おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
毎週土曜日は1週間の振り返り記事です。まだ読んでいない記事があればぜひ土日のお時間ある際にご覧ください!
今週のリサーチ記事
«ニュース解説»
最近は話題のプロジェクトをリサーチする機会が増えてきてます。DePIN周りやAI周りですね。どれも面白いのでぜひ気になったプロジェクトがあればご覧ください!
個人的に気になったニュース3選
XがNFTプロフィール写真のサポートを削除
XでNFT をプロフィール写真として設定できなくなった
NFT機能はなくなったが、イーロン・マスク氏は、ピアツーピア決済やAIを活用したツールの立ち上げなど、2024年の同社の壮大なビジョンについて書いている
米SEC、11の現物ビットコインETFを承認
SECが、ビットコインの現物に連動する上場投資信託(ETF)11本を承認したと1月10日発表した
レイスケール、ビットワイズ、ハッシュデックスなどの商品が含まれる
これにより、機関投資家や個人投資家はビットコインを直接保有することなく同資産に投資することが可能になる
Alchemyによると、100万を超えるスマートアカウントが導入されている
web3開発プラットフォーム Alchemy のレポートによると、展開されているスマート アカウント全体の推定 53% が 2023 年の第 4 四半期に作成された
2023 年 3 月に Walletcoin で ERC-4337 が開始されて以来、合計 180 万件の導入のうち、96 万件を超えるスマート アカウントが過去 3 か月間に作成された
Polygonが現在この分野を独占しており、12 月にはネットワーク上の月間アクティブ アカウントの市場シェアが 92% となった
BundleBear の情報によると、毎週の維持率は依然として比較的低く、アカウント開設から 5 週間後には 1% 未満にまで低下していることが示されている
DePINプロジェクトに未来はあるのか?
最後は考察です。
昨日ホリエモンの宇宙ビジネスについての解説を見ていて、スターリンクのような通信事業だけでなく、衛生と通信してリアルタイムで地球の3Dデータを作成できるようになると話していました。
メタップスの佐藤さんも衛星データとAIを使うとデジタルツインを自動で作成できるようになると話していました。誰でもリアルな場所を元にしたメタバース空間を作れるようになります。
で、確かにその話は以前も聞いたことがあったのですが、DePINを勉強している中でふと感じたことがあります。
「DePINプロジェクトに未来はあるのか?」
DePINと一括りにして主語をデカくすると語弊が生じますが、DePINの中にはGoogleMapを代替するようなプロジェクトがあります。2Dデータや3Dデータをトークン使って収集することでGoogleMapでなし得なかったほぼリアルタイムのデータ更新を可能にし、API連携も安価にでき、単一障害点がなく利用できるようになると謳っています。
ただ、衛星とAIでリアルタイムで地球の3Dデータが収集できるようになると、そのようなDePINプロジェクトの売りがなくなります。むしろDePINプロジェクトよりもリアルタイムで精密なデータ収集が可能になってしまいます。
特定のDePINの未来を否定したいわけではなく、ふと思ったことを備忘録的に書いていて、非常に気になった観点でした。ここはまだ僕の中でDePINの勝ち筋や価値を考えている段階です。
web3が最新テクノロジーで世界を変革する可能性を秘めているように、当たり前ですが世界を変革するテクノロジーは他にもあります。宇宙事業、AI、AR/VR/メタバースなどなど、世界はweb3だけによる技術革新ではなく、全ての人類、全ての領域合わせて前に進んでいます。
この観点は非常に大切です。web3の技術が既存ソリューションを代替することは事実だったとしても、同じように他の技術でも代替できるかもしれません。大きな技術革新と人類の進化を俯瞰で見ながらweb3にコミットする必要があります。でなければ、頑張って代替したweb3ソリューションがたった数年で他の技術革新に代替されるかもしれません。
今(Web2)とweb3を比較するのではなく、今(Web2)とweb3と他のテクノロジー全てを比較して、他のテクノロジーよりもweb3が優れていて、何十年後にもインフラになると確信できる領域にコミットする必要があります。
僕はweb3リサーチャーなのでweb3が好きですし、その可能性を信じていますが、本当にweb3の可能性を明らかにするにはあくまでフラットに他の業界の技術や展望も勉強する必要があると感じたここ最近でした。
以上、今週もご覧いただきありがとうございました!また明日からも毎日更新していくので引き続きよろしくお願いします。
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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