web3 Research JAPAN

web3 Research JAPAN

Share this post

web3 Research JAPAN
web3 Research JAPAN
【MAITRIX】AIプロジェクト向けの次世代型ステーブルコインプロトコル / AIプロジェクトのトークンを担保にAI USDを発行 / @theMAITRIXai
Project

【MAITRIX】AIプロジェクト向けの次世代型ステーブルコインプロトコル / AIプロジェクトのトークンを担保にAI USDを発行 / @theMAITRIXai

ユーザーは、対応するAIプロジェクトのトークンを用いてAI USDをミント(発行)・バーン(償還)でき、さらにステーキングによるリワード獲得も可能です。

mitsui's avatar
mitsui
May 15, 2025
∙ Paid

Share this post

web3 Research JAPAN
web3 Research JAPAN
【MAITRIX】AIプロジェクト向けの次世代型ステーブルコインプロトコル / AIプロジェクトのトークンを担保にAI USDを発行 / @theMAITRIXai
Share

おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。

今日は「MAITRIX」についてリサーチしました。

🤖MAITRIXとは?
👁️存在意義
⚙️具体的な仕組みと展望
💬トークンのユーティリティの高め方


🧵TL;DR

  • AIプロジェクト向けにネイティブトークンを担保としてドルペッグのステーブルコイン(AI USD)を発行できる分散型プロトコル

  • 発行方式は①完全担保型(Mint & Burn)と②過剰担保型(CDP)の2種類を採用し、トークンのボラティリティリスクを低減

  • 発行したAI USDはステーキングや流動性提供が可能で、報酬と手数料がプロトコルの持続的収入源となる仕組み

  • 現在は「Aethir USD(AUSD)」と「VanaUSD(VUSD)」の2種類がテストネット上で公開され、AI/データ経済圏の安定決済手段として機能中


🤖MAITRIXとは?

「MAITRIX」は、AIプロジェクト向けの次世代型ステーブルコイン プロトコルです。

各AIプロジェクトが自らのネイティブトークンを担保に独自のステーブルコイン(AI USD)を発行できるようにすることで、AI分野に特化したステーブルコインのエコシステムを構築しています。

ユーザーは、対応するAIプロジェクトのトークンを用いてAI USDをミント(発行)・バーン(償還)でき、さらにステーキングによるリワード獲得も可能です。

現在はテストネットで公開中で、2つのAIプロジェクトと連携したステーブルコイン(AI USD)を発行しています。

①Aethir USD(AUSD)

  • 発行プロジェクト:分散型GPUクラウド「Aethir」

  • チェーン:Arbitrum

  • 担保資産:Aethirのネイティブトークン ATH

  • 担保モデル:完全担保型(Mint & Burn)

    • ユーザーは ATH をデポジットし、同額の AUSD を1:1でミント/バーン

    • 担保価値 ≥ 発行AUSDを常に維持することでペッグを担保

  • ステーキング報酬:年率約 20 %(テストネット時点)

    • ステーク解除には 14 日間のロック期間、アンステーク時に 0.5 %の手数料が発生

  • テストネット実績:

    • 登録ユーザー数:13 万超

    • TVL:約 128 万ドル相当

②VanaUSD(VUSD)

  • 発行プロジェクト:個人データをAI学習用に取引する「Vanaネットワーク」

  • チェーン:VanaのEVM互換Layer1

  • 担保資産:Vanaネットワークのネイティブトークン VANA

  • 担保モデル:データ価値連動型ステーブルコイン

    • VANA をロックすることで、データ価値指標に基づいたレートで VUSD をミント

    • 動的ペッグ設計により、データ経済圏での価格安定性を追求

  • 用途想定:データマーケットプレイス内での決済や報酬、DataFiプロトコルへの流動性提供など

上記の説明だけだとよくわからないと思うので補足します。

  1. 裏付け(担保)は2つのトークンで

    • まず、Vanaのネイティブトークンである $VANA を担保にします。

    • さらに、VANAをステーキングすると得られる stVANA も併せて担保として組み入れます。

    • これにより、いつでも十分な裏付けのもとで発行されるため、常に1USD前後の安定した価値を保ちます。

  2. “データの価値”に連動する動的ペッグ

    • 単にドルと連動するだけでなく、Vana上のデータ取引やDataDAOの活動規模(データのユーティリティ)に応じて、ステーブルコインの供給量を調整できる仕組みです。

    • これにより、データ経済が活発化すればVanaUSDの供給も柔軟に増減し、AIエージェントやユーザーが安心して使える“データ経済の通貨”となります。

  3. 主な使いみち

    • AIエージェントの決済:機械同士が自動的にサービスをやり取りする際の支払い手段に。

    • DataDAOのインセンティブ:データ提供者への報酬やガバナンス活動への参加報酬をこのコインで支払う。

    • 国境を越えた取引:法定通貨の制約を受けず、世界中のデータ経済圏で共通に使える安定通貨として。

  4. 発行量のガバナンス調整

    • Vanaコミュニティがブロックチェーン上でルールを決め、必要に応じてVanaUSDの発行・焼却を自動で行います。

    • これにより、過剰発行や担保不足を防ぎ、常に安定性を保てるように設計されています。

補足と言いつつ、この説明でも実際よくわからないことが多いと思います。説明はこちらのブログが全てですが、正直抽象的な説明も多く、まだ発表から1週間程度なので、今後の発展次第でまた解説していきます。

↓Vanaの説明はこちら

【Vana】データ主権とユーザー所有のAIデータレイヤーのための初のオープンネットワーク / DateDAOを構築 / YZi Labsが出資しCZがアドバイザーに就任 / @vana

【Vana】データ主権とユーザー所有のAIデータレイヤーのための初のオープンネットワーク / DateDAOを構築 / YZi Labsが出資しCZがアドバイザーに就任 / @vana

mitsui
·
Mar 3
Read full story

👁️存在意義

This post is for paid subscribers

Already a paid subscriber? Sign in
© 2025 mitsui
Privacy ∙ Terms ∙ Collection notice
Start writingGet the app
Substack is the home for great culture

Share