【9/19(金)~22(月)のweb3ニュース10選】Trust Walletが100倍のパープスを追加する計画を発表 / CircleはUSDHに先んじて HyperEVM上でUSDCをリリース etc..
10の主要ニュースを解説。
こんにちは.
web3リサーチャーのmitsuiです。
平日18時は主要ニュース10個ピックアップして解説します。
Circle、USDHに先んじて HyperEVM 上で USDC をリリース
Circleは、Hyperliquidのレイヤー1ブロックチェーン上でネイティブUSDCを立ち上げ、HyperEVM分野に参入
USDH は HyperEVM 上の主要なステーブルコインの流動性となることが想定されていますが、ネットワーク上の既存のステーブルコインのほとんど (feUSD や USDT0 など) は比較的流動性が低いため、Circle は先駆者としての立場を利用して USDH の発売前に市場シェアを獲得しようとしているようだ
フローラ・グロースは月曜日の0Gトークンエアドロップに先立ち、ゼロ・グラビティの資金として4億100万ドルを確保した
フローラ・グロースは、暗号AIブロックチェーンZero Gravity(0G)のネイティブトークンである0Gのデジタル資産宝庫を立ち上げるため、現金とトークンで4億100万ドルを確保
ナスダック上場の同社は、FLGCのティッカーシンボルは維持しつつも、ZeroStackへのブランド変更を計画している
このオファリングはソラナ財務会社DeFi Development Corp.が主導し、3,500万ドルの現金と3億6,600万ドルの0Gトークンで構成され、今後発行されるトークンのFDVは30億ドルと推定される
暗号資産カストディアンBitGo、米国IPO申請で2025年の収益急増を明らかに
暗号資産カストディアン BitGo は、BTGO としてニューヨーク証券取引所に上場することを目指して株式公開を申請した
BitGoの提出書類によると、同社の収益は2025年上半期に前年同期比で4倍近く増加した
同社は、6月末時点でプラットフォーム上の資産が903億ドルで、ユーザーが100万人以上いると報告
仮想通貨詐欺師がX社の従業員にアカウントの回復を目的に賄賂を渡そうとした疑い
ソーシャルメディアネットワークXは、金曜日の投稿で、「仮想通貨詐欺に関与し、仲介人に金を払い、従業員に賄賂を渡して停止中のアカウントを復活させようとしていた」ユーザーの「賄賂ネットワーク」を発見したと述べた
同プラットフォームによると、容疑者たちはインスタグラム、ティックトック、ユーチューブ、マインクラフト、ロブロックスといった他のソーシャルメディアネットワークも利用しており、「ザ・コム」を含むより広範な犯罪組織と関係があるという
CZのファミリーオフィスYZi Labsは、BinanceがUSDe統合を追加してから数週間後に、Ethena Labsへのサポートを「強化」した
YZi Labs は、USDe を開発するスタートアップ企業 Ethena Labs への出資を増やしている
この動きは、EthenaがBNBチェーン上で「存在感を拡大」しようとしている中で行われ、その直後にはBinanceがスポット取引ペアおよび担保資産としてUSDeを追加すると発表
Sky、MKRからSKYトークンへの変換を遅らせている遅れ者を罰するための投票を開始
Skyは、MKRからSKYへの変換に1%の「遅延アップグレードペナルティ」を設定するためのガバナンス投票を開始
承認されれば、料金は9月22日から始まり、3か月ごとに1パーセントずつ増加しますが、期限前のアップグレードは免除される
Scroll DAO財団は拒否権を保持しながら日常業務から撤退する
Scroll DAOは、近日中にガバナンス評議会の募集を開始する予定だと述べた
今後開催されるガバナンス評議会は、DAO 憲法の更新版の起草を支援することが期待されており、新しい構造は 2026 年 1 月の投票サイクルで実装される予定
今回の改革により、DAOはスクロール財団に報告することになり、スクロール財団は監督を行い、必要に応じて拒否権を保持
リップル・DBS・フランクリンテンプルトン、米国債トークン化ファンド活用で覚書締結
米リップル社、ディービーエス(DBS)銀行、フランクリン・テンプルトンの3社が、トークン化マネーマーケットファンドとステーブルコインを活用した取引・融資ソリューションの提供に向け、MoU(覚書)を締結
