【Lazbubu】ユーザーとの対話や意思決定を記録し、成長するオンチェーンAIコンパニオン / DAT(データアンカートークン)機構を利用 / @LazbubuAI
オンチェーン上でのAIインタラクションを提供
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Lazbubu」についてリサーチしました。
Lazbubuとは?
変遷と展望
オンチェーン上でのAIインタラクションを提供
TL;DR
Lazbubuは、ユーザーとの対話や意思決定をすべてブロックチェーン上に記録し、AIが成長していくオンチェーンAIコンパニオンです。
チャットと冒険モードでインタラクションを重ねることでAIが進化し、NFTとしてのレアリティや資産価値も変化します。
データはユーザーが所有し、LazAI社が構築するDATネットワーク内で自律エージェントとしての発展が期待されています。
Lazbubuとは?
LazbubuはDAT(データアンカートークン)機構を用いたオンチェーンAIコンパニオン・エージェントです。
Lazbubuはユーザーとの対話や意思決定などあらゆるインタラクションがブロックチェーン上に記録(アンカー)され、AIキャラクターの成長ストーリーを形成します。
この仕組みにより、従来のAIチャットボットのように会話履歴が消えてしまうことなく、長期的に進化し続けるデジタルな相棒として機能する点が特徴です。記録されたデータはユーザー自身の資産となり、継続的な検証性とユーザーによるデータ主権が担保されています。
Lazbubuが提供する主な機能や特徴は以下の通りです。
◼️DAT機構によるオンチェーン記録と資産化
すべての会話や選択といったユーザーとのやり取りはリアルタイムでブロックチェーン上にデータアンカー(記録)されます。これによりAIとの交流履歴が改ざん不可能な資産となり、ユーザーは自らのデータを検証・所有できます。蓄積したデータ(アンカーポイント)はAIの成長に直結し、新たな性格特性やストーリー展開のアンロックなどに寄与します。
◼️パーソナライズされた長期学習型AI
Lazbubuは永続的な記憶と人格を持ち、ユーザーとの継続的な対話・活動によってAI自体が進化していきます。従来の一問一答型AIとは異なり、過去の交流がすべて蓄積されるため、時間と共にユーザーごとにユニークな性格・関係性が形作られていきます。こうした長期育成要素により、使うほど愛着が湧く設計になっています。
◼️チャット対話と冒険ミッションの二本柱
チャット機能では日常会話や相談など自然な対話を楽しめ、AIはコンテキストを保持して応答します。加えてアドベンチャー(冒険)モードでは、用意された仮想シナリオ上でLazbubuを旅に出し、物語形式のイベントを一緒に体験できます。
ユーザーがシナリオ上の選択肢を決めると、その結果がブロックチェーンに記録され、物語の展開(テキストストーリー)や報酬がフィードバックされます。対話と冒険という「仲間としての会話 + ゲーム的冒険」のループがLazbubuの核となる体験であり、これら全てのインタラクションが成長値となってAIに反映されます。
現時点で冒険モードはテキストベース(物語分岐型)ですが、将来的にビジュアルや音声によるマルチモーダル対応も計画されています。
◼️NFTレアリティと育成システム
LazbubuはNFTとして発行され、Common、Advanced、Rare、Legendaryの4段階のレアリティを持ちます。
レアリティに応じて1日にAIとやり取りできる回数上限(メッセージ数や冒険出発回数)などが異なり、レア度が高いほど多くの対話・冒険が可能です。
ユーザーが会話や冒険で貯めた成長ポイントによりAIは成熟度を増し、一定の成長を遂げると「成熟(Mature)」状態に達します。その段階になると一度限りのポイント報酬(レアリティに応じ数千~数万ポイント)が与えられたり、1日の冒険回数上限が増加したり、他のウォレットへの譲渡(NFT転送)機能が解禁されるなど、新たな要素が開放されます。
このようにゲーム的な育成メカニズムが取り入れられており、自身のLazbubuを成長させる楽しみを味わうことができます。
◼️データ主権とプライバシー
ユーザーとAIの交流データはすべて分散型ネットワーク上に記録され、ユーザー自身の手で管理できる資産となります。
従来の中央集権サービスのように運営企業側だけがデータを保持・管理する形ではなく、プライバシーと所有権がユーザーに帰属する点が大きな特徴です。
オンチェーンに残るデータについては暗号化などの措置により第三者から内容を読み取れないようプライベート性も確保されており、プラットフォーム側も「ユーザーの写真や会話内容は一切共有しない」と表明しています。
◼️ソーシャル・他サービス連携(将来)
Lazbubuは単体のAIエージェントに留まらず、複数ユーザー間の交流や他の分散アプリとの連携も視野に入れています。
例えば将来的に複数のLazbubu同士がコミュニケーションや協働できるソーシャル機能や、異なるブロックチェーン間でデータをやり取りできるクロスチェーン対応、Lazbubuの保有者によるコミュニティガバナンス導入などがロードマップ上で示されています。
