【subs.fun】トークン化されたサブフォーラムで取引、投稿、収益を得るプロトコル / 各Sub毎のAIエージェントにコンテンツを学習させ成長させる / @subsdotfun
まだウェイティングリスト公開中のプロジェクトですが、面白そうです。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「subs[.]fun」についてリサーチしました。
「subs[.]fun」はコミュニティ毎の集合知をAIエージェントが学習しトークン化するという取り組みです。現在はウェイティングリスト公開中のため、詳細は今後明かされていく予定ですが、運営者からDMをいただき、面白そうだったので記事にしました。(※面白そうだったので記事にしているだけで現時点で金銭的関係はありません)
⭐️リファラルリンクはこちら(ウェイティングリスト登録)
https://www.subs.fun/?ref_id=IY79F664Z
💻subs.funとは?
⚙️具体的な使い方
💬ResearchFiという面白さ
💻subs.funとは?
「subs[.]fun」は、トークンでアクセス制限されたオンラインフォーラム(「Sub」と呼ばれるコミュニティ)上で「取引・投稿・収益化」を行えるプラットフォームです。
各Sub(コミュニティ)毎にAIエージェント「Subエージェント」がモデレーター兼ナレッジベースとして機能します。ユーザーの投稿やリンクからSubエージェントが学習し、コミュニティに貢献したメンバーにはトークンで報酬が与えられる仕組みです。
主要機能
AIモデレーター(Subエージェント)
各SubにはカスタムAIエージェントが配置され、投稿内容を継続的に学習して自律的にコミュニティ運営や回答を行います。AIは提供されたリンク(ウェブ記事、PDF、YouTube、Podcast、Twitter/X投稿、Reddit投稿など)やテキストから知識を吸収し、投稿へのアップボート(賛成票)が多いほどその内容を知識ベースに重み付けしていきます。トークンエコノミー
各Subは独自のトークンを持ち、コミュニティメンバーへのインセンティブに使われます。具体的には、質の高い投稿や有益な議論を行うと、そのコミュニティのトークンが報酬として与えられます。投稿へのアップボート数に応じてトークンが配分される仕組みで、「貢献=コミュニティへの持分」という形で価値還元されます。例えば「自分が早期に行った投稿が盛り上がり人気化すれば、単なるいいね以上の見返りとしてトークン報酬=コミュニティ株式を得られる」イメージです。投稿・交流機能
メンバーはそのSub内で投稿作成やコメント返信が可能で、従来の掲示板/SNSと同様に議論できます。Subエージェントも話題に応じて自動投稿・返信し、議論を活性化します。
整理
改めて整理しますと、Subというのはコミュニティの名称です。各Subは特定のテーマ(例えばステーブルコイン)毎に作成され、それぞれに独自トークンと独自AIエージェントが作成されます。
各SubエージェントはそのSubにアップロードされた情報(ウェブ記事、PDF、YouTube、Podcast、Twitter/X投稿、Reddit投稿など)を学習し、またコミュニティメンバーの投票によって各情報に重み付けされ、エージェントの知能が進化していきます。このプロセスにおいてトークンによる報酬が分配されます。
このようなサイクルで、Sub内の集合知で独自のAIエージェントを構築していこうという取り組みがsubs[.]funになります。
⚙️具体的な使い方
では、より具体的な使い方について解説していきます。
◼️Subクリエイター
まず、Subを作成するクリエイター側の目線について解説します。
以下の順序でSubが作成されます。
基本設定(Name、Ticker、説明、画像)を入力
Subエージェントの基礎知識を入力(初期の学習ソースを自由に入力)
Subエージェントの設定を入力(経歴、キャラ設定、知識の厳密性などを設定)
トークン化して起動(0.2 SOLの手数料が発生)
ローンチ(トークンを誰でも買えるように)
各トークンの総供給量は10億であり、基本はボンディングカーブで販売されます。
ただし、「4のトークン化して起動」ステップにて、Sub作成者には100万Subトークンが送付されます。また、それ以外にもローンチ時の自動バイバックを実施可能です。subs[.]funは今後の運営も考えて10%程度のバイバックを推奨しています。
その他のエコシステムは以下のとおりです。
トークン供給量の 20% がSubの報酬プール (2 億トークン) に送られる。
4億9,900万トークンが片側流動性としてMeteora DLMMプールに配備されトークンあたり0.00000005 SOL(約0.00001ドル)の開始価格で結合曲線として機能。
