ネイティブ利回りを持つステーブルコイン8選(USDe / USDB / BUIDL / USDM / USDY / sFRAX / stEURA / sDOLA)
次世代のステーブルコインを探求
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は次世代型のステーブルコインとも言われるネイティブ利回りを持つステーブルコインを8個紹介します。
«目次»
🪙前提|ステーブルコイン市場の変遷
📕TL;DR
👀各プロジェクト紹介
💥可能性とリスク
💬考察|インフレに負けない減らない通貨が誕生
🪙前提|ステーブルコイン市場の変遷
まずは前提となる市場変化を確認します。
全体の市場規模は2022年のバブル期よりは少し低いですが、徐々に復活してきており、最近は微増を続けています。
プロジェクト別に見ればUSDTが一強で、2位のUSDCより3倍ものマーケットキャップを誇ります。本日紹介予定のUSDeやUSDBの躍進が目立ちます。
チェーン毎に見るとEthereumが51%を占めており、まだまだ強いです。
この市場の中で、最近トレンドとして現れてきたプロジェクトが”ネイティブ利回りを持つステーブルコイン”です。これは1対1で価値がペッグされていることはもちろん、そのステーブルコインを保有しているだけで利回りが貰えます。
ステーブルコインは預け入れたお金が準備金として残っていますが、その一部は運用に回されてステーブルコイン発行企業はその利回りで収益を上げています。その利回りの一部をユーザーに還元するという仕組みです。銀行の預金システムと同じような仕組みですが、預金は預け入れていないと利回りが貰えませんが、ステーブルコインは普段利用できる通貨に対して自動で利回りが配布されます。
イメージは「リキッドステーキング」に近いです。ステーキングできるトークンを預け入れることでLSTが貰えてそれを保有する限り自動で利回りが貰えますし、償還すると元のトークンが戻ってきます。LSTをトークンとして利用することもできますし、それをさらにDeFiで運用することもできます。
これを価値が安定したステーブルコインでも出来るようになってきており、市場での存在感が増してきています。よって、この記事では次世代型のステーブルコインになる可能性があるネイティブ利回りをもつステーブルコインを紹介します。
📕TL;DR
※数値はリサーチ時点。
👀各プロジェクト紹介
①USDe
概要:「インターネット ボンド」と呼ばれ、従来の銀行システム インフラストラクチャに依存しないマネーの暗号ネイティブソリューションを提供。分散型で検閲性と透明性の高いステーブルコイン。DragonFlyやOKX Ventures等から出資を受ける注目のプロトコル。
発行者:Ethena
利回り:35.4%
運用先:永久や先物市場などのデリバティブ市場の利回りとETHのステーキング利回りの組み合わせ
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