おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
先週1週間のweb3市場についてのまとめ記事となります。国内外の20以上のメディアやニュースレターから情報収集しており、その中からニュースをピックアップしています。ぜひ情報やトレンドのキャッチアップにご利用ください!
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Binanceが「Crypto-as-a-Service」ソリューションを開始
銀行・証券会社向けにBinanceが提供するホワイトラベル型暗号取引インフラ「CaaS」を発表。
自社ブランドで取引・カストディ・KYC・流動性管理を統合的に運営できる。
注目点は「内部取引(internalized trading)」により、顧客間の流動性を自社内でマッチング可能な点。
金融機関は手数料収益を最大化しつつ、Binanceの深い流動性にもアクセスできる。
Bridgeが独自のステーブルコインを発行できる新しいプラットフォームOpen Issuanceをリリース
企業が自社ブランドのステーブルコインを即日発行できる新プラットフォーム「Open Issuance」を発表。
既にPhantom Walletが「CASH」を発行、USDC・USDTに依存しない独自経済圏を構築へ。
各社は準備金構成や対応チェーンを自由に設定でき、BlackRock等の資産で裏付けも可能。
発行コイン同士の1:1スワップで共通流動性ネットワークを形成、ブリッジ不要で交換可能。
ヴィタリック・ブテリン氏、Fusakaはイーサリアムの主流化に向けた最大の一歩となる可能性があると語る
12月3日に予定されるEthereumアップグレード「Fusaka」で、Vitalik氏が大規模普及の転機と発言。
新技術「PeerDAS」により、ノードが全データをダウンロードせずに検証できる仕組みを導入。
これによりスケーラビリティが大幅向上し、L2取引手数料は0.1ドル未満に低下見込み。
Ethereumを「新しい金融インターネットの基盤」に押し上げる重要ステップとされる。
SwiftがLinea を使用したオンチェーン移行の実験を実施
国際送金ネットワークのSWIFTが、Ethereum L2「Linea」を使いオンチェーン化を実験中。
BNPパリバやBNYなど複数の大手銀行が参加し、メッセージング基盤のブロックチェーン移行を検証。
Linea採用理由は「ZK証明による高いプライバシーと規制適合性」。
実用化すれば、グローバル金融インフラの効率性・透明性が大きく改善する可能性がある。
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面白いと思ったポストや記事を紹介。
Hyperliquid Korea Hackathon Wrap-Up: A Quick Look at 13 Winning Projects
KBW期間に開催された初のHyperliquidハッカソンで、13チームが受賞。賞金総額は5万ドル超。
優勝はAIトレーディング支援「Hyperliquid Copilot」、リスク管理・自動発注などを実装。
2位はスマートコントラクト監査ツール「Edgescan」、3位はTelegramベースの取引Bot「HODL Bot」。
他にもクロスチェーンアービトラージ、デリバティブ利回りプール、AIトレードコーチなどが登場。
Hyperliquidが取引所から「エコシステム」へと拡張する転換点となるイベント。
The stablecoin duopoly is ending
USDTとUSDCが市場の85%以上を占めてきたが、独占状態は崩れつつある。