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ミームとは何か、ミームコインという現象の正体を探る

ミームを徹底的に分析しました。

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mitsui
Apr 02, 2024
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おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。

今日は「ミームコイン」に関する考察を書いていきます。極論、全ては結果論ではあるし個別具体的なケースによって異なるのですが、それでもリサーチャーとしてこの現象を自分なりに言語化してみたいと思いました。現時点での仮説で、今後変わる可能性はありますので、一つの意見としてお楽しみいただければと思います。

尚、”どのミームコインが当たるか”みたいな話ではなく、「ミームコインという現象」に注目し、現象を定義して可能性を考察する記事になります。

«目次»
📕辞書的定義|ミームとは何か
🧐個人的な定義|ミームとは何か
👀展望|これからはミームの時代になる
💥展望|ミームはビジネスの中心になる
💴紹介|ミームコインとは何か
🧵総括と考察|ミームコインはCultureFiであり、価値創造の最先端にある

📕辞書的定義|ミームとは何か

まずは「ミーム」の意味についてwikipediaより興味深い箇所を抜粋します。

ミーム(meme)とは、脳内に保存され、他の脳へ複製可能な情報であり、例えば習慣や技能、物語といった社会的、文化的な情報である。『日本大百科全書』における人工知能研究者の中島秀之の説明によると、ミームは文化的自己複製子であり、ミームは比喩(ひゆ)ではなく遺伝子と同じく実体である。『利己的な遺伝子』によれば、ミームは脳神経回路の型である。ミームが脳の外へ複製された具体例としては衣服、壺、アーチ、宗教的行動、科学者の講演、論文などが挙げられている。

文化的な情報は会話、人々の振る舞い、本、儀式、教育、マスメディア等によって脳から脳へとコピーされていくが、そのプロセスを進化のアルゴリズムという観点で分析するための概念がミームである

ミームとは、動物行動学者のリチャード・ドーキンスが作った言葉であり、模倣を通して、脳から脳へと伝達・複製される文化の情報の基本単位である。 ミームの定義には論者により複数あるが、このドーキンスの定義がミームの最初の定義である。

また、佐倉統氏はミームには以下の分類が存在すると定義しました。

  1. 流行ミーム:すでに広まっているもの。定着したものは、習慣あるいは伝統ミームへと移行する

  2. 習慣ミーム:意識されることなく繰り返されているもの。

  3. 伝統ミーム:意識的な活動によって維持されているもの。

  4. 掟ミーム:規範としての正式な承認を受けたもの。法やルールなど。

  5. 仕掛けミーム:広めることを意図して人為的に作られたもの。

  6. 伝道ミーム:他者にも伝えようという呼びかけが含まれているもの。

  7. 伝説&物語ミーム:事実かどうか判断のつかないもの。あるいはフィクション。

  8. ミームに関するミーム:ミームの視点から問題を捉えなおしたもの。メタミーム。

🧐個人的な定義|ミームとは何か

インターネットカルチャーとしてのミームは少し異なる意味で利用されているかもしれませんが、今回は大元の意味をもとにweb3の世界で起こっているミームコインについて考えます。

上記のミームの定義、そしてミーム学について学習した結果、個人的には以下のような理解をしました。

全く網羅的ではありませんが、人間社会における連鎖(遺伝)には肉体的な遺伝と文化的な遺伝が存在し、前者は遺伝子として親から物理的に受け継がれ、後者は親だけでなくコミュニティから無形のものとして受け継がれていきます。

つまり、ミームとは「人間社会における文化的遺伝」です。

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