【Yamato Protocol】国産の暗号資産担保型ステーブルコイン生成Dapp / ETHを担保にCJPYを借入可能!
「Yamato Protocol」は、暗号資産担保型のステーブルコイン生成Dappです。具体的にはETHを担保にして、日本円と等価であるCJPY(Convertible JPY)の借り入れが可能です。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Yamato Protocol」についてリサーチしました。
«目次»
1、Yamato Protocol とは?
- ステーブルコインの種類
- Yamato Protocolの仕組み
- 特徴
- 手数料
- 独自トークン
- 展望
2、国産の暗号資産担保型ステーブルコインが誕生!
Yamato Protocol とは?
「Yamato Protocol」は、暗号資産担保型のステーブルコイン生成Dappです。具体的にはETHを担保にして、日本円と等価であるCJPY(Convertible JPY)の借り入れが可能です。
■ステーブルコインの種類
まずは簡単にステーブルコインについて解説します。
ステーブルコインは暗号資産における価格のボラティリティを抑え、通貨として利用できるように法定通貨の価格と連動したトークンです。主に以下の3種類が存在します。
法定通貨担保型
特定の法定通貨(たとえば、米ドル)に1:1で連動するように設計されています。それぞれのステーブルコインは、信託会社や銀行に保管された同等の法定通貨と交換することができます。これにより価値の安定性が確保されます。代表的な法定通貨担保型ステーブルコインには、Tether (USDT)やUSD Coin (USDC)があります。暗号資産担保型
他の暗号資産(たとえば、イーサリアム)を担保にして価値が安定しています。担保の暗号資産の価値が変動すると、スマートコントラクトが自動的に調整を行い、ステーブルコインの価値が1ドルに保たれます。MakerDAOのDaiがこのタイプの代表的な例です。アルゴリズム型
これらは特定の価値(通常は1ドル)に連動するようにアルゴリズムによって調整されます。アルゴリズムは供給量を調整し、市場の需要と供給のバランスを保つことで価値を安定させます。担保資産は持っておらず、その代わりに市場の動態と信頼性が価値を保証します。例としてはTerraなどがあります。
Terra/LUNAの暴落によって、アルゴリズム担保型はだいぶ下火になり、現在のステーブルコインといえば法定通貨担保型や暗号資産担保型が一般的です。中でも大きな影響力があるのは法定通貨担保型です。
暗号資産を担保にする最大のリスクは担保の価格変動です。なので、大体の場合は”過剰担保”という形で多めに暗号資産を預け入れる形を取ります。しかし、法定通貨担保型と比較した際のメリットは、特に透明性が挙げられます。
法定通貨担保型は担保としている資金がオフチェーン(銀行など)に保管されているので、その中身が常に公開されているわけではありません。第三者機関による定期的な監査を行なっている事業者が多いですが、Tetherは発行分を保有していないという疑惑が度々流れてきました。また、最近シリコンバレーバンクが破綻しましたが、その際にUSDCが担保資金を預け入れていたことがわかり、銀行破綻という外的要因で担保資金が毀損されそうになる事態となりました。
一方の暗号資産担保型は全てがオンチェーン上で行われるので、担保分は常に公開されており透明性の高い運営が行われます。他にも、規制の影響を受けづらいというメリットなども存在します。
■Yamato Protocolの仕組み
前置きが長くなりましたが、Yamato Protocolは暗号資産担保型のステーブルコイン発行Dappです。
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