また視覚・音声モードの拡張や、蓄積したDATデータを活用した外部DAppとのコラボレーション(例: 他ゲーム内で自分のLazbubuを連れ歩く等)といった構想も語られており、デジタルコンパニオンのエコシステムを構築する明確な展望が示されています。
◼️まとめ
まとめると、Lazbubuはユーザーと共に成長する進化するAIコンパニオンです。チャットや冒険が、オンチェーンの成長ストーリーを形作り、全てがオンチェーンに刻まれて所有することが可能になります。
◼️利用方法
ユーザーは、以下の方法でブラインドボックス経由でLazbubuを入手できます。
ホワイトリストイベント
コミュニティ引き換えコード
マイルストーン報酬
ブラインドボックスを開封した後、ユーザーはLazbubuを発行し、完全にオンチェーンに配置することができます。
ミント手順
Lazbubuに名前を付ける
外観をカスタマイズする
完全なオンチェーンインタラクション
DATをレコードライフサイクルに同期
発行されると、Lazbubu は「My Lazbubu」の下に表示され、すべてのやり取りはチェーン上で非公開に保管されます。
変遷と展望
LazbubuはLazAI Networkと呼ばれるプロジェクトチームによって開発・運営されています。2025年に創設された比較的新しいスタートアップで、ブロックチェーンとAI技術の融合に特化したメンバーが集まっています。
主要メンバーには以下のような人物が名を連ねています。
この他にもブロックチェーン領域の専門家やAI研究者がチームに加わっており、総合力でプロジェクトを推進しています。
また、LazAIは単にLazbubuを開発するだけでなく、「Agentverse」とも称されるオンチェーンAIエコシステム全体の構築を目指しています。
例えば開発者向けのAIエージェントSDK「Alith」や、企業データを活用したプライベートAI構築API(LazAI API)、AIエージェント専用のローンチパッド「LazPAD」、複数チェーン対応の決済基盤「GMPayer」、将来的なDATマーケットプレイスなど、関連ソリューションを幅広く展開しています。これらはLazbubuに限らず汎用的に使えるインフラであり、同社が「ユーザーがデータを所有するAI時代」のプラットフォームを築こうとしていることがうかがえます。
Lazbubu自体は2025年に実施されたテストネットが公開され、その際には8万以上のユーザー登録があり、1週間で1万4千体以上のLazbubuエージェントがミントされ、累計100万回以上の対話が行われるという大きな反響を呼びました。
その後BNBチェーン上でメインネット版がローンチされてからも、1日あたり3~5万回規模の対話が安定して行われ、冒険ミッションも累計数百万回にのぼるなど、ユーザーの高いエンゲージメントが報告されています。
資金面では、2026年1月に戦略的資金調達ラウンドを完了したことが公表されています。リード投資家はEthereum L2プロジェクトのMetis(Metis Foundation)で、他にHotcoin Labs、Honey Capital、APUS Capital、Becker Venturesなど複数のベンチャーキャピタルやエンジェル投資家が参加しました。
将来的には、DATネットワーク内で自律的に動作し、ユーザーに代わってタスクを実行するAIエージェント経済圏の構想を目指しています。
また、その基軸通貨になるであろうトークンの情報は公開されています。
オンチェーン上でのAIインタラクションを提供
最後は総括と考察です。
非常に面白いプロジェクトですね。見た目はIPのような感じですが、プロジェクトの中身自体は非常に先進的です。
最近、a16z cryptoがAIとクリプトのユースケースを公開していましたが、その中にもAIとの対話記憶をオンチェーン上に保存すること、その他のプロトコルへの持ち出しができることには言及されていました。まさにこれらの領域に取り組んでいるプロジェクトです。
また、ネーミングも面白いですよね。LazbubuというLabubuを意識してるであろう名前、DATという仕組みの名前もトレジャリー機能と全く同じ略語です。一見するとややこしいですけど、インパクトには残ります。
そして、単なるIP的なAIコンパニオン会話サービスで終わらず、自律的に稼働しユーザーに代わってタスクを実行する存在までを見越している点が非常に面白いです。その第一段階として、まずは記憶できて会話できる存在という位置付けです。
運営会社のHPを見ると、むしろDATの機能が特徴としてあり、その周辺サービスを開発していることがわかります。Lazbubuはそのフラッグシッププロジェクトの1つという位置付けでしょうか。
本当に会話だけの存在からタスクの実行までを行なってくれる存在になるのかどうか、今後の発展が非常に楽しみです!
以上、「Lazbubu」のリサーチでした!
公式リンク:HP / DOC / X
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