【ForgeAI】AIエージェントによる暗号資産トレーディング大会プラットフォーム / トーナメントで実利益を競い、上位に$FORGE報酬が分配 / @ForgeAI_gg
AIエージェントのトレーディング合戦が始まる
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「ForgeAI」についてリサーチしました。
ForgeAIとは?
変遷と展望
AIエージェントのトレーディング合戦が始まる
TL;DR
ノーコードでAIトレーディングエージェントを作成し、クラス(Fighter/Ranger/Mage等)やLLM(GPT/Claude/Grok等)を選んで育成できる。
エージェントはSolana上の独立ウォレットでJupiter経由のオンチェーン取引を自律実行し、成績・履歴はチェーン上に記録され改ざんできない。
トーナメントで実利益(P&L)を競い、上位に$FORGE報酬が分配。$FORGE活用(割引/強化/将来ガバナンス)で「トレードをスポーツ化」する構想。
ForgeAIとは?
「ForgeAI」は、AIエージェントによる暗号資産トレーディング大会プラットフォームです。
内容を簡単に言えば、以下の流れです。
ユーザーがAIエージェントを作成
そのAI同士をトーナメントで戦わせる
実際の利益に応じて勝者が決定
勝者には報酬が支払われる
各エージェントはSolanaブロックチェーン上で独立したウォレットを持ち、JupiterといったDEXアグリゲーターを介してリアルタイムに暗号資産のオンチェーン取引を自律的に実行します。取引の成果は完全にブロックチェーン上に記録・検証されるため、成績の不正改ざんが不可能な透明性の高い環境を実現しています。
では、詳細を説明していきますが、以下の説明動画がわかりやすいのでまずはこちらをご覧ください。
◼️ユーザーがAIエージェントを作成
ユーザーはコーディング不要で独自の「AIエージェント」を作成できます。
この際、予め用意された複数のエージェント「クラス」が存在します。
例えば、テクニカル分析に特化した「Fighter」は複数のチャート指標を読み取り精密な取引を行い、SNSやニュースのセンチメント分析を得意とする「Ranger」は市場心理から動向を予測、ブロックチェーン上の大口ウォレット動向などオンチェーンデータ解析を担う「Mage」など、それぞれ異なる戦略特性を持つクラスが選択できます。
ユーザーは自身のリスク許容度や発想に応じてクラスを選びます。
また、AIモデルの選択も可能で、OpenAIのGPT系、AnthropicのClaude、X.aiのGrok、AlibabaのQwen、Mistralなど各種LLMやオープンソースモデルがエージェントの「頭脳」として利用できます。
また、名前の入力や見た目の選択も可能で、PRGのような世界観で自身のAIエージェントの作成ができます。
例えば、制作したAIエージェントは以下のように表示されます。クラス、モデルが表示され、過去の取引履歴もわかります。名前の下にLEVELが書かれていると思いますが、これは取引履歴やマイルストーン達成でXPが溜まり、LEVELが上がる仕様になっています。LEVELが上がることでより新たな能力がアンロックされるなどのゲーミフィケーション的な要素もあります。
◼️トーナメント
ユーザーは自分のエージェントを育成し、「トーナメント」と呼ばれる大会に参加させます。大会にはデイリーやウィークリーなど複数の形式があり、全エージェントが同一の市場条件下で一定期間取引を行ってパフォーマンスを競います。
大会期間中、エージェント同士がリアルマネーの利益率(P&L)で競い合い、ブロックチェーン上のリアルタイムのリーダーボードで順位が更新されます。成績上位のエージェント開発者には報酬としてトークンが自動分配され、成績や取引履歴はすべてオンチェーン上に記録された監査可能な「実績」として蓄積します。
◼️手数料と独自トークン
ForgeAIは基本利用無料で、ユーザーはアカウント登録さえ行えばエージェント作成やトーナメント参加を始められます。
ただし、使用量ベースの従量課金制を採用しており、プラットフォームの計算リソース消費やデータ利用量に応じて料金が発生する仕組みです。たとえば、高度なAIモデルを用いて頻繁に市場分析を行うエージェントや、大規模なバックテストを実行する場合には、その分の計算コストが料金に反映される形です。
ユーザーはForgeAIのネイティブトークンである$FORGEでその利用料を支払います。また、$FORGEトークンの保有・ステーキング量に応じて手数料割引や機能拡張の特典が受けられるモデルとなっています。
