【Valhalla】web3時代のTwitch(ゲーミングプラットフォーム)を目指し、若きシリアルアントレプレナーが手掛けるNFTプロジェクト
「Valhalla(ヴァルハラ)」は、web3時代のTwitchのようなゲーミングプラットフォームを立ち上げることを目的としたNFTプロジェクトです。
おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「Valhalla」についてリサーチしました。
«目次»
1、Valhalla とは?
- NFT概要
- mint情報
- 運営チーム
- ロードマップ
2、遂にweb2の強者が到来し、web3で競争が始まる
Valhalla とは?
「Valhalla(ヴァルハラ)」は、web3時代のTwitchのようなゲーミングプラットフォームを立ち上げることを目的としたNFTプロジェクトです。セール時、リビール時にはどちらもOpenSeaの世界トレンドランキング1位を獲得するなど、非常に注目を集めています。
■NFT概要
Valhallaの最終目的はゲーミングプラットフォームのリリースですが、その前にNFTのPFPコレクションをリリース。
9,000体のPFPコレクション「Valhalla」とPFPのリビールを助ける「Armory Token」が存在。
Valhallaはリビール後に「Armory Token」を使用して見た目の変更(Reroll)ができる。
「Armory Token」は2週間かけてNFTホルダーに5つずつ無料でエアドロされる。
なので「Armory Token」は合計45,000個(9,000体のNFT×5つ)で固定供給。
「Armory Token」は長期保有可能だが、使用可能期間がある。今回の利用時に残ったトークンは次回以降の利用に使える(今後の用途は未発表)
ユーティリティはあまり公表されていないが、PFP利用・コミュニティー参加に加え、開発中のゲーミングプラットフォームの早期利用等の特典が予測される。
■mint情報
プレセール:一部のコミュニティーメンバーやコレクターへ向けて、0.25Eth、500個限定で販売。1分で完売。3ヶ月間はロックされる。
パブリックセール:0.5Ethでコミュニティー参加者(ウォレット登録者)へ向けて順次販売。
■運営チーム
運営はロサンゼルスに拠点を置く「Stacked」という会社。
現在11名の従業員を抱え、1,500万ドルの資金調達を完了している。
CEOのアレックス リンは、2度の事業売却を成功させるシリアルアントレプレナーです。最初の起業は19歳の若さでY-Combinatorを卒業、2度目の起業でもゴールドマンサックスなどから5,000万ドルを資金調達し、100名以上の会社に成長させ売却。Forbes U30にも選出されています。
その他のチームメンバーもカーネギーメロン大学やMIT出身者が多く、非常に優秀なメンバーが集まっています。
投資家も豪華で、日本からGREE VenturesやLINE Venturesも出資しています。
■ロードマップ
独自マーケットプレイスの設立
Nikeなど有名ブランドがAmazonと独自ECサイトの2つで販売しているのと同様にOpenSea等のマーケットプレイスと独自マーケットプレイスを持つべきだと考え、開発中。2023年の1~2月にはローンチ予定。ゲーミングプラットフォームの設立
プロジェクトの大目標であるゲーミングプラットフォームを開発中。2023年の第一四半期の終わりにはβ版をリリース予定。
以上、Valhallaの簡単な概要でした!
※情報がそこまで公開されていないのと纏まっているページがほぼなかったので、色んな所から情報収集して記事にしました。間違っている箇所あるかもしれません!確実な情報はHPやTwitterをご覧ください。
遂にweb2の強者が到来し、web3で競争が始まる
個人的に、情報が纏まってなさすぎて今までで一番大変なリサーチでした、、。ここまで人気なのにそこまで情報がないのが逆にすごいです。(もちろんGoogle USA等英語でも検索かけてますが、あまり記事なかったです。)
ただ、ここまでの期待感はやはり「成功してきているシリアルアントレプレナーがファウンダー」である点に尽きると思います。
毎日リサーチをしていての肌感覚ですが、いよいよweb3で競争が始まろうとしている気がします。既存のweb2時代の覇者、強者がweb3へと続々と参入してきており、あっという間に結果を出し始めています。
miinさんのツイートを引用させていただきますが、redditのNFTは既存SNSが本気を出した良い事例だと思います。あっという間にOpenSeaのwallet数を超えてしまいました。もちろんwallet数が全てではないと思いますが、圧倒的な数値とスピード感であることは間違いありません。


日本でもLINE NFTやRakuten NFTなどが生まれています。「プライベートチェーンだから、、」みたいな風潮がありますが、LINEなんて日本で7,000万人を超えるユーザーを抱えるメガアプリなので、本気で普及にかかればあっという間に1,000万walletを超えて世界最大のNFTマーケットプレイスになるポテンシャルがあります。Appleもiphoneのネイティブアプリにwalletつければ一気に数十億ユーザーになり得ます。
とは言っても、まだまだ技術も市場の理解も追いついていないので、今年来年の話ではないと思いますが、戦いの狼煙は上がってきた感がありますね。
スタートアップの競争論理と似てます。ニッチな領域で始めると、最初は大企業は市場規模が小さすぎるし不確定要素が多くて参入しないけど、徐々に市場拡大し大きな市場になることと勝ちパターンがある程度見えたら資本と影響力で一気に参入してスタートアップを駆逐します。そこをなんとか切り抜けたスタートアップが次の覇者に近づきます。
そう考えると、今web3のスタートアップを始めるには、既存のスタートアップと同様に圧倒的に資本も影響力も持つ企業が参入してきた時の競合優位性も考えておいた方がいいのかもしれません。そして、その勝ち方も。
今web3をリサーチしていることで、新しい市場がどのように出来上がっていくのかをリアルタイムで見れてなんだか楽しいです。自分もゆくゆくはプレイヤーでスタートアップしようと思っているので、動向を注視しつつ、戦略練っていきます。
引用/参考リンク
Valhalla
・HP:https://joinvalhalla.com/
・Twitter:https://twitter.com/valhalla
・OpenSea:https://opensea.io/collection/valhalla
(※リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。)
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mitsui @web3リサーチャー
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