おはようございます。
web3 researcherの三井滉平です。
今日は昨日行われ、大盛況だった「NFT ART TOKYO」でも配布された「POAP(ポープ)」についてリサーチしました。
«目次»
1、POAP(ポープ)とは?
2、POAPの未来を予想
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POAP(ポープ)とは?
POAPを一言で言えば「イベントに参加した証となるNFT化された参加証明バッジ」です。“Proof of Attendance Protocol”の頭文字をとってPOAP(ポープ)と呼ばれています。
○○というイベントに参加したことを証明するためのNFTバッジのようなもので、参加者はウォレットアドレスさえあれば、簡単に受け取ることができます。
神社の御朱印やライブの参加チケットのように、ここでしか受け取れないものは以前から存在していましたが、これをNFT化することによって、改ざんできず、自分のウォレットアドレスに蓄積していける仕組みとなりました。
現在は主にクリプト系のイベントで配布されていますが、2021年にadidas Originalsが、イベントの参加者にPOAPを配布したことでも話題となりました。
手に入れたPOAPはWebサイトやアプリ上で確認ができ、コレクションや記念品として集めて楽しむことができます。POAPは可愛いデザインが多く、収集すること自体が楽しくなる人も多いです。
また、主催者側の発行も簡単です。イベント概要(タイトル・日時など)と画像と個数を入れるだけで無料ですぐに発行できます。(発行方法に関してはこちらの記事が参考になりました。)自分でも発行してみましたが、5分ほどで発行できました。
例えば、POAPホルダー限定のDiscordチャンネルを作ったり、POAPホルダー限定のイベント開催をしたり、ファンの人との交流をより深めるツールとしても活躍が期待されています。
POAPの未来を予想
個人的にPOAPはかなり早い段階で人々の生活に根付いていくのではないかと予想しています。受け取る側のハードルが低く、エンタメ等の生活に根ざしている分野で活用が見込まれているからです。
受け取るにあたって、ウォレットアドレスは必要ですが、仮想通貨を保有している必要もありませんし、難しい設定を潜り抜ける必要がありません。そして何より無料で貰えます。
例えば、音楽ライブや芸人さんのライブ、演劇や映画などのエンタメシーンでの配布はあり得そうですし、カフェなどのオフライン店舗も活用できそうです。
こちらはスタバアプリで実施されているストアパスポート(スタンプラリー)です。自分が行ったスタバ店舗のスタンプが押されていく仕組みで、スタバ好きに大好評となっています。
引用:http://www.nicheee.com/archives/2326888.html
POAPはこのようなスタンプラリーをNFTを使って行います。それによって、改ざんできない証明となると同時に、スタバだけじゃなく、自分が受け取ったPOAPが一覧で見れるようになります。
このように既に現実で行われている行動を代替するサービスであり、エンタメなど一般の人々が触れている延長線上に存在するサービスなので、web3系のサービスの中でも、かなり普及は早そうだと感じています。
そして、あらゆるイベント参加証明がPOAPで配布されていくようになると、それが一種の履歴書のようなものとなり、個人の趣味嗜好を判断するものとして機能していくかもしれません。
今日はPOAPについてリサーチしてみました。かなりイメージがつきやすいサービスだなと思ったので、自分が主催するイベントでも配布していこうと思っています。
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おわり。
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