【This is Nouns】NounsDAOが資金提供した初のNouns紹介ムービーNFTが発表!
「This is Nouns」はNounsDAOが支援する初のミント作品です。NounsDAO公式の投票によって採択され資金提供がなされ、映像チーム「Ordinary Folk」が作成した作品となります。
おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日は「This is Nouns」についてリサーチしました。
«目次»
1、This is Nouns とは?
- mint情報
- 制作の経緯
2、徐々にNFTがIP(ブランド)として機能し始めている
This is Nouns とは?
「This is Nouns」はNounsDAOが支援する初のミント作品です。NounsDAO公式の投票によって採択され資金提供がなされ、映像チーム「Ordinary Folk」が作成した作品となります。
▼こちらが制作された映像です。かなりクオリティ高いです!
※”Nounsとは何か”に関しては、以前リサーチした記事があるのでそちらをご覧ください。
■mint情報
販売期間:現地時間(ET)12月23日の12時から1月2日の12時まで。
価格:0.05Eth
個数:期間内なら上限なし
収益分配:Nouns(60%)、Ordinary Folk(40%)
執筆時の時点(1/3)で、3,526個がミントされ、TVL245Eth、フロア価格0.244Ethと販売価格0.05Ethから約5倍となっています。
■制作の経緯
きっかけはNounsDAOに対しての一つの提案からです。映像制作チームの”Ordinary Folk”が「Nounsの説明をアニメーションでしませんか?」と提案しました。
提案の詳細は誰でも閲覧可能なので元記事を見ていただくとして、まとめるとこんな感じです。
私たちはNFTが大好きで、Nounsが大好きです。
でもNounsのページは現状文章のみの説明でわかりづらくないですか?
私たちにアニメーション作らせてください!(過去作品こんな感じです!)
作る過程も全てコミュニティに公開し、フィードバックを貰いながら作ります!
どうでしょう?
です。Nouns自体も設立から1年ほど経ち、世界各地でイベントを行ったり、様々な活動を行ってきました。そういった様子を含めて映像化することでNounsの良さをより多くの人に知ってもらおうという目的での提案です。
2022年7月28日を持って投票が締め切られ、採択され、制作がスタートしました。ちなみにNounsDAOからは制作費として125Ethの支払いがされました。
そして映像が完成し、販売方法や価格等について再度投票にかけられました。
この採択によって、上記で説明した価格と販売方法によってNounsDAO初のミント作品として販売されました。
やはりNouns作品だけあって物凄い人気ですね。僕もNouns好きとして欲しくなりました。
徐々にNFTがIP(ブランド)として機能し始めている
さて、このNFTプロジェクトから受託を受けて映像作品を作り、それをNFTで販売して収益を分配するというモデルですが、かなり先進的な取り組みに感じました。
Nounsが特別なプロジェクトであることは間違いなく、まず125Ethもの制作費を出せるプロジェクトはほとんどありませんし、その映像作品がここまで売れるプロジェクトもないでしょう。
ただ、もう少しマクロで見れば、こういった取り組みは今後も多く始まっていくと思います。すでに人気のNFTプロジェクトの関連クリエイティブをクリエイターが構築し、それをNFTとして販売、その収益を分配し合うモデルのことです。
すでに行われている”二次創作の文化”と近いですが、それをDAOの予算を活用して公式で作成する行為が今回のNounsの事例です。Nounsも二次創作や勝手に紹介映像を作成する例はありましたが、公式のNounsDAOに採択されて制作された点が”初”であり、価値があります。
これは徐々にNFTがIP(ブランド)として認知され始めており、その影響力を増していることの象徴だと感じています。
すごく乱暴に言えば、僕は”ブランド力”とはその”ロゴが入っていれば売れる力”だと思っています。ただのTシャツもグッチのロゴが入っていれば高く売れます。
人気NFTプロジェクトもその象徴的なクリエイティブが入っていれば、爆発的に売れるようになってきています。まだまだ歴史が浅いのでバブル的な売上もあると思いますが、おそらくこれが数年間続けば、このNFTプロジェクトの作品はいつも売れる、欲しい人が絶えないから値下がりしないという事実に繋がり、本当の意味でブランド力を持ち始めると思います。
僕はここ最近はNFTプロジェクトの運営方法や成功方法について考えていますが、本当の意味で事業として永続性を持ち、web2の現代のIPを超えるまで育て上げるには、ここまで長期を見据えた上での制作や運営が求められると思っています。一過性のNFTバブルに乗っかったプロジェクトになるか、革命を起こすビジネスモデルになり得るのかはこれから次第です。そしてその鍵は”長期目線”だと思っています。
Nounsは僕もめちゃくちゃ好きなプロジェクトなので、引き続き注目していこうと思います!そしてその他の有名NFTプロジェクトの動向も注目していきます。
以上、今日は「This is Nouns」についてのリサーチでした!
■参考リンク
・HP:https://nouns.wtf/
・OpenSea:https://opensea.io/collection/this-is-nouns
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
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