【Usual】RWA担保のUSD0を発行し、担保資金の運用益の100%を分配するプロジェクト / $USUALトークンを通じて所有権とガバナンスを再分配 / USD0++・$USUALx等のコアトークン機能を持つ / @usualmoney
早期利用者ほど恩恵を受けられる仕組みになっています。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Usual」についてリサーチしました。
🔴Usualとは?
⚙️詳しい仕組み
🚩変遷と凄さ
💬新しい通貨システムで面白い
🔴Usualとは?
「Usual」は、$USUALトークンを通じて所有権とガバナンスを再分配する、安全で分散化されたステーブルコイン発行プロジェクトです。
既存のUSDCやUSDTにおける以下3つの課題を解決するために構築されました。尚、3に関してはステーブルコインだけでなくDeFi全体の問題を指摘しています。
ステーブルコイン発行者のみが利益を独占している
破産リスクがある
早期貢献者に十分な利益を与える利回りと成長の不一致がある
1は有名な話です。TetherとCircleは2023年に100億ドル以上の収益を生み出し、評価額は2,000億ドルを超えていますが、この生み出された富は、成功に貢献したユーザーとは一切共有されません。
2に関してもシリコンバレー銀行の破綻時にUSDCが一時的にデペッグしたことで問題となりました。USDCは担保資金の一部を法定通貨で既存金融の銀行に保管していたため、破産リスクがあります。
3は後述するUsualのトークンエコノミクスにて説明します。
これらを踏まえてUsualはRWAに100%担保されたステーブルコインUSD0を発行しています。さらに担保資金から発生する利回りの100%はトレジャリーに保管され、そのトレジャリーの所有及びガバナンス権は$USUALトークンホルダーが担います。そして、トレジャリーの資金はエコシステム内のコミュニティへと分配されます。
基本的な思想は上述した通りです。
RWA(米国の超短期国債)に100%バックされたステーブルコイン
担保資金による収益の100%はトレジャリーに保管
トレジャリーの所有権は$USUAL保有者が持つ
トレジャリーからエコシステム内へ利回りを還元
ではここから、より詳しい仕組みを見ていきます。
⚙️詳しい仕組み
先に言っておきますが、Usualはその仕組みが少し複雑です。なるべくわかりやすく全体像がわかるように説明していきます。
まずコアトークンが3種類あります。
USD0:RWAで担保された法定通貨担保型ステーブルコイン
USD0++:USD0のLST
$USUAL:Usualのガバナンストークン
(ここにさらにUsualをステーキングすることで得られるUSUALxやジェネシストークンと呼ばれるUSUAL*(USUAL Star)もあるのですが、この辺は後述します。)
USD0
ユーザーはUSDCを預け入れるもしくはRWAトークンを預け入れることによってUSD0をミントできます。
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