DeFAIウォレットの注目事例5選 / Armor Wallet / SuperDapp / Coin98 AI Wallet / LangWallet / Lit Agent Wallet
5つのDeFAIウォレットをピックアップしてその概要と特徴を紹介します。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「DeFAIウォレットの注目事例5選」と題して、ユースケースを紹介します。
🤖DeFAIとは?
1、Armor Wallet
2、SuperDapp
3、Coin98 AI Wallet
4、LangWallet
5、Lit Agent Wallet
💬Fat DeFAI Wallet理論
🤖DeFAIとは?
まずは前提をおさらいします。DeFAIとは「DeFi + AIエージェント」を組み合わせた造語になります。
↓詳しくはこちら
2024年末にかけてAIエージェントバブルが到来し、初期はミームコイン的な盛り上がりでしたが、より実用的なユースケースを探求し続けた結果、DeFiでのAIエージェント活用の領域が盛り上がってきました。
先駆的なプロジェクトには、HeyAnonやBankerなどが存在します。Cookie.funの情報によれば、現時点でのDeFAI銘柄は88存在し、合計の時価総額は$628.09Mになります。
今日はこれらの中でweb3ウォレットがAIエージェントを内包している事例を紹介します。
ウォレットがAIを利用して詐欺の検知などセキュリティ対策をしていることも多いですが、今回はそれらは範囲外で、DeFAIのような資産の自動運用や自然言語でのトランザクション実行などが、ウォレットとネイティブに連携している事例を紹介します。
1、Armor Wallet
2024年10月にプレスリリースが出され、市場に登場した新興プロダクトです。
対話型のAIトレーディングアシスタントを搭載したセルフカストディアルウォレットであり、ChatGPTに似たテキストUIを通じて「$500分のBitcoinを購入」など自然な文章で指示を出すだけで、ウォレットが最適な価格で即時購入したり、条件付き注文(例えば「価格が10%下落したら購入」)を自動セットします。
複雑な分割売買(DCA)や指値・逆指値、特定日時での売買予約など高度な取引戦略にも対応しており、例えば「来月まで毎週Ethereumを一定額購入したい」と伝えれば、AIがスケジュールに沿った定期購入(DCA戦略)を設定してくれます。
また、過去の取引履歴や損益も自動でトラッキングし、期間毎のパフォーマンス分析が可能で、複数チェーン・複数銘柄の資産を一括管理でき、ポートフォリオ全体を統合して表示します。
その他にも、X上のトレンド分析機能も持ち、人気アカウントの動向から新興トークンの情報を得てユーザーに提案、取引実行前にシミュレーションを行い、不正なスマートコントラクトに引っかかっていないか検知したり、不要なガス代を浪費しないようチェックするセーフティ機能も存在します。
独自トークンである$ARMRはBase上に発行される予定ですが、現時点ではまだ発行されていません。ユーザーは$ARMRを保有することで限定のAI機能にアクセスできるようになるようです。
HP / X
2、SuperDapp
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