【Phantom】ユーザー数300万人を超える暗号資産ウォレット / Solana基盤からETHやPolygon対応でマルチチェーンウォレットへ進化
最近カメラロールの写真や動画をすぐNFTにできる機能を発表し話題となりました。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「Phantom」についてリサーチしました。
«目次»
1、Phantom とは?
- 機能
- ユーザー数
2、変遷と展望:Solana専用からマルチチェーンウォレットへ
3、考察:ウォレット戦争の主軸はPCからモバイルへ
Phantom とは?
「Phantom」は、Chromeの拡張機能やモバイルアプリで利用できる暗号資産ウォレットです。元々はSolanaチェーンに特化したウォレットとしてスタートしましたが、2023年5月にイーサリアムとPolygonにも対応しマルチチェーンウォレットになりました。
有名なウォレットあプロとしてMetaMaskが存在しますが、MetaMaskと違い、異なるネットワークに切り替えることなく全てのトークンを見ることができます。
◼️機能
①保有トークンの管理(引き出し、購入、送付、スワップ)
②保有NFTの管理
保有するNFTを閲覧できるだけでなく、あらゆるマーケットプレイスからのオファーを確認できて、Phantom内からワンタップでNFTを売却できる「Instant Sell」機能もついています。
③トランザクション履歴の確認
これら紹介した画面はモバイルアプリの画面となっていますが、拡張機能でも同様の体験を受けられます。また、2023年10月30日にモバイルアプリに新機能として「写真や動画をそのままNFT化できる Camera Mint」が追加され話題になりました。
④Camera Mint
写真やビデオを Solana NFT に変換し、ブロックチェーンに永久に保存できる機能です。カメラロールから写真や動画をアップロードし、名前と説明を入力するだけで、わずか数秒、1ドル未満でSolana基盤のNFTとして発行されます。
⑤Quest
今回のCamera Mintのリリース時もそうですが、Phantom Wallet内で特定のタスクを完了すると報酬がもらえるクエスト機能があります。現在はCamera Mint機能を利用することで限定コレクションがもらえるキャンペーンが開催されています。
◼️ユーザー数
「Phantom」は2年ほど前からリリースされているウォレットですので聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。2023年8月に公開されたCoinGeckoのレポートによると、HotWalletランキングで、MetaMaskが約2,200万アカウントで圧倒的1位、Phantomは254万人で第5位となっています。(尚、最近のHPには300万ユーザーと書かれていたので、そこからさらにユーザー数を拡大していると思われます)
変遷と展望:Solana専用からマルチチェーンウォレットへ
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