今回のMoUにより、まずはDBSデジタル取引所(DDEx)に「sgBENJI」と「リップルUSD(RLUSD)」が上場する予定
マントルが「OP Succinct」へのメインネット移行完了、ZKロールアップでTVL世界最大に
L2ブロックチェーン「マントル(Mantle)」が、仮想マシン「OPサクシンクト(OP Succinct)」へのメインネット移行完了を9月16日に発表
この移行によりマントルは、従来のOptimistic RollupからZKロールアップを採用したチェーンへと進化を遂げた
今回のアップグレードによりマントルは、機関投資家が求めるレベルの高速ファイナリティを実現し、従来の7日間の出金待機期間を1時間のファイナリティと6時間の出金期間に大幅短縮した
おすすめ記事
2012年創業の上場企業Coinbaseは、現物取引に加えCustody・ステーキング・USDC連携・デリバティブ・自社L2「Base」で“Everything Exchange”化を推進。
収益は「取引(高ボラ)」と「サブスク&サービス(USDC利息・ステーキング・Custody等の安定収益)」の二本柱へ転換し、2022年の市況悪化・レイオフを機に非取引収益を強化。
ユーザー体験を起点にオンチェーン経済を拡大し、取引依存を下げつつ高収益プロダクト(デリバティブ等)と新アセットのトークン化で長期の成長フライホイールを回す。
🧵Pickup:Trust Walletが100倍のパープスを追加する計画を発表し、TWTは40%近く急騰したと予測市場
🌱 ニュースの概要
トラストウォレット(Trust Wallet)は、新たに「100倍レバレッジのパーペチュアル取引(パープス)」を予測市場に導入する計画を発表しました。この発表を受け、同社のネイティブトークンTWTは一時40%近く急騰しました。ユーザーは従来のウォレット機能に加え、DeFiでのより積極的な取引手段を利用できる可能性が広がっています。
📗 前提知識
Trust Wallet (TWT):Binance傘下の主要な暗号資産ウォレット。
パーペチュアル取引(Perpetuals):期限のない先物取引で、仮想通貨のデリバティブ市場で主流。
レバレッジ100倍:元本の100倍まで取引ポジションを拡大できる仕組み。高リスク・高リターン。
予測市場:ユーザーが未来のイベントや市場動向にベットする仕組み。DeFiでの新しい金融ユースケース。
👀 注目すべき点・詳細解説
TWTトークンの急騰は、単なる機能追加以上に「ウォレットがDeFi取引所化」する期待感を反映。
Trust Walletは従来「安全な資産保管」が強みだったが、取引機能を統合することでMetaMaskなど競合との差別化を図っている。
レバレッジ100倍は中央集権取引所(CEX)で一般的だが、分散型ウォレットに統合されるのは珍しい。
予測市場とパーペチュアル取引の組み合わせは、ユーザーの投機需要を直接取り込む可能性。
📈 今後の展望
TWTはウォレット利用拡大+トークンエコノミクス強化の中心通貨として注目される。
DeFiユーザーがCEXを介さずに高レバレッジ取引へアクセスできる道を開く。
規制当局からの監視強化リスクも高まる可能性。特に高レバレッジ商品は規制対象になりやすい。
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
🗓️イベント日程
DAT(Digital Asset Treasury)について、0から解説するウェビナーです。
DATは端的に言えば、メタプラネットのようなクリプトをとにかく購入しまくる上場企業で、BTCトレジャリーカンパニーやクリプトトレジャリーカンパニーとも言われます。最近は"DAT"という名称が定着しつつあるので、それを使いました。
・なぜ流行っているのか?
・どうやって資金調達しているのか?
・事業スキームとは?
・BTC以外のSOL、ETHの盛り上がりは?
・さらにそれ以外のENA、IP、HYPE等の盛り上がりは?
etc...
0から理解できるような勉強会を想定しています。
参加費無料でオンライン開催ですので、ぜひお気軽にご参加ください!
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