【tripleS/Cosmo】NFTを活用した次世代K-POPグループ / ファン投票で活動ユニットや楽曲が決定 / KDDIも出資
🇰🇷91万個ミントされ、8.5万人のホルダーを抱えています。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「tripleS」と「Cosmo」についてリサーチしました。
«目次»
1、概要|tripleSとCosmo とは?
- 主な名称整理
- tripleSとは?
- 創業背景
2、概要②|Cosmoの仕組み
3、変遷と展望|3回のGravityが終了、KDDIも出資し世界展開が進む
4、考察|91万個がミントされ、8.5万人のホルダーを抱えるNFTプロジェクト
概要|tripleSとCosmo とは?
これは2つのプロジェクトではなく、1つのプロジェクトです。「tripleS」はK-POPアイドルグループの名称で、「Cosmo」はtripleSのファンアプリです。「tripleS」はブロックチェーンを活用してファンが運営に関与できる形の新しいK-POPグループで、その中核を担うアプリが「Cosmo」です。
ファンは「Cosmo」を通して「tripleS」メンバーの限定写真や動画を閲覧できる他、デジタルトレカ(NFT)の購入、独自トークンの取得や投票への参加を行うことができます。
ではその詳細を見ていきますが、その前に独自名称が多いので先んじて主要な名称だけ整理しておきます。出てくる度に説明もしますが、わかりやすいように先に説明しておきます。
◼️主な名称整理
tripleS:ブロックチェーンを活用してファンが運営に関与できる新しい形のK-POPアイドルグループ
Cosmo:tripleSのファンが利用するファンアプリ
Objekt:メンバーのデジタルトレカ(NFT)
COMO:ファン投票に利用できる投票権
Gravity:ファン投票イベント
Mastar:Cosmoを利用して投票するファンの名称
Modhaus:運営会社。ブロックチェーンを活用して世界の音楽業界をリードすることを目指すEnterTechエージェンシー
◼️tripleSとは?
ブロックチェーンを活用してファンが体験のさまざまな要素を制御できるようにする 24 人のメンバーからなるK-POPガールズグループです。全員が「HAUS(ハウス)」と呼ばれる宿舎で共同生活しています。
最大の特徴はNFTを活用してファンがあらゆる決定に関与できる点です。その最たるものが「ユニットの決定」です。tripleSは24名というK-POPグループの中でも最大の人数ですが、全員が同じ曲を唄うのではなく、ファン投票によって決まったユニット毎に分かれて曲をリリースします。
運営会社Modhausの名称はモジュールが元になっているといい、アイドルグループをレゴのように自由に組み合わせて新しい価値を生み出せるという思想を持っています。後ほど投票プロセスを解説しますが、ファン投票によってユニット(Dimensionと表現)が決定され、楽曲も決定されます。

◼️創業背景
2021年に音楽プロデューサーであるチョン・ビョンギによって運営会社のModhausが設立されました。そのきっかけは韓国の大手ブロックチェーン投資会社「HASHED(ハッシュド)」と出会い、ブロックチェーンの可能性に惹かれたからとのことです。
K-POP市場は世界的に見ても急激に拡大しています。その一因となっているのは間違いなくファンの力です。ファンダムによってK-POPアイドルグループは躍進を果たしています。その中で、よりファンと共に作るエンターテインメントの形を模索していくことで新しい形のグループが作れると信じて、2022年にtripleSを立ち上げました。
概要②|Cosmoの仕組み
Modhaus、そしてtripleSの根幹にあるファンアプリがCosmoです。
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