おはようございます。
web3リサーチャーの三井です。
今日はNFTの社会実装に関して考えていることを書いてみます。
«目次»
1、行動変容には時間がかかる
2、NFTはどうか
3、ウォレットの簡易化やNFTの名前を出さないことに意味はあるのか
4、大事なのは活用事例の発信?最大限に楽しむこと?
週2本「より深いリサーチや考察」を更新する”有料マガジン”の「”60日間”無料クーポン」を発行しました。ご興味ある方はぜひこの機会にどうぞ!(解約し忘れ防止のために7日前にお知らせメールが届きます)
※このボタン以外から購入すると”7日間”の無料トライアルになりますので、購読を検討されている方はこちらからご購読いただいた方がお得となります。
行動変容には時間がかかる
ちょっと別の角度からの話になりますが、僕が非常に好きなPRの考え方があります。
PRは色々な人がいろんな定義をしていると思いますが、その中の1つがこれです。PRの目的は「人々の行動変容を促すこと」であり、認知を増やすことではありません。
PRと聞くと、ただメディアへの露出量を増やしたり、広告をガンガン出したり、ブランディングを強化したりといったように見えるかもしれません。それは1つの行動としては正しいかもしれませんが、何に繋がる行動かと言えば、人々の行動変容に繋がる行動であるべきです。
例えば、数年前からハイボールは再び人気となりましたが、それまでは人気が低迷していました。おじさんが飲むものというイメージがあり、若者が飲むお酒ではありませんでした。ハイボールはここを改革しました。
若者向けに「ハイボールはダイエットに良い」とか「専用のジョッキを開発しカッコよくしたり」と、その認識を変化させていきました。結果、ダイエットしている女性はハイボール飲むようになりましたし、若者でもハイボールを飲むことは普通になりました。
イメージはこんな感じです。
行動変容を促すには、現在の人々が持っている認識(ハイボールはおじさんが飲むもの)を変化させる必要があります。そして、その認識の変化のために多数のパブリシティと呼ばれるコンテンツを生成していくわけです。
ハイボールの場合で言えば、ハイボールはダイエットに良いという研究結果を出したりCMでガンガン言ったり、専用ジョッキやクールな缶を開発しリブランディングしたりと、そういう取り組みです。
これを一気通貫させることで人々の認識が変化し、行動が変化します。これこそがPRです。こういうPRの捉え方を戦略PRと呼びます。僕はこの考え方がとても好きで、いつも参考にしています。
何が言いたいのかというと、
人々の行動変容はそんなに簡単ではないこと
行動変容を起こすには認識変容を起こし、そのためのパブリシティを制作し続けること
これです。
NFTはどうか
では、NFTを見ていきます。
Keep reading with a 7-day free trial
Subscribe to web3 Research JAPAN to keep reading this post and get 7 days of free access to the full post archives.