【4/24(金)~28(火)News Report】DeFi UnitedがKelp DAOの不正利用後にrsETHを復旧させる計画を発表 / MegaETHが10個のアプリ稼働開始で最初のKPIを達成、7日間のMEGAトークンカウントダウンを開始など
主要ニュースまとめ
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
4/24(金)~28(火)の主要ニュースをまとめてご紹介します。
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DeFi Unitedが、2億9200万ドル相当のKelp DAOの不正利用後にrsETHを復旧させる計画を発表
AaveのサービスプロバイダーらがリードするDeFi Unitedは、4月18日に発生したKelp DAOのrsETHブリッジ不正利用(2億9,200万ドル相当)を受けて、rsETHの担保裏付けを復元するための詳細な技術的リカバリー計画を公開した。
計画の骨子は二つで、コミットされたETHをrsETHに変換してKelp DAOのブリッジロックボックスコントラクトへ段階的に入金し、rsETHのペッグを回復させること、そして攻撃者がAaveとCompoundに残している約107,000rsETHのポジションをガバナンス承認を経て段階的に清算・回収すること、の二本柱となる。
資金調達の規模は前例のないものになっている。DeFi Unitedにはすでに、Aave・Lido・EtherFi・Ethena・Mantle・Ink Foundation・BGD Labsの7プロトコルと個人貢献者から約69,534ETH(約1億6,100万ドル)が集まっており、ConsenysとJoe Lubinがさらに最大30,000ETHを追加コミットした。またArbのセキュリティカウンシルがハッカーのウォレットに紐づく30,765ETH(約7,100万ドル)を凍結しており、これをDeFi Unitedに充てるよう求めるArbitrumガバナンス提案も提出されている。
この復旧イニシアチブが業界で特筆されるのは、その協調の形にある。通常はTVLやユーザーを奪い合う競合プロトコル同士が、共通インフラの危機に対して共同で資本を拠出するのは、DeFi史上初の事例だ。
ただし、復旧の完全な実行には複数のガバナンス承認・法的合意・段階的なセキュリティ検証が必要であり、LayerZeroとKelp DAOが追加セキュリティ対策を実装したものの本番環境での検証が完了するまで残余リスクが残るとされている。
ウエスタンユニオン、ソラナ基盤の米ドルステーブルコイン「USDPT」を来月展開へ
米送金大手ウエスタンユニオンが、ソラナ上で米ドル建てステーブルコイン「USDPT」を来月(5月)に展開する予定。CEOのデビン・マクグラナハン氏が4月24日の2026年第1四半期決算説明会で明らかにした。同氏は「ウエスタンユニオンがデジタル資産に参入するかが問題ではなく、どれだけ早くスケールできるかが問題だ」と述べた。
注目すべきはその用途。USDPTは初期段階では消費者向けではなく、現在代理店との決済に使っているSwiftネットワークの代替手段として位置づけられる。初期展開は主要代理店パートナーとの連携による数カ国でのオンチェーン決済が想定されている。
USDPTと並行して、二つの関連サービスも展開予定。一つ目はデジタルアセットネットワーク(DAN)で、USDPTや他のデジタル資産を活用して暗号資産ウォレットとウエスタンユニオンの既存の小売・代理店ネットワークを接続する。
最初のパートナーが今週にもサービス開始予定だという。二つ目はUSDステーブルカードで、今年中に数十市場での展開が計画されており、ステーブルコインの形で価値を保有しながら世界中のカード加盟店で決済できる設計となっている。
MegaETHが10個のアプリ稼働開始で最初のKPIを達成、7日間のMEGAトークンカウントダウンを開始
MegaETHが最初のトークン発行KPIを達成し、ネイティブトークン「MEGA」のTGEに向けた7日間のカウントダウンを開始した。達成されたKPIは、Mega Mafiaプログラムで孵化した10アプリのメインネット稼働で、各アプリは30日間で10万トランザクション超を記録する必要がある。
稼働した10アプリにはステーブルコイン決済プロトコルのCap、DEXのKumbaya、オンチェーンゲームのShowdown、レンディングのAvon、分散型通信プロトコルのUbitel、World、Stomp、HitOne、Nectar AI、イールドトークン化プラットフォームのBrixが含まれる。
MegaETHのトークノミクスは業界の中でも独特の設計。MEGAの総供給量は100億トークンで固定され、そのうち53.3%が固定スケジュールではなく4つのKPI目標に連動したステーキング報酬として段階的に放出される仕組み。
TGEを発動させるKPIは三つあり、そのうち一つを達成すれば7日間のカウントダウンが始まる。なお、ネイティブステーブルコインUSDMの流通量は現在6,290万ドルで、KPI目標の5億ドルには程遠い13%にとどまっており、エコシステムの本格的な成長はこれからという状況だ。
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