【DeFAI入門】DeFi + AIの新トレンド"DeFAI"とは? / DeFAIの概要と注目プロジェクトと展望を予測
AIエージェントの次なるバブルはDeFi + AIのDeFAI市場になる!?
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日はここ1週間で話題となっている「DeFAI」についてまとめました。
DeFAIとは
DeFAI市場の注目プロジェクト
DeFAIの展望と個人的に気になったプロジェクト
DeFAIとは
DeFAIは、DeFiとAIを組み合わた造語で、その名の通りDeFiにAIを組み合わせることで新しい体験を実現します。
AIエージェントのバブルが起こる中で、初期で注目を集めていたai16zやVirtual、aixbtやZerebro等が一定の時価総額に達し、より実用的なユースケースが求められる中で、DeFiとAIエージェントを組み合わせたDeFAIの領域が注目を集め始めました。
この領域はAIエージェントの可能性の中で以前から注目を集めており、AgentFiやDeFi4.0等の言葉でも言われていましたが、ここにきて”DeFAI”という単語がハマり、一種のバズワードとして多くの場所で利用され始めてきました。
おそらく最初に使い始めたのは後述するHey AnonというDeFAIプロジェクトを運営するDanieleです。自身のXの記事でDeFiの新時代としてのDeFAIの概念、そして自身のHey Anonについて解説しました。
このポストが投稿されたのが1月4日で、そこから1週間ほどですが、「DeFAI」という単語が流行り始めたことを感じています。
ではまず、DeFAIの定義としてこのポストで言及されている3つの具体的なユースケースについて解説します。
①DeFiへのインターフェースとしてのAI
DeFiの初心者とベテランユーザーの両方にとって最大の悩みの1つは、複数のプロトコルにまたがるトランザクションの実行の複雑さです。通常、次のことが必要です。
適切な分散型アプリケーション (dApp) にアクセスします。
ウォレット(Metamask、Ledger、Phantomなど)を接続します。
取引の詳細を入力します。
取引を確認します(場合によっては再確認します)。
このプロセスは面倒で、エラーが発生する可能性が高くなります。特に、複数のDeFiプラットフォームを同時に操作している場合はなおさらです。ただし、AI駆動のインターフェースを使用すると、このワークフローが大幅に簡素化されます。さまざまな UIを手動でクリックして契約アドレスを慎重に検証する代わりに、「3ETHをUSDCに交換」や「ETH-USDC プールに流動性を提供」などの自然言語コマンドを使用できます。
裏では、AIソリューションは次のようになります。
リクエストを解析し、
最適な流動性源を見つける
関連する取引データを生成し、
選択したウォレット (Ledger や Phantom などの管理型または自己管理型) を使用して署名リクエストを行います。
DeFAIは、トランザクションの構築を効果的に自動化し、最終的な署名のみをユーザーに残すことで、ユーザーエクスペリエンスを劇的に向上させ、人々がDeFiに手を出せない原因となっている多くの摩擦を排除します。これは、DeFiを誰もが利用できるようにするための大きな飛躍であり、ユーザーは取引方法ではなく、なぜ取引したいのかに集中できるようになります。
②DeFiエージェント: 自律的なトランザクション実行
AI駆動型インターフェースはユーザー入力を効率化し、手動で承認するためのトランザクションを生成しますが、次のレベルの統合ではさらに一歩進んで、自律型DeFi エージェントが誕生します。これらの特殊なAIエージェントはホットウォレットを制御し、同じ自然言語からトランザクションまでのインフラストラクチャを使用して、複雑な複数ステップの戦略をすべて 1 つのプロンプトから実行できます。
Keep reading with a 7-day free trial
Subscribe to web3 Research JAPAN to keep reading this post and get 7 days of free access to the full post archives.