【6/17(火)のweb3ニュース10選】イーサリアムETFの週間流入額が5億ドルを超える / Pump funと創設者AlonのXアカウントが停止 / Bybitが初のSolana DEX「Byreal」を発表 etc..
10の主要ニュースを解説。
こんにちは.
web3リサーチャーのmitsuiです。
本日の主要ニュース10個ピックアップして解説します。
🟦Morpho V2はDeFiをTradFiに近づけることを目指す
Morpho V2は、よりカスタマイズ性が高く、より予測可能な融資条件を提供することで、DeFiを従来の金融に近づけると、共同創設者兼CEOであるポール・フラムボット氏はコメントした
目標の一つは、オンチェーン金融の探求に関心を持つ企業や機関にとって、DeFiをより身近なものにすること
📈イーサリアムETFの週間流入額が5億ドルを超える
イーサリアム(ETH)スポット上場投資信託(ETF)は、過去1週間で5億3000万ドルを超える資金流入を集め、2024年12月以来最高の週を迎えている
一方、BTC ETFは先週、総流入額が10億7000万ドルに達し、勢いが鈍化
ETH ETFがBTC ETFを上回っているのは、資産運用会社やETF発行予定者からの多額の資金流入によるもので、利回りを生み出す資産としてのイーサリアムの独自の地位に対する信頼が高まっていることを示している
👿Pump.funと創設者Alonのアカウントが他のミームコインサービスとともにXで禁止される
Pump funとその創設者Alon Cohenの公式Xアカウントは、他の複数のミームコイン関連アカウントとともにXによって停止された
この停止措置により、SNS上では、証券取引委員会の関与の可能性やpump funの運営における違法行為の可能性など、様々な憶測が飛び交っている
🏦キャシー・ウッドのアーク・インベストは、株価が最高値を更新したことを受け、サークル株を5170万ドル分売却
キャシー・ウッド氏のアーク・インベストは、サークル・インターネット・グループの株価が最高値を更新したことを受け、月曜日に同社の上場投資信託3本を通じて、同社の株式34万2658株(約5170万ドル相当)を売却した
サークル社の株価は13.1%上昇し、過去最高の151.06ドルで取引を終えた。これはIPO価格のほぼ5倍に相当する
📦JPモルガン、複数のブロックチェーン活用事例を挙げてJPMDの商標登録申請
世界最大の銀行JPモルガンは、ブロックチェーンベースの新しい資産と思われる「JPMD」の商標を申請した
一部の観測者は、この申請が潜在的なステーブルコインに関連しているのではないかと疑っている
🟧スポットビットコインETFは現在、世界のBTC取引量の25%を占めている
スポットビットコインETFはビットコイン現物市場全体の取引量の25%を占めている
これは、2024年10月のわずか10%から大幅に増加しており、従来の金融インフラがいかに急速にネイティブ暗号資産取引所から市場シェアを奪い取ったかを浮き彫りにしている
👀Krakenの調査によると、回答者の48%が自分自身を最大の暗号資産セキュリティリスクと感じていることが判明
Krakenの調査によると、回答者789人のうち48%が、盗難や詐欺よりも自分自身が最大のセキュリティリスクであると懸念している
また、回答者の31%が生体認証、多要素認証、AIを活用した不正検出などのセキュリティの進歩がデジタル資産の資金を保護するのに役立つと考えていることが分かった
🌏ジェミナイとコインベースがEUでのライセンス取得か、MiCAライセンスめぐり加盟国間に温度差も
世界最大級の暗号資産企業2社が、欧州連合(EU)全域での事業展開を可能とするライセンスの取得に向けて動いていることが、事情に詳しい関係者の話で明らかになった
一方で、一部の国における承認のスピードと厳格さを巡って、規制当局間の対立が深まっているという
今年初めに施行されたEUの新規制「暗号資産市場規則(MiCA:Markets in Crypto-Assets)」では、加盟国がライセンスを発行することで、暗号資産企業がEU27カ国全体で事業を行えるようになった
🗼イーサリアム開発者が集うカンファレンス・ハッカソン「ETHTokyo 25」、9/12~15に渋谷で開催へ
一般社団法人Ethereum Japan、Fracton Ventures、INTMAX、Centrumは、カンファレンス・ハッカソンイベント「ETHTokyo ’25」を9月に協働開催する
「ETHTokyo」の今年のテーマは「Emancipatory Tech for Future of Humanity(人類の未来を解放するテクノロジー)」。テクノロジーを通じた精神的・文化的な自由と持続可能な社会構築の可能性を探る場として、国内外から多彩な登壇者が集う
おすすめ記事【Reflect】誰もが利息付きステーブルコインを作れるSVM上のSoftware-as-a-Stablecoinプロトコル
ReflectはSolana上で動作する「Software-as-a-Stablecoin」プロトコルで、誰でも許可なく利息付きステーブルコインを発行できる仕組みを提供します。
コア要素は①資産をオンチェーンでトークン化する機能、②デルタニュートラルやクロスマージンなどのDeFi戦略で利回りを生む仕組み、③損失時に自動で補填する「Verifiable Insurance」保険機構です。
主要なステーブルコインとしてSOL戦略のUSDRやUSDC戦略のUSDXが計画され、利回りは価格上昇型または現金配当型の「Liquid Bond」トークン(sUSDR/sUSDX)で配布されます。
2025年Q3にオープンベータが予定され、a16z Cryptoのアクセラレータ参加実績から出資が推測されます。
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🧵Pickup:Bybitが初のSolana DEX「Byreal」を発表、メインネットローンチは第3四半期に予定
🌱 ニュースの概要
暗号資産取引所Bybitは、Solana上に構築する初のネイティブDEX「Byreal」を発表しました。
ByrealはCEX(中央集権型取引所)水準の深い流動性と、DeFi(分散型金融)ネイティブの透明性を両立させる「ハイブリッド」モデルを採用。テストネットは2025年6月30日にローンチ予定、メインネットは2025年第3四半期(Q3)に公開される見込みです。
📗 背景
BybitのDeFi進出:これまでCEX専業だったBybitが、自己管理ニーズの高まりに応えDeFi領域へ本格参入。
Solana選択の理由:高速・低手数料のSolanaを基盤とすることで、大量のオンチェーントランザクションを迅速に捌ける点が評価されました。
👀 注目すべき特徴
ハイブリッド流動性モデル
Bybitの取引所流動性をOn-chainにブリッジし、厚いオーダーブックと高速処理を実現。
高度なルーティング
RFQ(Request For Quote)とCLMM(Concentrated Liquidity Market Maker)を組み合わせ、低スリッページかつMEV耐性のある取引を提供。
公平なローンチ機能
「Reset Launch」メカニズムにより、大口参入者の優位を抑えたフェアトークンローンチをサポート。
イールド製品の導入
bbSOL(Liquid Staking Token)を活用する「Revive Vault」など、利回り獲得プールを展開予定。
📈 今後の展望
ユーザー拡大:Bybit既存ユーザーがシームレスにDeFiへ参入できるようになり、アクティブユーザー・取引量ともに増加が見込まれます。
Solanaエコシステム強化:大手CEXの流動性注入によって、Solana上のDEX市場全体の取引活性化に寄与するでしょう。
他チェーン・機能への拡張:BaseやArbitrumなど他のL2チェーンへの展開や、ガバナンストークン発行の可能性も示唆されています。
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