【TIPWAVE】ウォレット作成前にNFTやFTを送付！？XやDiscordのIDに紐づくスマートコントラクトウォレット
新しくリリースされた「TIPWAVE」についてお話をお伺いしました。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は飯島さんに新しくリリースされた「TIPWAVE」についてお話をお伺いしました。
尚、「TIPWAVE」は以前インタビューさせていただいた「FOTEISON」が新機能と共にリブランディングしたプロダクトとなります。
1、「TIPWAVE」について教えてください
- ユースケース
2、開発の背景を教えてください
3、今後の展望を教えてください！
- 「TIPWAVE」について教えてください
「TIPWAVE」は、ERC4337に準拠したAccount Abstraction（AA）型ウォレットです。TIPWAVEはXやDiscordのアカウントに紐づく形で、誰でも簡単にウォレットを生成することができます。
このTIPWAVEの最大の特徴は「ウォレットを保有していない人にもNFTやFTを配布可能」になる点です。
TIPWAVEはXやDiscordのIDに紐づく形でウォレットを生成するので、ウォレット生成前にもそのIDへ向けてNFTやFTを配布することができます。配布後に取得者がTIPWAVEでウォレット作成を行うと、これまでに受け取ったNFTやFTの情報が反映されます。
- 非常に面白いですね！どんなユースケースを考えていますか？
TIPWAVEを活用すれば、まだウォレットを保有していないユーザーに対してもSNSのIDさえわかればNFTやFTを送付することが可能になります。
なので、一般ユーザーに対してもNFTやFTを配布する予定のプロジェクトを運営されている方にとっては非常に使い勝手が良いと考えています。配布後のウォレット作成もSNSログインでウォレットが作成できるので、登録も簡単です。
また、ID向けの1対1の送付だけでなく、SNSでのキャンペーンによる1対Nの自動配布にも対応しています。Xでのリポスト、指定の#投稿、Discordでの発言など、特定のアクションに応じたNFTやFT配布を実現します。
- 開発の背景を教えてください
弊社では現在、SNS上でポイントやトークンを送付することができる「FOTEISON」の開発・運営をしていますが、TIPWAVEはこのFOTEISONの思想をより実現するために開発されました。（FOTEISONという名称はなくなり、TIPWAVEに統一されます。以下の画像はアップデート前の画像です。）
これまではポイントのようなコミュニティトークンを発行して、それをSNS上で送り合えるサービスを提供していました。幾つかのコミュニティに採用していた抱いていますが、幾つかの課題がありました。
それは非web3ユーザーへの拡大とオンチェーン対応です。これまでのやり取りはオフチェーンが基本でしたが、より広範囲なweb3コミュニティに導入できるようにオンチェーンでのやり取りも実装します。
但し、オンチェーンでのやり取りはウォレットが必要となり、非web3ユーザーにとっては高いハードルとなります。
よって、ERC4337を活用したスマートコントラクトウォレットの仕組みを活用することによって、SNSアカウントからのウォレット生成を可能にしました。また、SNSのIDにトークンを付与できることによって、非web3ユーザーにとってもとっつきやすく、ウォレット作成前にNFTやFTを付与できるというこれまでにない体験を実現しました。
これまでは、新規ユーザーにどのようにウォレットを作成してもらうか、その為にウォレット作成ハードルをどれだけ下げられるかが議論されてきましたが、TIPWAVEはウォレット作成前に送付が可能なので、より滑らかなオンボーディングを実現します。
また、一般ユーザーが利用しやすいようにノンカストディアルウォレットでありながら、ユーザーが秘密鍵の管理をすることなく、ウォレットを利用できる仕組みを実現しています。
- 今後の展望を教えてください！
アーティストさんのファンコミュニティやIPを持っている会社様と、実装についてのお話を進めております！
Web2コミュニティのブロックチェーン化も可能です。 NFTなどを利用した企画にて、TIPWAVEを利用いただけますと、 SNSのIDを持っている人を、企画の対象者（参加者）とすることができます。
これにより、ブロックチェーン業界の市場を大きく広げることができると思います。 ぜひ一緒にブロックチェーンの波を広げていきましょう！ ご連絡お待ちしております！
- ありがとうございました！
«インタビュイー様の情報»
※プロダクトに興味がある方は飯島さんのXまでご連絡ください！
«編集後記 by mitsui»
自分自身、コミュニティを運営する中で感じていた課題感が全て丸っと解決できそうなプロダクトで非常にワクワクしました。個人的にもソーシャルトークンの可能性は非常に感じているので、非常に勉強になる機会でした。
飯島さん、インタビューにご協力いただきありがとうございました！
免責事項：リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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