【OIKOS MUSIC】ストリーミング収益を受け取る権利をNFT化し購入できるプラットフォーム / ファンとアーティストの新しい形を実現する
楽曲単位でNFTを購入し、ストリーミング再生数も収益もすべて共有され、収益が分配されます。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日は「OIKOS MUSIC」についてリサーチしました。
«目次»
1、OIKOS MUSIC とは?
- NFT情報
- ユーティリティ
- 利用方法
2、考察①:1.5億円の資金調達完了!OIKOSの展望を予測!
3、考察②:収益と紐づいた権利をNFT化する可能性
OIKOS MUSIC とは?
「OIKOS MUSIC」は、NFTを使ったアーティストのストリーミング収益の分配プラットフォームです。
“OIKOS”と呼ばれる”楽曲(音源)が音楽ストリーミングサービスで生み出す収益を受け取れる権利”を小口化したNFTを販売することによって、アーティストは資金調達とファンとの繋がりを、ファンはアーティストへの具体的な応援と経済的なインセンティブを獲得することができます。
■NFT情報
OIKOSは楽曲毎に作成され、Silver、Gold、Platinumの3種類存在します。それぞれによって収益の分配率が異なり、価格と販売個数が異なります。
購入はクレジットカードで日本円で購入ができ、アカウント登録もメールアドレスのみで簡単に作成できます。ただ、購入したOIKOS(NFT)は外部に出庫できないとのことです。そして色々リサーチしましたが、NFTがどのチェーンを採用しているのかは発見できませんでした。また、二次流通に出せるのかも不明です。現状、公式HP上に二次流通マーケットは見かけられなかったので出来ないかもしれません。
■ユーティリティ
NFTホルダーには主に3つ存在します。
OIKOSホルダー限定コンテンツ(CLUB OIKOS)
保有しているOIKOSに紐づいた限定コンテンツにアクセス可能です。各OIKOSによって限定コンテンツの種類は異なりますが、限定ライブ配信やライブ映像の視聴、アーティストのMV撮影のオフショット、ダウンロード可能な画像/映像などが公開されています。楽曲のダッシュボード閲覧、収益分配
各ストリーミングサイトの楽曲再生回数や報酬額などの情報がダッシュボードで閲覧できます。情報は週2回更新され、収益の分配は月毎に分配されます。収益の金額は各サブスクリプションサイトからの収益報告レポートを元に自身が保有するOIKOSの収益分配率を加味して算出されます。収益分配は日本円です。応援証明
OIKOSには購入日やシリアルナンバーが刻まれます。なので、”いつ”、”何番目”にアーティストを応援し始めたのかが残ります。
まさにファンとアーティストが一緒になって成長していく仕組みが実現します。
■利用方法
公式HP上に曲毎かアーティスト毎に閲覧できるページがあるので、そこから好みの曲や推しアーティストを検索することができます。
そこから曲を選択するとNFT情報と曲の情報が閲覧でき、すでにストリーミングに上がっている曲も聞くことができます。ここからすぐクレジットカードで購入が可能です。
自分でも何か買ってみようと思い、こちらの楽曲のOIKOSを買ってみました。今後も継続して応援していきます!!
考察①:1.5億円の資金調達完了!OIKOSの展望を予測!
そんなOIKOS MUSICですが、2023年9月20日シードラウンドで1.5億円の資金調達の完了を発表しました。ジェネシア・ベンチャーズ、NESが参画したラウンドとのことです。
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