加入でVisaデビットカード決済に最低3%のキャッシュバックを提供し、法定通貨+暗号資産管理を統合したネオバンクアプリ。
非カストディ二重口座・内部DEX・Perks(提携50+)・サービス交換(PLU/PLUSを実用価値に償還)を備え、報酬は2024年以降+PLUSで付与。
PLU保有量に応じて報酬率/Perks枠が上がり、長期保有でCRYも得られる一方、持続可能性のためデュアルトークン+手数料循環(FUEL等)へ改革してきた。
Plutusとは?
「Plutus」は、Plutusカードを通して支払われたあらゆる支払いに最低3%のキャッシュバックリワードを提供するネオバンクです。法定通貨と暗号資産の保有、カード決済、ロイヤリティ還元の機能を持ち、日常生活で利用できるアプリケーションを目指しています。
主な提供機能は以下の通りです。
◼️Visaデビットカード(物理・バーチャル)
ユーザーはプラスチック製のVisaデビットカードを発行でき、オンライン・オフライン問わずVisa加盟店で利用できます。またバーチャルカードも発行可能で、Apple PayやGoogle Payに対応してスマートフォンで非接触決済ができます。
◼️ノンカストディアルの二重口座
Plutusアプリ内では法定通貨口座(英国内ならGBP口座、欧州ならユーロ口座)と暗号資産ウォレットの両方を管理できます。法定通貨口座はModulr社の決済インフラを介して安全に保全され、預金はBank of Englandなどの信託口座に100%保管されています。
暗号資産ウォレットはセルフカストディアルであり、初期設定ではアプリ内にウォレットが生成されますが、ユーザーはこれを外部のMetamask等に接続させ、「Connected Wallet」として連携することも可能です。
◼️キャッシュバック報酬
Plutus最大の特徴が、この暗号資産によるキャッシュバックです。ユーザーはカード決済額に応じて3%から最大9%の報酬を受け取れます。この還元は現金ではなくPlutus独自のロイヤリティトークンで付与されます。
2024年以降、報酬は直接PLUトークンではなく「+PLUSポイント」と呼ばれるアプリ内ポイントで還元されます。
各トークンの使い道や位置付けは後ほど解説します。
◼️Perks特典
暗号キャッシュバックに加えて、提携ブランドでのキャッシュバック特典も提供しています。ユーザーは月ごとに複数のPerkを選択でき、対象店舗でカード決済すると利用額の100%を上限£/€10まで還元してもらえます。
2026年現在、Perk提携先は50ブランド以上にのぼり、その中にはNetflix・Amazon Prime・Disney+・Spotifyなどのサブスクリプション、UberやBoltなどの交通サービス等、多岐にわたる人気企業が含まれます。
例えば「Netflix」のPerkを選択した場合、PlutusカードでNetflix月額料金(約£10)を支払えば、後日その£10が報酬として返ってきます。
◼️サブスクリプションプラン
Plutusは3つの月額プラン(Starter, Everyday, Premium)を提供しており、各プランに応じて毎月リワード対象となる利用上限額と無料Perk特典数が異なります。
サブスクリプションプランに加入しないと報酬は得られない設計になっており、キャッシュバックの獲得には何らかのプランに加入する必要があります。
ただし得られるリワードは月額料金以上になるよう設計されており、例えばEverydayプラン(約£10)でも月£500利用すれば3%還元=£15相当の報酬+Perk特典(最大£10)で十分元が取れる計算です。
◼️ロイヤリティ&複利リワード
Plutusは単なる決済アプリではなく、ユーザーのロイヤリティ活動を促進・管理する機能を充実させています。
その中心が報酬レベル(Reward Levels)と複利リワード(Compounding Rewards Yield: CRY)です。
報酬レベルはユーザーが保有するPLU量に応じてNoob(初心者)からHoney Badger(最上位)まで10段階に区分され、それぞれに追加のキャッシュバック率とPerk枠が設定されています。
報酬レベルはアプリ内のダッシュボードに表示され、次のレベルに必要なPLU数も明示されます。ユーザーは報酬として得たPLUを再度スタック(保持)することでより上位のレベルに上がり、結果的に報酬を再投資して将来の報酬率を上げるインセンティブが働くようになっています。