プールが展開されると、誰でもサブトークンを取引できるようになり、購入に応じて価格が着実に上昇。
時価総額が結合曲線で約 30,000 ドルに達すると、トークンは卒業。
結合曲線からの 60 SOL が移行され、Meteora Dynamic AMM内の残りの 300M Subトークンとペアリングされる。
この流動性ポジションは永久にロックされ、常に取引可能な市場が存在することが保証される。
流動性ポジションによって発生した取引手数料の20%がSubの報酬プールに追加され、貢献度に基づいてメンバーに分配される。
◼️Sub参加者
参加者は少なくとも10,000Subトークンを所有すると、そのSubのメンバーシップが付与されます。参加後は、Subの報酬プールから優れたコンテンツを投稿することでSubトークンを付与されます。これにより、Subエージェントが学習できる高品質で関連性の高いコンテンツが奨励され、価値が生まれます。
Sub参加以外にもSubトークン保有者のユーティリティは以下が予定されているとのことです。
Subトークンを消費すると、Subエージェントとのプライベートチャットを開始できる。
Subエージェントによって生み出された収益(有料ニュースレターなど)はトークン保有者に還元される可能性がある。
SubトークンはSubエージェントまたはユーザー間でチップすることができる。
SubトークンはSubガバナンスとSubエージェント機能に投票するために使用できる。
Subトークンは、AMAや景品の開催、バナースペースのレンタルに使用できる。
上述したとおり、報酬プールは新規トークン発行時の20%とDEX上場後の取引手数料の20%がプールされており、そこからユーザーに還元されていきます。
報酬の配布は、24 時間ごとに、Subの残りの報酬プールの 0.5% がアクティブメンバーに分配されます。報酬は投稿または返信に対する賛成票に基づいて割り当てられるとのことです。
💬ResearchFiという面白さ
最後は感想と考察です。
まだウェイティングリスト公開中ですが、割と詳細にドキュメントに記載されており、個人的には面白さを感じました。当然、リリースされてみて具体的なプロダクトを触ってみないとその良し悪しや持続可能なトークンエコノミクスなのかは判断できませんが、今自分がいるリサーチャーというポジションで活用できそうなプロダクトだと感じました。
自分で使ってみるとしたらおそらくこうなります。
ニュースレターの過去記事および日々更新している記事や収集しているニュースなどの情報をインプットしてトークン発行し限定コミュニティ構築。
その中に有益なニュースなどを投稿し続ける。参加メンバーからも投稿があり、投票による情報の重み付けが実施される。
そこで学習されたAIエージェントはトークンホルダーのプライベートチャットやコミュニティ内での会話にも参戦しますが、外部のXやTelegramで自律的に発信する。
ゆくゆくの構想にあった通り、そのエージェントが自律的に学習したデータを元に有料ニュースレターやインサイトを提供し、その収益がトークンホルダーに還元される。
トークンホルダーは情報をアップデートするためにさらに集まり、情報の重み付けに参加するようになる。
自分自身がやっているリサーチ活動が分散型で実施される可能性を秘めています。また、有益な情報をキュレーションしている人に対してインセンティブがつくという点も個人的には嬉しいです。
最も大事なのはAIエージェントのクオリティ次第な気もしますが、意外にこの知識を中心に置いたSocialFiのようなエコシステムは中心に位置する人が継続的に情報発信をし続ける人であればワークしそうな予感はしています。
Subは新しいタイプのインターネットサブフォーラムを謳っています。かつてはインターネットは、それぞれ独自の文化、知識、価値観を持つコミュニティの集合体となるはずでした。しかし、いつの間にか、私たちはそのビジョンを失い、交流の方法を標準化し、私たちの注意を商品化する中央集権型プラットフォームに取って代わられてしまいました。
Subsは、その当初の約束への回帰を表しています。インターネットが投稿してスクロールするだけの場所ではなく、作成者とメンバーのために学習して真の価値を生み出すインテリジェントな有機体である、新しい種類のデジタル空間を作成します。
このコンセプトは面白いですし、リリースされたら中長期的な情報収集の拠点としても利用してみたいと思いました。
ただし、まだリリースされていませんので、まずはリリースを楽しみに待ちたいと思います。興味ある人はぜひウェイティングリスト登録して一緒に待ちましょう!
⭐️リファラルリンクはこちら(ウェイティングリスト登録)
https://www.subs.fun/?ref_id=IY79F664Z
🔗参考/画像引用先:HP / DOC / X
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