【フォテイソン】Twitter上で独自トークンのやり取りができる!ファンの貢献を可視化し、頑張りが報われる世界へ
ファンエコノミーを気軽に構築できるサービスで、改めてその可能性を考える機会となりました。
おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「フォテイソン」というプロジェクトを運営するIIJIMAさんにインタビューさせていただき、その内容も踏まえて概要から展望までを解説していきます。
※1)インタビューでの回答と一言一句同じではなく、わかりやすいよう少し加筆修正をしています。ただ、本人に確認いただいているので内容に相違はありません。
※2)細かい技術的な説明は省き、概要が理解できるように意識して書かれた記事となっています。
«目次»
1、フォテイソンとは?
- 導入したい場合は?
2、開発理由と展望は?
- 開発理由
- 展望
- ちなみにフォテイソンの名前の由来は?
3、ファンエコノミーの導入ツール
フォテイソンとは?
「フォテイソン」はTwitter上で、トークンやコミュニティーポイントの投げ銭ができ、経済圏が作れるサービスです。
web3事業者やDAOでの導入が進んでおり、コミュニティー内のトークンをオンチェーン上で記録し、やり取りできる仕組みをすぐに導入できます。
投げ銭、預入、引き出し、残高確認が基本的な使い方として出来ます。またその他にもクラファンのような使い方やRT等のアクションをしてくれた人に一斉送付の機能も追加されており、Twitter上での独自トークンのやり取りを簡易化し、経済圏を作ることができます。
具体的な使い方はこちらをご確認ください。
トークンのやり取りが気軽にできるようになることで、コミュニティー内で貢献してくれたユーザーにトークンが付与され、貢献度の可視化に繋がります。そのトークンに対してのユーティリティは各コミュニティーで自由に設定できます。
有名な事例だと、VeryLongAnimalの独自トークン(ポイント)のポテトがあります。こちらもコミュニティー内やTwitter上でベリロンに貢献してくれたメンバーに自由に送付し合うことでコミュニティーの活性化に寄与しています。(こちらのポテトのシステム開発もフォテイソンが関わっていたらしいです)
■導入したい場合は?
下記の情報をもとにフォテイソンのTwitterに連絡すると、すぐに対応いただけるようです。
開発理由と展望は?
インタビューでお聞きした内容を箇条書きで紹介します!
■開発理由
最初はトークンをコミュニティー内で使ったらどうなるのかの実験から始まった。
いくつかのコミュニティーに導入したところ、ユーザーとオーナーのコミュニケーションが活発化されたので、これはweb3の文脈だけじゃなく、ブランドやアイドルにも使えるのではと思った。
コミュニティー内で貢献した数が定量化すると、頑張ってる人をしっかり評価できるのでコミュニティーに良い影響を与えられる。
また、インスタライブなどでいっぱいお金を投げてくれた人に還元できないと投げ銭を貰った側もモヤモヤすることに気づいた。
その可視化ができればファンも応援したくなるし、貰う側もファンに対して還元できる。
好きなことに対してコミットすることが一番生産性が高いので、○○を応援することで生活できるようになったらいい。
■展望は?
現在はTwitterのbot上での利用で、特定のコマンド入力でトークンの移動が行われる。
これはコマンド入力を一つでも間違えたら作動しないため、より簡単に使えるようにアプリ化することを目指している。
加えて、Twitter上ではなくTikTokやInstagram等でも利用可能になるマルチプラットフォームでの活用も目指している。
また、フォテイソンはweb3の文脈だけでなく、ファンとの経済権を作ることを目標においているので、インフルエンサーとファンが相互にやり取りできる機能やサービスにしていきたい。
■ちなみにフォテイソンの名前の由来は?
七福神にそういう神がいて、なんでも集めて人にばら撒く神様らしいので、その名前をお借りしました!
ファンエコノミーの導入ツール
ここからはインタビューさせていただいた感想です。
NFTプロジェクトは貢献してくれたユーザーに対してWLを配布するなどの施策をしていますが、配布できるWLに上限はありますし、全ての人に配布できるわけでもありません。
永続的に貢献に還元できる仕組みを導入するには「NFTとは別の独自トークンの送り合い」は解決策になり得ます。
そしてインタビュー中でも「web3だけに重きをおいていない」と仰っていましたが、まさにこれは既存のインフルエンサーやブランドでも活用できる仕組みだと感じました。
実際に海外では、ブランド向けに独自トークンを発行してファン(購入者)とやり取りができるweb3のCRM系のサービスが続々と誕生し、勢いを増してきています。
また、裏側はブロックチェーンを活用したトークンのやり取りかもしれませんが、今の世界にもポイントやポイントカードは存在するので、ブランドやインフルエンサーが導入しても、一般ユーザーから受け入れられるスピードも意外に早いのではないかと感じます。
よく貢献を可視化するという議論やPOAP等の記念NFT配布の際に「ユーティリティはどうするの?」という意見を聞きますが、僕はとりあえず貢献を可視化しておいて、後からユーティリティ(還元方法)を考えるやり方でも良いと思っています。
改ざんできず、残り続ける記録として、とりあえず可視化しておけば、後から還元したいと思った時に還元できます。これがユーティリティが整うまで待ってから可視化を始めると一番最初の全然余裕がない時に応援してくれてたユーザーへの還元ができず、あまり効果的ではなくなるおそれがあります。
そういった意味でも、気軽にコミュニティトークンの可視化ができるフォテイソンは便利なサービスだと感じました!
ご興味ある方はぜひTwitterにDMしてみてください!
«参考リンク»
・Twitter:https://twitter.com/foteison
・FOTEISONご利用ガイド(Twitter用):https://docs.google.com/document/d/1tyji2s9QWs1SsCPYNDi-ipoBcqt7aulX9AHETX5AIlI/edit?usp=sharing
以上、本日は「フォテイソン」についてインタビュー記事を書かせていただきました。記事が面白いなと思った方はぜひいいねやRT等していただけると嬉しいです!
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
■運営者
mitsui @web3リサーチャー
Twitterでもweb3に関する情報(プロジェクト・ニュース・単語の解説、プロジェクトオーナーへのインタビュー記事、リサーチからの学びや考察記事)を毎日発信中