【Pieverse】ブロックチェーン決済とデジタル領収書発行のインフラ(Pieverse Timestamping)を展開するTimeFiプロジェクト / 過去には時間オークションやチャレンジ型報酬など様々なプロダクトを展開 / @pieverse_io
x402拡張規格x402bを開発
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Pieverse」についてリサーチしました。
Pieverseとは?
変遷と展望
オンチェーンネイティブの支払いインフラの整備が続く
🧵TL;DR
Pieverseは「時間」を資産として価値化するweb3スタートアップで、時間オークションやチャレンジ型報酬など様々なプロダクトを展開してきました。
現在はブロックチェーン決済とデジタル領収書発行のインフラ(Pieverse Timestamping)に注力しており、AIカレンダーやTime Challengeが主力サービスです。
トークン「PIEVERSE」は総供給10億枚、ステーキングや報酬、支払い手段として使われ、流通は限定的で分配の透明性には課題があります。
Pieverseとは?
「Pieverse」は、ブロックチェーン上で「時間」を価値化する独自のサービス群を展開してきたweb3スタートアップです。
現在はオンチェーンネイティブの請求書や支払いインフラの構築に注力していますが、過去には複数のプロダクトを展開してきました。まずはそれらのプロダクト群から紹介していきます。
◼️Time Bid
専門家やインフルエンサーなど「時間」を提供できる人材の時間枠をオークション形式で販売するサービスです。Pieverseプラットフォーム上で提供者の専門性はLinkedIn経由で検証され、落札者(時間を購入したユーザー)はZoom等を通じて直接その提供者とコミュニケーションできます。
Pieverse初期(2024年頃)にTimeFiプラットフォーム「Timepot」の一機能として提供開始され、2025年4月にはブータンの高僧による時間オークション企画「Exploring Bhutan」で実際に活用されるなど、初期段階の中核サービスでした。
◼️Time Draw
有名投資家・トレーダー・芸能人などとのプライベートな対話の機会を、抽選(宝くじ)方式で提供するサービスです。参加希望者は一定の条件(トークン保有量など)を満たすことで抽選にエントリーでき、当選すれば対象人物との1対1セッション等に参加できます。資金力に左右されず誰にでもチャンスを提供する点が特徴です。
Time Bidと同様、2024年頃に初期TimeFiプロダクトの一つとして展開されました。一般ユーザーに著名人との交流機会を提供する試みとして注目されましたが、次第に話題は減少し、現在では限定的な利用に留まっています。
◼️Time Crowdfunding
複数のユーザーが共同で資金を出し合い、特定の提供者の時間をまとめて購入・企画実現するサービス/仕組みです。例えば講演会やグループミーティングを開催するために参加者が出資し、一定額が集まれば提供者(講師や専門家)が時間を割いてイベントを行います。個人では負担しきれない高価な「時間」も、共同出資によってより多くの人がアクセス可能になる点が特徴です。