Compounding Rewards Yield (CRY)は、ユーザーが長期的にPLUを保持し続けた場合に得られるボーナス報酬です。具体的には、報酬レベルに応じた年率で毎月PLUS報酬が追加付与されます。
たとえばVeteran(3000 PLU, 5%報酬レベル)のユーザーが1年間PLUを動かさず保持すると、その間に年率5%相当のPLUSポイントがもらえます。このCRY%は報酬レベルの%と一致しており、レベルを上げるほどCRY利率も上がります。
◼️内部DEX
暗号資産と法定通貨を即座に交換するためのPlutusSwapと呼ばれるDEX機能が内蔵されています。
ユーザーの法定通貨は預金型ステーブルコインに変換され、それをETH等の主要暗号資産また独自トークンのPLUなどと交換できます。今後、プール提供者へのインセンティブ(Pool & Earn機能)の導入により、ユーザーコミュニティ自らがDEXの流動性を支えるエコシステムを構築する予定です。
◼️サービス交換機能
PLU/PLUSを使ってリアルサービスに交換できる機能です。
これは単に報酬としてもらったトークンを外で使えるようにするだけでなく、トークンに「最低〇〇円の価値」を持たせる施策でもあります。
たとえばPlutus Miles、Plutus Travel、Plutus Giftsなどが存在し、「PLU1枚=£10分の何か」と交換できると明示されています。
もし市場価格がそれ以下であれば、ユーザーはマイル交換を選ぶでしょうし、逆にPLU価格が£15なら市場で売ります。このようにどちらに転んでもユーザーにとって損のない選択肢が提供されることで、PLU保持への安心感が生まれます。
◼️まとめ
基本的にはサブスクリプションに登録することで、専用カード決済で最低3%のキャッシュバックの得られるアプリケーションです。
キャッシュバックはアプリ内トークンPLUSで獲得でき、独自トークンPLUへの変換や商品への交換、市場での売却などを選択できます。
PLUを保有し続けることで報酬レベルが上がり、キャッシュバックの割合が増加したり、Perks特典量も増えます。また、継続して保有することでPLUの追加リワードも獲得できる仕組みも存在します。
そして、獲得したPLUの市場価格が暴落しないように1PLU=£10分の何か」と交換できる設計で担保しています。
このように、ロイヤリティの仕組みをデュアルトークンモデルで実現しているのがPlutusです。
変遷と展望
Plutusは2015年にイギリスでDanial Daychopan氏とJasper Tay氏によって創業され、かなりの歴史が存在します。
上記で説明したようなデュアルトークンモデルや1PLU=£10の価値担保型など、現在の形になるまでの変遷を説明していきます。
◼️2015年:創業
当時はビットコインなど暗号資産を日常生活で使うことが難しく、「どこでも暗号資産で支払いができるデビットカード」という発想からスタートしました。
Daychopan氏は2013年に英国初のビットコイン取引所を立ち上げた経験があり、暗号資産を投機用途だけでなく現実の買い物に使えるようにすることを目指しました。
最初期の構想では、ユーザーが自分の暗号資産を自分で保管(セルフカストディ)したまま、Visa加盟店で決済できる仕組みを作る計画でした。
Daychopan氏はビジョンをビットコインのコミュニティにブログで共有し大きな関心を集め、2015年末にはホワイトペーパーを公開するとともに資金調達に成功しました。
◼️2016年:Pluton (PLU)トークンの発行と最初のプロダクト
2016年、Plutusは独自のロイヤリティトークン「Pluton (PLU)」をEthereum上で発行しました。
PLUは世界初の暗号資産ロイヤリティリワードトークンとも言われ、Ethereumブロックチェーン誕生直後の黎明期にホワイトペーパーが発表されています。
発行上限は当初2,000万枚で、この多くがユーザーへのキャッシュバック報酬に充てる「リワードプール」として確保されました。同年にはクラウドセール(トークン販売)も行われ、創業から約1年で初期資金を獲得しています。
