おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
先週1週間のweb3市場についてのまとめ記事となります。国内外の20以上のメディアやニュースレターから情報収集しており、その中からニュースをピックアップしています。ぜひ情報やトレンドのキャッチアップにご利用ください!
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peaqがロボティクスSDKをリリース
peaqのRobotics SDKがリリースされ、ロボットにユニバーサルマシン機能(アイデンティティ、データストレージ、アクセス制御など)を提供し、マシンエコノミーへの参加を可能にする。
SDKはPythonをサポートし、将来的にはROSにも対応予定で、開発者が数行のコードでロボットをweb3対応にできる。
ロボットに暗号学的アイデンティティ、安全な通信機能、アプリや他のデバイスとのリアルタイム取引能力を提供し、モジュラー設計により様々なハードウェアに対応。
ロボットが自律的な経済エージェントとして機能し、自己認証、支払い、データ検証を行い、配送サービスなどでフリーランス的に働くことが可能になる。
L2BEATがエコシステムページを公開
L2BEATが新機能「Ecosystem Pages」をリリースし、EthereumスケーリングエコシステムのTVL、アクティビティ、トークン種別・ステージ別の内訳などを統合して比較・理解しやすくした包括的なダッシュボードを提供
各エコシステムで使用されているプロジェクト数、DA使用状況、関連トークンデータ、RaaSプロバイダー、マイルストーン・インシデント、ガバナンス関連データなども閲覧可能
経験豊富なL2ユーザーだけでなく初心者向けにも設計され、どのスタックを選ぶか、どう立ち上げるか、エコシステムへの参加方法などをガイドし、今後も機能拡張とパートナー拡大を予定
ステーブルコインブロックチェーン「Plasma」がネオバンク「Plasma One」を立ち上げ
Peter ThielとBitfinexが支援するステーブコイン専用Layer 1ブロックチェーンPlasmaが、世界初のステーブコイン特化型ネオバンク「Plasma One」を開始し、物理・バーチャルカードによる高利回り貯蓄・送金・決済サービスを提供
初期展開では中東など既にステーブコインが浸透している新興市場をターゲットとし、現地チームと言語サポートを配備してステーブコインの普及拡大を図る
ユーザーは10%超の利回り獲得、最大4%のキャッシュバック付きカード利用が可能で、9月25日のPlasmaメインネットβ版とXPLトークンのローンチに先立ち、20億ドルのステーブコイン流動性と100以上のDeFiパートナーとの連携を予定
CloudflareとCoinbaseがx402 Foundation設立
CloudflareとCoinbaseがx402 Foundationを設立し、ウェブ上でのマシン間決済を標準化するx402プロトコルの普及を推進する。
x402プロトコルはHTTP 402「Payment Required」ステータスコードを更新し、アカウントやサブスクリプション、APIキーに依存せずにウェブサイトとデジタルエージェント間の決済交渉を標準化する。
AIアシスタントによる複数商人での単発購入、エージェントのブラウザレンダリングセッション単位課金、自律トレーダーのリアルタイムデータフィード購入などのユースケースが想定されている。
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面白いと思ったポストや記事を紹介。
Low-risk defi can be for Ethereum what search was for Google
Ethereumには収益性の高いアプリケーションと理想的なアプリケーションの乖離があったが、低リスクDeFiがその両方を満たす可能性がある
低リスクDeFiは決済・貯蓄・合成資産・完全担保貸付などを含み、グローバルな金融アクセスを民主化する
過去にDeFiは投機的な側面が強かったが、プロトコルの成熟によりリスクが低下し、より持続可能な利用が可能になった
低リスクDeFiは文化的にもEthereumコミュニティの目標と一致し、経済的にもETHの価値向上に貢献する
将来的には信用ベースの無担保貸付、予測市場でのヘッジ、USD以外の安定した価値形態への移行なども期待される
GoogleとAdの関係と同様に、DeFiがEthereumの主要収益源となりつつ、実験的アプリケーションと相乗効果を生み出せる