【Zodl】プライバシー特化の暗号資産「Zcash(ZEC)」向けの公式モバイルウォレット / ECC分裂・Paradigm&a16z主導の2,500万ドル調達 / CrossPay・スワップ・実店舗決済まで一本化 / @zodl_app
「オプトイン型プライバシー」がプライバシー通貨の主流になる理由
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
本日は「Zodl(ゾドル)」についてリサーチしました。
Zodl とは?
変遷と展望|ECC分裂とZODL独立という転機
考察|「オプトイン型プライバシー」がプライバシー通貨の主流になる理由
TL;DR
Zodlは、ゼロ知識証明(zk-SNARKs)を活用したプライバシー特化の暗号資産Zcash向け公式モバイルウォレットで、送金・スワップ・実店舗決済まで一本化しながら取引内容をブロックチェーン上に残さない「追跡なし」を実現している。
2026年1月にZcash開発元ECCのチーム全員が離脱して新会社ZODLを設立し、ウォレット名を「Zashi」から「Zodl」にリブランド。同年3月にはParadigm・a16z・Coinbase Venturesなどから2,500万ドルのシード調達を完了し、ローンチ以来シールドプール残高を400%以上拡大・半年間で6億ドルのスワップを処理するなど採用指標も急伸している。
「完全匿名」のMoneroが日欧アジアの主要取引所で上場禁止になるなか、Zcashは透明取引も選べる「オプトイン型プライバシー」と閲覧鍵による監査対応で規制環境に適応しやすい設計を持ち、これが機関投資家やVCの投資根拠になっているとみられる一方、同期速度の遅さやECC分裂後のガバナンス不安定さが課題として残る。
Zodl とは?
「Zodl」は、プライバシー特化の暗号資産「Zcash(ZEC)」向けの公式モバイルウォレットです。同時に、その開発組織であるZcash Open Development Lab(ZODL)の名称でもあります。
ひと言で言えば、「自分の送金先・金額・残高を誰にも知られずに、スマートフォンから暗号資産を送受金・スワップ・実店舗決済まで完結できるウォレット」です。
◼️Zcashとzk-SNARKsが実現すること
ZodlはZcashのプロトコルを土台にしています。Zcash(2016年公開)は、ゼロ知識証明によって送金者・受取者・金額をブロックチェーン上に一切残さない機能を持つ暗号資産です。
ビットコインやイーサリアムのブロックチェーンではすべての取引内容が誰でも閲覧できる状態に置かれます。Zcashの秘匿トランザクション(シールドTx)を使えば、「取引が正当に行われた」という事実だけを暗号的に証明しながら、具体的な中身はブロックチェーン上から完全に隠せます。
年齢確認で「21歳以上であること」だけを証明して、生年月日や名前は一切渡さない、そのロジックが送金に適用されているイメージです。
また、Zcashには透明アドレス(tアドレス)と秘匿アドレス(zアドレス)の2種類があり、ユーザーは必要に応じて使い分けられます。規制対応が必要な場面では透明取引を選び、プライベートな送金には秘匿取引を選ぶという「オプトイン型プライバシー」モデルが特徴です。
◼️Zodlの主な機能
Zodlは「Zcashをスマートフォンで日常使いする」ためのオールインワンプラットフォームです。特徴的な機能を整理します。