当初のサービス構想は、ユーザーがビットコイン(後にEthereumも対応)をPlutusDEXと呼ばれる非中央集権型の仕組みで法定通貨に交換し、その残高を使ってVisaデビットカードで支払うというものでした。
2015年末~2016年初頭にかけてEthereum創業メンバーとも交流があり、Plutusは当初ビットコインに集中していた方針をEthereumへとピボットしました。
これによりERC20トークン技術を採用し、ロイヤリティポイントをトークン化するという先進的モデルをいち早く実現しています。
プラットフォームの中核としてセルフカストディアル型の暗号資産ウォレットとDEXの仕組みが構築され、中央集権取引所を介さずにユーザー同士で暗号資産と法定通貨を交換できる点が特徴でした。
2016年時点でβ版の提供が開始され、限定的ながらコミュニティ向けにサービス検証が行われました。Plutusはこの時期、暗号資産決済の概念実証としてBitcoin Magazineなどに紹介されるなど注目を集めました。
◼️2017~2018年:プロダクト開発とパートナー模索
2017年から2018年にかけて、Plutusはカード発行と資金移動のための提携先を模索し、サービス実現に向けた開発を進めました。
ヨーロッパ市場ではプリペイドカード発行会社や電子マネー機関との連携が必要であり、Plutusはロンドンとリトアニアに拠点を置きつつ規制対応も図りました。
2018年前後にはカード発行パートナーを通じて試験的にユーザーへ物理カードを提供し始め、初期ユーザーのフィードバックを得ています。
当時は他にも暗号資産対応のカード(例: WirexやCrypto.comなど)が出始めた頃ですが、Plutusは資産を自分で保管できる非中央集権型の仕組みが差別化ポイントでした。
◼️2019年:リワードモデルの拡張
2019年、Plutusはリワード制度のアップデートを実施しました。
2015年版ホワイトペーパーで提案されていたモデルでは、PLUによるキャッシュバック率は上限3%に固定され、ユーザー数増加に応じて段階的に率が下がる設計でした。
しかし、暗号業界の成長や競合サービスとの差別化のため、Plutusはより魅力的な報酬プランを導入します。具体的には、一定量のPLU保有や有料プラン加入によってキャッシュバック率を最大3%から段階的に引き上げ、また「Perks」と呼ばれる追加特典を提供し始めました。
2019年時点でのアップデートにより、ユーザーは比較的少額のPLUを保有するだけで高リワードを得られるようになり、この戦略はユーザー数と取引量の増加に貢献しました。しかしこの設計は、Plutusが数百万ユーザー規模に拡大した場合に報酬プールが枯渇しかねないという課題も生み出しました。
実際、予測上は2026年までに持続性が危ぶまれる状態だったため、Plutusは後述する自律的なトークン循環モデルの研究開発に着手していきます。
◼️2020〜2021年:サービスの成長と市場展開
2020年から2021年にかけて、Plutusのユーザーベースは徐々に拡大し、欧州全域でサービス提供が本格化しました。また、この頃からマーケティング活動も活発化し、「Bank on Crypto」というスローガンで、Plutusカードが仮想通貨でリアルな買い物をするとキャッシュバックが貯まる革新的サービスであることをアピールしました。
さらに、暗号資産市場の盛り上がりとともにPLUトークン自体も主要取引所に上場され始めました。2021年9月にはCoinbaseでPLUの取扱いが開始され、HuobiやKuCoin、Bitfinexといった国際的取引所にも次々と上場しました。
◼️2022年:Rewards 2.0への刷新と記録的成長
「Rewards & Accounts 2.0」と銘打った大規模アップグレードが実施され、ユーザーへの還元率・特典が大幅に強化されました。
具体的には、新たに3種類のサブスクリプションプラン(Starter/Everyday/Premium)と4段階のステーキングレベルが導入され、誰でも3%の暗号キャッシュバックを受けられる一方、一定量のPLUを保有することで最大8%のキャッシュバック率まで引き上げ可能になりました。
またPerksの選択肢が一気に20種類以上に増加し、NetflixやSpotify、Amazonプライム、Uber、Disney+、大手スーパー(Tesco、Aldi)等の人気ブランドのサブスクリプションや買い物で最大100%(月あたり£/€10まで)のリワード還元が受けられるようになりました。
