おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Web4.0とは何か?」というテーマで書いていきます。
先に断っておきますが、Web4に関しては定義が定まっているわけではないので、色々な方の意見を紹介しつつ、最後に個人的にWeb4を定義していくという構成にしています。また、あくまで現時点の予想となりますので、トレンドの変化と共に変わっていくかもしれませんので、その前提の上でご覧ください。
Web4.0とは?
「Web4」は、Webの第4世代のことで、Web2 のソーシャルインタラクティブ性、web3の分散型自律性、AIのインテリジェント機能を組み合わせて、完全に相互接続されたデジタルエコシステムのインターネット空間のことを言います。
抽象的でよくわからないですよね。最初にも断りましたが、これも色々な人が提唱している定義の1つなので、1つ1つの言葉にあまり引っかからずに大きな方向性だけが伝わると幸いです。
ここ数年でAGIが到来することによって、単にコマンドに反応するだけではなく、予測し、計画し、行動するAIエージェントが実現するようになります。その未来とweb3のブロックチェーンが交わることで、新しいインターネットが実現するのではないかという話です。
この話は「AGIによるAIエージェントの時代(Agentic Web)」と「Agentic Webにおけるブロックチェーンの位置付け」が混ざっています。僕はweb3リサーチャーなので、今後確実に来るAgentic Webの中核にブロックチェーンも混ざると思っているので、ここではあえて「Web4はweb3の延長線上にAIエージェントが混ざった世界」として話を進めていきます。
なぜAgentic Webの中核にブロックチェーンが存在するのでしょうか?
以下はVitalikのブログからの引用になります。AI市場が急速に拡大するにつれて、データ主権、マネタイズ、コスト増加、コンポーザビリティなどのブロックチェーンと親和性の高いAI固有の課題が誕生しています。
また、AIエージェントは銀行口座を開設することができません。そうなるとAIエージェント同士が金融活動を行うためには必然的にブロックチェーン上でウォレットを持ち、取引をする必要があります。更に、AIは契約もできませんが、スマートコントラクトであれば契約に相当する行為を実施することができます。
web3側面からの擁護的な見方かもしれませんが、AIエージェントが中心になった社会ではその課題をブロックチェーンが解決するのではないかと思っており、だからこそ混ざり合うのではないかと考えています。
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