おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
先週1週間のweb3市場についてのまとめ記事となります。国内外の20以上のメディアやニュースレターから情報収集しており、その中からニュースをピックアップしています。ぜひ情報やトレンドのキャッチアップにご利用ください!
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Coinbase は、AI エージェントと開発者が許可なく API、データ フィード、サービスに接続できるオープンな検出レイヤーであるx402 Bazaar を展開
CoinbaseがAIエージェント向けディスカバリーレイヤー「x402 Bazaar」を公開。
エージェントが自動で新サービスを発見・利用・支払い可能にし、自己改善型へ進化。
例:天気・イベント情報を取得し自動予約、財務レポート作成、AIタクシーの自律運営など。
基盤の「x402」はHTTPに直接ステーブルコイン決済を組み込むプロトコル。
イーサリアムのグローバルインキュベーションDAO「Ethreactor」発足
Fracton Venturesらが中心となり、EthereumエコシステムのグローバルDAO「Ethreactor」を設立。
世界のハッカソン組織やローカルインキュベーターを繋ぐ「分散型インキュベーター・コレクティブ」。
卒業プロジェクトはDAOに1%トークンを割当て、成果をグローバルで共有。
参加組織にはETHSydney(豪州)、ETHCinco de Mayo(メキシコ)、ETHBelgrade(セルビア)など。
イーサリアムレイヤー2 Kinto、7月の160万ドルのエクスプロイトを受けてシャットダウン
L2のKintoは7月のハッキング(577 ETH=155万ドル流出)後に閉鎖を決定。
攻撃者は11万の偽Kintoトークンを鋳造し、Uniswap等で換金。トークン価格は95%暴落。
復旧策「Phoenix」で再建を試みるも、資金調達難と債務増で継続困難に。
創業者Recuero氏は自己資金5.5万ドルを拠出し、被害者への弁済を約束。
テザー社の米国新部門のCEOにボー・ハインズ氏が任命され、同社がUSATステーブルコインを発表
Tetherは米国規制準拠のドル裏付けステーブルコイン「USAT」を発表。
発行はAnchorage Digital、準備金管理はCantor Fitzgeraldが担う。
元ホワイトハウス暗号資産評議会ディレクターのBo Hines氏が米国法人CEOに就任。
年内ローンチを予定し、既存のUSDT(約1,690億ドル流通)の補完を狙う。
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面白いと思ったポストや記事を紹介。
Strategic Decentralization: Why the Future Is Distributed
分散化にはスケーラビリティ・ガバナンス・UXの課題があるが、解決可能な技術的問題と位置づけ。
検閲耐性、システミック・レジリエンス、AI/GPU資源の民主化などで分散型が優位に立つ分野がある。
投機的なAI×Cryptoバズもあるが、実際にはFetch.aiやOcean Protocolなど実用的エコシステムが台頭。
最適解は「全面分散」ではなく、金融レール・AI基盤・データ市場など基盤レイヤーを戦略的に分散化。
ユーザー体験向けアプリは中央集権的UXを活かし、ハイブリッド型が未来を形作ると結論