【9/25(木)のweb3ニュース10選】Lista DAOが融資にLP担保を導入 / DEAが22億円の資金調達、シリーズA総額で約54億円に / DePIN手数料が過去最高を記録 etc..
10の主要ニュースを解説。
こんにちは.
web3リサーチャーのmitsuiです。
平日18時は主要ニュース10個ピックアップして解説します。
Fitell Corporationは、利回りとオンチェーンDeFiイノベーションに焦点を当て、1億ドルの資金調達ファシリティを備えたSolana(SOL)デジタル資産トレジャリーを立ち上げた
フィットネス機器および健康ソリューションの世界的なプロバイダーである Fitell Corporation (NASDAQ: FTEL)はオーストラリアで初の Solana ベースのデジタル資産トレジャリーとなる Solana トレジャリー戦略の立ち上げをサポートするために最大 1 億ドルの資金を確保したことを発表
SOL資産を多様なオンチェーンDeFiおよびデリバティブ戦略に展開する
「Solana Australia Corporation」にブランドを変更する予定
Talus Network、先駆的な予測AI「Idol.fun」を搭載したテストネットをローンチ
Talus Network は AI と予測市場を組み合わせて予測 AI を作成し、Idol.fun プラットフォームを立ち上げた
Talusは、AIエージェントが構造化されたコンペティションで互いに競い合い、人間が結果を推測する、AIおよび予測市場における新たなパラダイムであるエージェント対エージェント(AvA)ゲーミングを導入
Lista DAOが融資にLP担保を導入
Lista DAOは、BNBチェーン上でLP担保付き借入を導入
これにより、PancakeSwap LPトークンをlisUSDの担保として利用できるようになり、ユーザーはプールの利回りを犠牲にすることなく借入が可能になる
D3がDomaプロトコル上でMizu Launchpadを発表、インターネットドメインのDeFiの可能性を解き放つ
DomainFiインフラのパイオニアであるD3 GlobalはDoma上でアプリケーション2つを発表
今回のリリースには、分散型ドメイン取引プラットフォーム「Mizu」と、従来のDNSドメインとweb3エコシステムを繋ぐ次世代ドメインマーケットプレイス「Interstellar」が含まれる
これによってユーザーはDoma Protocol上でインターネットドメインを所有、トークン化、取引できるようになる
KyberSwap、裁定取引による利益を流動性プロバイダーに還元するFairFlowを発表
KyberSwapのFairFlowは、Uniswap V4などのプロトコル上に構築された、流動性プールを強化するスワップフック
最高レベルのセキュリティを維持しながら、LPがLP手数料に加えて裁定取引から追加の利回りを獲得できるように設計されている
DEAが22億円の資金調達、シリーズA総額で約54億円に
シンガポール拠点でグローバルにGameFiプラットフォーム事業を展開するDigital Entertainment Asset(DEA)が、シリーズAラウンドにおいて新たに22億円の資金調達を実施したと9月24日に発表
同ラウンドには、ジャパンインベストメントアドバイザー(JIA)やアシックス・ベンチャーズ、SBIグループ、大和ハウスグループ未来価値共創1号投資事業有限責任組合、イオレ、ホンゴウホールディングス(Hongo holdings)などが出資者として参加しているとのこと
DEAは今回調達した資金を活用して、日本企業への転身と、暗号資産「ディープコイン:DEAPcoin(DEP)」発行体事業者として、初の東証グロース市場上場を2028年に目指すとのこと
ペイパルのステーブルコイン「PYUSD」、USDT特化L1チェーン「ステーブル」で利用可能に
「PYUSD」が、レイヤー1ブロックチェーン「Stable」で利用可能になる
ステーブルは、PYUSDの利用にあたりクロスチェーン対応やオンランプ・オフランプ機能の導入を予定しており、異なるブロックチェーン間での利用拡大を目指すとしている
FTX創業者SBFのXアカウント、服役中の「gm」投稿でFTTの価格上昇
2022年に経営破綻した暗号資産取引所FTXトレーディング(FTX Trading)の創業者、サム・バンクマン=フリード氏のXアカウントから、「gm(good morning)」との投稿が9月24日に行われた
この投稿が拡散されるなかで、FTXの独自トークンであるFTTの価格が急騰した
DePIN手数料が過去最高を記録
DePINトークンは2025年に入って今のところ苦戦しているものの、発生した手数料は先月、過去最高を記録