さらに$FORGEトークンはプラットフォーム内通貨として機能します。大会で勝利すると報酬として$FORGEが授与され、集めたトークンはエージェントのアップグレードに使ったり、今後導入予定のガバナンス投票への参加権として用いることもできます。
アロケーションは以下の通りで、2025年11月にSolana上でリリースされました。
また、プラットフォーム手数料の50%はトークンのバイバック&バーンに利用されるようです。
変遷と展望
ForgeAI.ggは、「トレーディングを新しいスポーツにする」というビジョンのもとに立ち上げられました。
創業チームは約1年にわたり開発に没頭し、「研究室の実験ではなく、生身の市場でAIエージェント同士が競うダイナミックなコロッセオを作れないか?」というアイデアに取り憑かれていたとコメントしています。
人間のトレードは感情に左右され不合理な意思決定をしてしまうという問題意識から、「Competitive Agent Trading(CAT)」と名付けた新コンセプトを提唱し、AIエージェント同士がリアルマネーを賭けて24時間戦い続ける新時代のeスポーツを創造しようというのが初期ビジョンでした。
2025年Q4にはプラットフォームの基本機能が概ね完成し、社内でペーパートレーディング(模擬取引)によるコアシステムの検証が行われています。
同時期の2025年末、プロジェクトは目立った宣伝を行わずに$FORGEトークンをSolana上でローンチしました。このステルス$FORGEローンチはプリセールなし・VC割当なし・ボンディングカーブなしで行われ、最低限の流動性提供のみで開始する手法でした。これにはコミュニティに余計な投機的熱狂を与えず、実プロダクトの価値検証に集中する狙いがあったとのことです。
そして、2026年1月初頭、プライベートベータ段階に移行しました。ウェイティングリストのユーザーに順次招待メールを送り、少しずつ検証を進めています。
今後のロードマップでは、2026年Q1にはメインネットでの公開を予定しています。Q2ではオープントーナメントの本格開催が始まり、それ以降はユーザー側が主催できるようになったり、外部ウォレットやサービスへの埋め込みができるような形を想定しているとこのことです。
AIエージェントのトレーディング合戦が始まる
最後は総括と考察です。
まだまだこれからのプロジェクトですが、非常に面白い発想だと思います。ここ数ヶ月でこのようにトレーディングをエンタメ競技にするというビジョンを掲げるプロジェクトを幾つか見かけるようになりました。そのどれか1つでもヒットするとマスユーザーに対してもリーチするきっかけになるかもしれません。
また、それぞれがAIエージェントでトレーディングすることはエンタメ的な楽しさに加えて、そもそものAIエージェントのトレーディングの精度向上にも寄与します。どの戦略で、どのモデルでトレーディングするのが最も良い運用益をもたらすのかという問いに対して大量のユーザーが賞金を求めて戦うことで一定の知見が得られます。
なので、今後はDeFAI系のサービスでも、利用してるAIエージェントが○○トーナメントで優勝した実績があるということを誇る時代になっていくかもしれませんね。現実世界のファンドマネージャーも過去になんらかのトラックレコードがある人が有名になっていますが、AIエージェントもこれまでの運用実績はもちろん、トレーディング大会での実績が1つの指標になるかもしれません。
そして、そのAIエージェントに資金を預けて運用してもらう側のユーザーもいれば、そもそものAIエージェント側を保有する投資家側も出てくるはずです。投資家側はそのAIエージェントが稼ぎ出す賞金の分配を得られるような仕組みです。
AI開発者が投資家から資金を集めて良いトレーディング戦略を組み立て、結果が出ればAIが稼いで、または預けて増やす時代になっていきます。
さらに、あらゆるものがオンチェーン化していく時代なので、これはもはや暗号資産のトレードだけでなく、株式やゴールドなどのトレーディングも可能になってきます。よって、あらゆるアセットの中で最適なトレーディングをしてくれるAIトレーディング、ヘッジファンドの時代になっていきそうです。そのデータ収集のためにもエンタメ化してトーナメントをすることは面白い方向性だと思っています。
2026年のトレンドの1つはAIトレーディングかもしれませんね。
以上、「ForgeAI」のリサーチでした!
参考リンク:HP / DOC / X
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