おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は先日発表された「Starbucks Odyssey終了」の要因分析とそこから見えてくるweb3ロイヤリティプログラムの未来を考察します。
«目次»
😨Starbucks Odyssey終了
📈オンチェーンデータを分析
🧐データから終了理由を考察
✨web3ロイヤリティの未来
😨Starbucks Odyssey終了
「Starbucks Odyssey」とは、Starbucksが2022年9月12日に発表したweb3を活用したロイヤリティプログラムです。既存のリワードプログラムの延長線上に位置し、参加者がクイズに回答したり、クエストをクリアする度にスタンプNFTやポイントが貯まっていきます。それらを貯めることで限定特典がゲットできるというものでした。
日本ではアクセスできないまま終了しましたが、非公式の「ヒントサイト」も作られるなど、アメリカでは大きな盛り上がりを見せていました。
例えば、ポイントを貯めると以下のような特典を受けることができました。特典はシーズン毎に異なり、全てがこれであったわけではなく、一部の機関の例になります。
これらの盛り上がりを見せていた「Starbucks Odyssey」が2024年3月31日をもって終了します。公式HPにて3月15日に発表されました。Discordも3月19日を持って閉鎖されます。ポイントは失効しますが、NFTは残り、引き続きマーケットプレイスで取引ができるとのことです。
今後に関しては「スターバックス オデッセイ ベータ プログラムは終了しますが、次に何が起こるのかを楽しみにしています。また、継続的な取り組みとフィードバックに感謝しています。私たちは、スターバックスでコミュニティとロイヤルティを促進するさまざまな方法を試すこの機会を持てたことに感謝しており、これらの学びをより多くの聴衆に届けることを楽しみにしています。」とコメントされていました。
元々はベータ版という位置付けではありましたが、web3業界でも1つの成功事例として語られることが多かったプログラムなので、突然の終了で驚いた方も多いのではないでしょうか。
その終了要因を分析、考察してみます。
📈オンチェーンデータを分析
数値細かくて恐縮ですが、OdysseyのNFTマーケットプレイスから情報を転記して整理してみました。
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