【Sophon】ZKsyncのElastic Chainを活用しValidiumで構築されたL2チェーン / エンターテイメントに重点を置く / OKX VenturesやBinance Labsも出資 / @sophon

ZKsyncの元リーダー陣とMerit Circleの協力により設立され、2024年Q4にメインネット公開予定。

おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。

今日は「Sophon」をリサーチしました。

🟡Sophonとは？
🥏Sophonの詳細
💬ZKチェーンの波が到来する

🟡Sophonとは？

「Sophon」は、ZKsyncのElastic Chainを活用したValidium上に構築されたL2チェーンです。エンターテイメントに重点を置き、AIやゲームなどの高スループットアプリケーション向けにカスタマイズされるように設計されています。

◼️Elastic Chainとは？

まずは「Sophon」の技術基盤である「Elastic Chain」について解説します。「Elastic Chain」はEthereum L2でzkロールアップソリューションであるZksyncが開発したZK ロールアップネットワークです。

https://zksync.mirror.xyz/BqdsMuLluf6AlWBgWOKoa587eQcFZq20zTf7dYblxsU

その構想自体は2021年頃から提唱しており、2022年のSmartConで概要を発表、その後ブログでも補足しつつ、2024年7月に「Elastic Chain」として正式にリリースされました。

「Elastic Chain」は数学によって保護され、統一された直感的なUXとシームレスに相互運用可能な、無限に拡張可能なZK チェーン(ロールアップ、バリディウム、ボリション) のネットワークです。

似たようなソリューションとしては、Optimism Superchain、Polygon AggLayerですが、それらのソリューションと異なりZKによる信頼性を持ちながら、高速のスループットを可能にするとのことです。

細かいアーキテクチャはこちらをご覧いただきたいのですが、主要コンポーネントはこちらになります。開発キットZK Stackによって構築された各種ZK Chainが存在し、それらはZK Gatewayと呼ばれるEthereumとZK チェーン間のミドルウェアを通して各チェーン間のブリッジとEthereumへの決済が実行されます。ZKチェーンはEthereumに直接決済する方式も選択できるとのことですが、基本的にはZK Gatewayを通してEthereum上のスマート コントラクトとして実装されたZK Routerに送られます。