【Universal】あらゆるチェーン上のあらゆるトークンの取引を可能にするラップド資産プロトコル / a16zやCoinbase等から900万ドルを調達 / @universaldotxyz
あらゆる資産のマルチチェーン体験を実現します。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Universal」についてリサーチしました。
⚫️Universalとは?
⚙️具体的な仕組み
🤖超簡単な要約
💬チェーンアブストラクションに近づく
⚫️Universalとは?
「Universal」は、「あらゆるトークンをあらゆるブロックチェーン上で取引可能にする」ことを目指すラップド資産プロトコルです。
従来、ブロックチェーンごとに資産や流動性が分断され、新規チェーン立ち上げ時には取引可能な資産が乏しい、ブリッジ利用は手間や流動性不足といった課題がありました。Universalはこれらの問題(資産のオンチェーン非対応、流動性の分散、ユーザー体験の複雑さ)を解決し、あらゆる暗号資産を高い流動性でオンチェーン取引可能にすることを目指しています。
例えばビットコインやドージコインといった他チェーンのコインやオフチェーン資産を、Ethereumなど任意の対応チェーン上でトークン化(ラップ)し、自由に売買・利用できるようにします。
その仕組みは後ほど紹介するとして、まずは創業チームは資金調達の情報など、概要からお伝えします。
◼️創業チーム
Universalは2024年に米国で設立されました。創業メンバーはweb3業界で経験豊富な人物が揃っており、主な共同創設者は以下の3名です。
Austin Diamond(オースティン・ダイアモンド) – 共同創設者(Alongsideの元共同創業者でもあり、暗号資産インデックス「AMKT」開発に携わった経歴を持つ)
0xGaut(ゴート、愛称) – 共同創設者。プロジェクトのビジネス面や運営を統括しています
Jun Ho Hong(ジュン・ホ・ホン) – 共同創設者。エンジニアリング責任者としてプロトコル開発をリードしています
◼️資金調達情報
2025年2月19日に最新の資金調達ラウンドを実施し、900万ドル(約13億円)を調達しました。リード投資家は著名VCのAndreessen Horowitz(a16z)で、Coinbase VenturesやFour Cities Capital、Data Tech Fundといった投資家も参加しています。
このラウンドはプロジェクト立ち上げから約6か月後に行われており、Universal側は「ユーザー取引高が十分なトラクション(累計8億ドル超の取引量)に達したため、成長加速のために資金調達を決断した」と説明しています。
調達した資金は、主にプロダクトの拡充とユーザー基盤拡大のための施策に充当されます。具体的には、新たなチェーンや資産への対応拡大、他のdAppとの連携強化によるユースケース拡大、および公式フロントエンド(ユーザー向けアプリ)の強化に投資する計画です。
⚙️具体的な仕組み
では、「Universal」の具体的な仕組みや技術アーキテクチャについて見ていきます。
まずは改めて「Universal」のできることの整理からです。
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