この報酬プログラム刷新はユーザーに大好評で、発表後わずか6日で新規カード申込が殺到して在庫が尽きる事態となり、ウェイトリストによる対応が行われるほどでした。
◼️2023年:基盤強化と米国展開の準備
2023年は、前年に急成長したサービスを持続可能にするための基盤強化と調整の年となりました。
まず、カード発行基盤の変更が行われています。従来のカード提供パートナーから、英国の規制下で信頼性の高い決済プラットフォームであるModulr社との提携に移行し、新しいカードプログラムを開始しました。これによりバーチャルカード発行やApple Pay / Google Pay対応、より高い入出金限度額、カードと口座残高の即時統合など、ユーザー体験が大幅に向上しました。
また2023年春には、一時的にPlutusDEXの提供を停止し、システム刷新に取り組んでいます。英国ユーザー向けのDEX再開については、2022年5月に申請したFCA(金融行為監督機構)の暗号資産事業登録が承認されるまで見送る対応が取られました。
報酬制度に関しては、2022年に予告していた「Difficulty Adjustment (DA)」という新ルールを2023年7月に試験導入しました。DAはビットコインのマイニング難易度調整になぞらえ、報酬条件を段階的に厳格化することでPLUのインフレ抑制と持続性向上を狙った機能でした。
具体的には既存ユーザー(初期導入者)には従来条件を「grandfather(据え置き)」しつつ、新規ユーザーにはより多くのPLU保有を求めるよう調整しました。
しかしこの措置により一部ユーザーは外部ウォレットへPLUを移して報酬だけ享受する行動に走り、コミュニティからも不満の声が上がりました。
Plutusチームはユーザー意見を踏まえ、2023年後半にDAを撤回し、代わりに抜本的なトークン経済改革を行うことを約束しました。こうして数ヶ月に及ぶ計画立案を経て公開されたのが「Plutus 2024年ホワイトペーパー」です。
このホワイトペーパーは2024年7月末にコミュニティ投票にかけられ、63%の賛成多数で承認されました。内容については後述しますが、「100%自己持続可能なリワードシステムへの転換」がテーマであり、Plutus創業以来の大改革となるものでした。
◼️2024年:自己持続型エコシステムへの転換
コミュニティ承認を得た2024年ホワイトペーパープに沿って、複数のコア機能アップデートが実現しました。
大きな変更点として、PLUとPLUSポイントのデュアルトークン経済への移行、報酬水準の再設定、FUELと呼ばれる循環型手数料モデルの導入、各種ユーティリティ(サービス交換)の展開などが挙げられます。
まず2024年8月1日には第一弾として新しいリワードレベル要件が適用され、PLUスタッキング量に応じた報酬率・特典が調整されました。また2024年10~12月にかけて、Plutusアプリ内で使える4種類のユーティリティ(航空マイル、ギフトカード、旅行、キャッシュバックNFT)が次々とリリースされ、ユーザーはアプリ内で直接PLUを消費して割引や特典を得られるようになりました。
これらのユーティリティは外部パートナーと提携しており、例えばギフトカードではPlutus社が企業向け割引価格で仕入れたバウチャーを提供し、ユーザーはPLUを使って人気ブランドのギフトカードを購入(約10%相当の割引価値)できます。
旅行予約では旅行代理店として提携し、ホテル・航空券の予約額に対して最大25%のコミッションを受け取り、その大半をユーザーキャッシュバックとして還元しています。
さらにPLUを使ったキャッシュバックNFTでは、提携ブランドのオンラインストアで利用できるキャッシュバックリンク付きのNFTを抽選で取得でき、Plutusはその過程で最大25%のアフィリエイト収入を得つつ一部をユーザー還元するモデルです。
これらは「PLU1枚につき最低£10以上の実用的価値」がユーザーに提供されるよう設計されており、PLUの価値に安定的なアンカーを持たせる効果があります。
これらの変更を経て、2024年末時点で、Plutusはユーザー数約12.5万~15万、累計£5,000万相当の報酬配布、年間£500万規模の報酬発行という実績を抱えつつ、これをユーザー自身のエンゲージメントと手数料循環でまかなう新モデルへの移行を行っています。