8月中旬、分散型ワイヤレスプロバイダーのHeliumとSolana Seekerモバイルフォンとの提携により、Heliumの手数料収入が増加し、セクター全体の指標も上昇
おすすめ記事
2012年創業の上場企業Coinbaseは、現物取引に加えCustody・ステーキング・USDC連携・デリバティブ・自社L2「Base」で“Everything Exchange”化を推進。
収益は「取引(高ボラ)」と「サブスク&サービス(USDC利息・ステーキング・Custody等の安定収益)」の二本柱へ転換し、2022年の市況悪化・レイオフを機に非取引収益を強化。
ユーザー体験を起点にオンチェーン経済を拡大し、取引依存を下げつつ高収益プロダクト(デリバティブ等)と新アセットのトークン化で長期の成長フライホイールを回す。
BNBチェーン、競争力維持のためガス料金の引き下げとブロック高速化を提案
🌱 ニュースの概要
BNBチェーンの開発者は、他のL1/L2チェーンとの競争力を維持するため、ガス料金の引き下げとブロック時間の短縮を提案しました。これにより、ユーザー取引のコスト削減とネットワーク体験の改善を狙っています。
📗 前提知識
BNBチェーン:Binanceが開発を主導するEVM互換のレイヤー1ブロックチェーン。
ガス料金:取引処理やスマートコントラクト実行時に必要な手数料。
ブロック時間:新しいブロックが生成されるまでの時間。短縮することで取引確定が速くなる。
競合状況:Solana、Ethereum L2、Aptos、Sui などが高速かつ低コストを武器にユーザーを獲得している。
👀 注目すべき点・詳細解説
ガス代引き下げはDeFiやGameFiなどの利用者に直接メリット。
ブロック時間短縮によりUXは向上するが、セキュリティや分散性とのトレードオフが生じる可能性。
BNBチェーンはすでに大規模ユーザーベースを持つため、コスト削減は更なる取引量増加を促す可能性。
Ethereum L2の手数料低下が進む中、BNBが価格面で差別化を急ぐ姿勢が鮮明。
📈 今後の展望
提案が承認されれば、BNBチェーンは低コスト志向ユーザーやdAppに再び魅力を高める。
競合チェーンも性能改善を続けるため「手数料競争」がさらに激化する可能性。
より低コストで高速なネットワークが標準化すれば、アプリ開発者はUX向上に注力しやすくなる。
BNBのトークン経済(バーンモデルやバリデーター報酬)にどのような影響を及ぼすかが注目される
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
🗓️イベント日程
DAT(Digital Asset Treasury)について、0から解説するウェビナーです。
DATは端的に言えば、メタプラネットのようなクリプトをとにかく購入しまくる上場企業で、BTCトレジャリーカンパニーやクリプトトレジャリーカンパニーとも言われます。最近は”DAT”という名称が定着しつつあるので、それを使いました。
・なぜ流行っているのか?
・どうやって資金調達しているのか?
・事業スキームとは?
・BTC以外のSOL、ETHの盛り上がりは?
・さらにそれ以外のENA、IP、HYPE等の盛り上がりは?
etc...
0から理解できるような勉強会を想定しています。
参加費無料でオンライン開催ですので、ぜひお気軽にご参加ください!
✨有料購読特典
月額10ドル(年額80ドル/月額6.6ドル)で有料購読プランを用意しています。有料購読いただいている方には以下の特典がございます。
週2本の限定記事の閲覧
月曜:1週間のマーケット&ニュースまとめ記事(国内外の20以上メディアから1週間のニュースをキュレーションして紹介)
木曜:Deep Report記事(通常の内容よりも深い調査や考察を盛り込んだ記事 / 公開記事では言えない裏事情も偶に公開)
1,500本以上の過去記事の閲覧
無料で公開された記事も公開1週間後以降は有料購読者以外は閲覧できなくなります。すでに1,500本以上の過去記事が存在し、その全てを見放題です。
不定期のオフ会への参加
オフライン/オンラインにて不定期で有料購読者限定のオフ会を開催します。
※特典は現時点のものであり今後変更の可能性がございます。変更の際はニュースレターでお知らせします。
About us:「web3 for everyone」をコンセプトに、web3の注目トレンドやプロジェクトの解説、最新ニュース紹介などのリサーチ記事を毎日配信しています。
Author:mitsui @web3リサーチャー
「web3 Research」を運営し、web3リサーチャーとして活動。
Contact:法人向けのリサーチコンテンツの納品や共同制作、リサーチ力を武器にしたweb3コンサルティングや勉強会なども受付中です。詳しくは以下の窓口よりお気軽にお問い合わせください。(📩 X / HP)
→お問い合わせ先はこちら