【9/5(金)のweb3ニュース10選】Uniswapコミュニティがワイオミング州の法人を投票で決定 / Solana財務DeFi Developmentの保有量が200万SOLを超える / ストライプとパラダイムが決済に特化したブロックチェーン「Tempo」を発表 etc..
10の主要ニュースを解説。
こんにちは.
web3リサーチャーのmitsuiです。
平日18時は主要ニュース10個ピックアップして解説します。
🗳️Uniswapコミュニティがワイオミング州の法人を投票で決定、オフチェーン運用をサポート
Uniswapコミュニティは、ワイオミング州に新しい法人を設立する提案に投票
「DUNI」と名付けられたこの組織は、Uniswapの分散型ガバナンスを維持しながら、オフチェーン操作をサポートするように設計されている
🐇Bunni、840万ドルのフラッシュローン不正利用の原因はスマートコントラクトの丸め誤差にあると指摘
Bunniは火曜日、 840万ドルの損失をもたらした不正行為に関する事後レポートを公開
報告によると、このエクスプロイトは2つのプール、UnichainのweETH/ETHペアとEthereumメインネットのUSDC/USDTペアに影響を与えた
Bunni は、出金時にアイドル残高を更新するためのスマート コントラクトの丸め方向に関する問題が、このエクスプロイトの根本原因であると特定
🐶REX-Ospreyは来週、初のドージコインETFを市場に投入する予定だとアナリストが語る
REX-Osprey DOGE ETF(ティッカー:DOJE)は、投資家にミームコインのパフォーマンスへのエクスポージャーを提供する最初のETFとなる
6月、1940年投資会社法の法的回避策により、REX Osprey SOL Staking ETFの取引が開始
🟩Solana財務DeFi Developmentの保有量が200万SOLを超える
ナスダック上場のSolana Treasury DeFi Development Corp.は木曜日、1トークンあたり平均価格202.76ドルで196,141SOLを取得したと発表
これにより同社の保有総数は2,027,817SOLとなり、現在の価格で約4億900万ドル相当となる
同社はリリースの中で、新たに取得したSOLは長期保有され、DeFi Development独自のSolanaバリデーターを含むさまざまなバリデーターにステーキングされ、ネイティブイールドを生み出す予定だと述べた
🟧資産人気の高まりを受け、上場企業が保有するビットコインが100万BTCを突破
BitcoinTreasuriesのデータによると、上場企業が保有するビットコインの総量は100万BTCを超えた
過去1年間、ビットコインの着実な価格上昇を活用しようとする企業の数が急増
マイケル・セイラー氏の戦略はこのトレンドの先駆者とみなされており、他にも多くの企業がビットコインの保有を決定している
👛Fireblocks、成長ブームが予想される中、ステーブルコイン決済ネットワークを立ち上げ
Fireblocks は、暗号通貨や金融企業が米ドルにペッグされたトークンを移動し、製品を構築するのを支援するために設計されたステーブルコイン ネットワークを立ち上げる
同社はすでに Circle、Bridge、Zerohash、Yellow Card にサービスを提供している
🤖ブライアン・アームストロング氏によると、コインベースの日々のコードの約40%はAIによって生成されているという
コインベースのブライアン・アームストロングCEOは、現在、同仮想通貨取引所で毎日書き込まれるコードの40%がAIによって生成されており、10月までに50%を超える目標を達成する見込みであると語った
アームストロング氏は先月、コインベースのスタッフにAIツールの使用を開始するよう命じ、従わないスタッフを解雇した
🟦トンストラテジーが2.5億ドルの自社株を買戻へ、アルファトンキャピタルもTON取得へ
米ナスダック上場のTONストラテジー(TON Strategy)が、普通株式を最大2億5,000万ドル(約370億円)分まで買い戻すと9月3日に発表した
同社は、株価がNAV(純資産価値)に対して割安な場合は自社株買いを行い、逆に割高な場合は株式を発行してTONの購入に充てると説明している
🏦アンカレッジデジタルバンク、機関投資家向けの「STRK」ステーキングサポート開始
暗号資産銀行アンカレッジ・デジタル・バンク(Anchorage Digital Bank)が、スタークネット(Starknet)のネイティブトークン「STRK」のステーキングサポートを開始した
また発表によるとSTRKのカストディとステーキングは、アンカレッジ・デジタル・シンガポールと、アンカレッジデジタルのセルフカストディウォレットである「ポルト(Porto)」を通じても利用できるとのこと
おすすめ記事
Ethenaはステーブルコイン基盤で、暗号資産現物+先物ショートの“デルタニュートラル”で価値を保つUSDeを発行。2024年ローンチ後に急拡大し時価総額トップ3へ。
sUSDeはUSDeのステーク受益トークンで、LSTステーキング報酬+資金調達率/ベーシスを原資に利回りを分配(非常時はリザーブ基金で下支え)。“分散性・安定性・資本効率”のトリレンマ緩和を狙う設計。
エコシステムはENA/sENA(ガバナンス・報酬/エアドロ倍率)、Ethena Network(Ethereal/Derive)、L2 Converge、派生のUSDtb(国債裏付け)、tsUSDe(TON版)、iUSDe(機関向け)へ拡張。
🧵Pickup:ストライプとパラダイムが決済に特化したブロックチェーン「Tempo」を発表
🌱 ニュースの概要
StripeとParadigmが共同で「Tempo」という決済特化型のブロックチェーンを発表しました。既存のレイヤー1/レイヤー2とは異なり、決済処理の効率化に特化して設計されており、低手数料・高速処理・高いスケーラビリティを備え、オンチェーン決済インフラとしての利用を狙っています。
📗 前提知識
Stripe:世界最大級の決済インフラ企業。web3やステーブルコイン決済への取り組みを強化中。
Paradigm:暗号資産分野の有力VCであり、多数の基盤プロジェクトに投資。
👀 注目すべき点・詳細解説
Stripeのweb3参入:既存インフラを持つStripeが独自チェーンに関与するのは大きな動き。
決済専用設計:一般的なdAppsやDeFiではなく、決済トランザクションに最適化。
スケーラビリティ重視:既存チェーン(Ethereumなど)のガス代・処理速度問題を回避する狙い。
📈 今後の展望
企業導入の加速:ECやSaaSなどStripeの既存顧客がTempo経由でオンチェーン決済を採用する可能性。
ステーブルコイン利用拡大:USDCやUSDTが主要な決済手段としてさらに普及。
競合チェーンとの比較:SolanaやBaseなど高速処理チェーンとの差別化が焦点。
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