◼️2025年:デュアルトークン体制の確立
2025年は、2024年に計画されたデュアルトークン体制が本格稼働し始めました。
具体的には「報酬はPLUSポイントで付与、PLUはロイヤルティステータス用」という二層構造が整備されたました。
また技術面では、2025年5月13日にPLUSポイント(正式名称「PLUS More」)のオンチェーン化が発表されました。PlutusはBase上にPLUSトークンをデプロイし、報酬ポイントをオンチェーンでやり取りできる仕組みを稼働させています。
FUELと呼ばれるオンチェーン手数料メカニズムもこのタイミングで実装されました。これはBase上のトランザクションに組み込まれたネットワーク料(ガス)のようなもので、トークン発行ではなく手数料のリサイクルで報酬を賄うモデルです。
ユーザーがPLUSを送金したり、PlutusSwapでスワップしたりする際、自動的に取引額の1〜5%が手数料として差し引かれます。この手数料はプールに戻され、将来の報酬支払いに充当されます。
さらに、2025年前半にはReward-as-a-Service (RaaS)の構想も発表され、他企業がPlutusのPLUSネットワークに接続して自社独自のロイヤルティプログラムを発行できるようにする計画も示されました。これが実現すれば、Plutusエコシステム外部からのPLU/PLUS需要が生まれ、エコシステム拡大と収益源の多様化につながると期待されています。
持続可能なロイヤリティプログラムを目指すネオバンク
最後は総括と考察です。
最近、クリプトカード市場が盛り上がってきており、その中でカード決済に対するキャッシュバックもトレンドになりつつあります。Plutusは2015年からこの領域に取り組んでいるので、リーディングカンパニーの1つだと言えます。
少し長くなりましたが、創業からの変遷を書いたのは、カードとキャッシュバックを備えたネオバンクアプリが当たる壁に対してすでに対処してきた軌跡を説明するためです。
カード決済の規制面もですが、何よりも持続可能なキャッシュバックを備えたロイヤリティプログラムの設計です。
現状、多くのクリプトカードプロジェクトは独自トークンによるキャッシュバックを謳っています。ここでの問題は2つです。
1つ目は原資問題です。アロケーションに含まれるリワード分を排出した後にどうやってキャッシュバックをし続けるのかという問題が残っています。
そして2つ目はトークン価格の安定化です。例え5%のキャッシュバックされたとしても、そのトークンの価格が10分の1になってしまえば、実質的には0.5%のキャッシュバックと同義です。また、利用者は増えて還元額が増えるほどに市場流通量が増えてトークンが希釈化していきます。
何もしなければ、ユーザー数が増えて還元額が増えるほどにトークン価格が下落していくことになります。そして、トークン価格が下落すると配布しなければいけないトークン量が増えるので早めにアロケーション分を排出してしまいます。
そして、途中で還元率を減らすことをすると競合にシェアを奪われる危険性があります。
この問題に対してPlutusは持続可能なエコシステムを構築するために幾つかの解決策を打ち出しています。まずは価格の安定化を図るために一定金額での商品との交換を設けました。そして、商品交換時には連携パートナーからのアフィリエイト報酬を貰うことで自社で原資を負担しなくても済むような設計を構築しました。
また、内部のスワップ手数料や送金手数料などを回収し、その資金でバイバックするといった取り組みも行ったり、トークンを多く長く保有するほどにキャッシュバック率が上がるといった取り組みも行っています。
これらの改革をしたのが昨年からなので、今後の発展がどうなるのかはわかりませんが、どうなっていくのかを楽しみに追いかけていきたいと思います!
以上、「Plutus」のリサーチでした!
参考リンク:HP / X
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Author:mitsui @web3リサーチャー
「web3 Research」を運営し、web3リサーチャーとして活動。
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