こんにちは。
web3リサーチャーの三井です。
今回の有料マガジンは「NFTによるコミュニティラウンド」についてふと思い付いた仮説を書いてみます。
«目次»
1、コミュニティラウンド とは?
2、NFTの性質
3、NFTの課題
4、全ての事業で”NFTによるコミュニティラウンド”ができる!
コミュニティラウンド とは?
まずは「コミュニティラウンド」と言う言葉の定義から説明します。
スタートアップにおける資金調達のフェーズを「ラウンド」と呼びます。シード、シリーズA、シリーズB、IPOなどなど、です。
このような資金調達は、VC等の大口投資家から資金を提供してもらうことが一般的ですが、一般投資家から小口で投資してもらう「株式投資型クラウドファンディング」と言う資金調達方法があります。
VC等の出資が1社から1,000万円なのに対して、株式投資型CFは100人から10万円ずつ出資してもらうイメージです。
これによって、株主数が増えるので株主コミュニケーションはやや大変になりますが、利害関係を持った人が非常に多くなるので、その後の事業を支援してくれる人口が従来の資金調達よりも圧倒的に増えます。
このように、株式投資型CFでは資金調達後に「株を持つことで自社と利害関係を持ち、自社が成功すると金銭的なメリットがあるため、事業を具体的に応援し続けてくれるコミュニティ」が出来上がります。
こうした性質を指し、株式投資型CFによる資金調達のことを「コミュニティラウンド」と呼んだりします。
少し前にSubstackでも株式投資型CFを実施し、Substackに記事を書いてくれているライターに株式を持ってもらう資金調達を実施していました。
事業によりますが、C向けサービスを運営する企業からすれば、株式投資型CFは資金以上のコミュニティをもたらしてくれる新しい資金調達の選択肢となります。
NFTの性質
端的に言えば、このコミュニティラウンド(資金調達と利害関係を持った応援コミュニティに創出)をNFTを活用して実施できるのではないかという仮説です。
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