【5/21(水)のweb3ニュース10選】Aaveは現在、DeFiの総TVLの5分の1を占めている / Pudgy Penguins、大手出版社ランダムハウスと書籍出版契約を締結 / NOT A HOTEL DAOが「THE DOOR」リリースへ etc..
10の主要ニュースを解説。
こんにちは.
web3リサーチャーのmitsuiです。
本日の主要ニュース10個ピックアップして解説します。
👮Bancor、UniswapをDeFiコア技術の盗用で提訴
DeFiプロトコルのBancorチームが、Uniswapに対し、DEXで使用される主要技術をコピーしたとして訴訟を起こした
ニューヨーク南部地区連邦地方裁判所に提起されたこの訴訟は、特にBancorのコンスタント・プロダクト・オートメーテッド・マーケットメーカー(CPAMM)モデルをめぐって争われている
訴訟の中でBancorは、Uniswapが2018年の最初のバージョンをリリースして以来このシステムを使用し、1月の最新のv4リリースまでそれを継続して構築してきたと主張している
Uniswap LabsのCEO、ヘイデン・アダムズ氏は、本日Xへの投稿で、この訴訟について「おそらく私が今まで見た中で最も愚かな行為」と評した。さらに、「弁護士から勝訴を告げられるまでは」この件について考えないようにしたいと付け加えた
🟪Aaveは現在、DeFiの総TVLの5分の1を占めている
AaveのTVLは240億ドルを超え、現在DeFiエコシステム全体のTVLの20%を占めている
プロトコルのネイティブトークンであるAAVEも、TVLの上昇に伴い過去1ヶ月で90%上昇し、時価総額は40億ドルに迫っている
DeFiセクターは、ETH価格の急激な回復によって後押しされており、過去1か月で60%近く上昇している
📈エリック・シュミット氏の支援を受けたKeeta Networkのトークンが2週間で600%急騰
「あらゆる資産移転の共通基盤」と謳われるレイヤー1ブロックチェーン「Keeta Network」は、メインネットのローンチを前に急激に上昇している
Keeta の KTA トークンは過去 2 週間で 600% 以上上昇し、過去 7 日間でほぼ 2 倍になった
この上昇は単一のきっかけによるものではなく、むしろ夏に予定されているメインネットの立ち上げを前にした一連のアクティベーションと上場によるもの
ブルームバーグによると、3月の立ち上げ時にKeetaは、著名な投資家の一人である、元Google CEOのエリック・シュミット氏の存在で注目を集めた
🐧Pudgy Penguins、大手出版社ランダムハウスと書籍出版契約を締結
Pudgy Penguinsは世界最大級の出版社の1つであるランダムハウスとの新たな重要な提携を発表
ランダムハウス・キッズ社から11月に「The Worst Birthday Present Ever(史上最悪の誕生日プレゼント)」というタイトルの児童書が発売される
リリースによると、この本はポンゴという名のぽっちゃりした男の子が主人公で、誕生日に友達が風船の剣ではなく本物の剣をプレゼントしてしまうというストーリーです
📦ヴィタリック・ブテリンがイーサリアムに新しいタイプのノードを提案
ヴィタリック・ブテリン氏は、人々がよりプライベートかつ検閲に強い方法でネットワークを利用しやすくなるよう、イーサリアムのスケーリングロードマップに変更を提案
具体的には、「部分的にステートレスなノード」という概念が導入されている
これは、ブロックチェーンの完全な履歴を保存する必要なくイーサリアムブロックを検証できる新しいタイプのノードを示す
🐺Braveは独自のオンチェーンドメインを導入した最初の主要ウェブブラウザになった
BraveはUnstoppable Domainsと提携して「.brave」ドメインを導入
braveドメインは、Polygonブロックチェーン上でNFTとして発行され、ユーザーに更新料なしで所有権と管理権を与える
ユーザーがこれらのドメインを使用して IPFS上で分散型 Web サイトをホストできるようになり、Brave ブラウザでネイティブにアクセスできるようになるとのこと
🇰🇷韓国、機関投資家による仮想通貨取引禁止の解除に向け、より厳格なAMLとKYCを義務付ける
韓国は、機関投資家による暗号資産投資の禁止を緩和する準備として、暗号資産取引所と銀行に対する顧客確認要件の追加を発表
より厳格なKYC措置は、国内の仮想通貨および金融市場をマネーロンダリングのリスクから守ることを目的としていると指摘した
この目標に沿って、FSCは金融機関とそのCEOに対し、マネーロンダリングに関連する潜在的な活動を監視することを義務付けた
🟦SuccinctがzkVM「SP1 Hypercube」を発表、リアルタイムEthereumの証明を主張
Succinct は、リアルタイム Ethereum 証明用に設計された次世代 zkVM、SP1 Hypercube を発表
リアルタイム証明はイーサリアムのロードマップにとって不可欠であり、分散化を犠牲にすることなくネットワークを拡張するのに役立つ
🟨Binance Walletの1日あたりのスワップ取引量は50億ドルに達し、早期トークンアクセスとエアドロップでライバルを追い抜く
5月19日は、Binance Walletでのスワップ取引量が6日連続で過去最高を記録した日となった
この急騰は、ウォレット「アルファ」セクションの取引コンテスト、トークン生成イベント、エアドロップ報酬によるものと考えられる
おすすめ記事
【YO】複数のブロックチェーンにまたがるDeFi利回りを最適化するYield Optimizerプロトコル
マルチチェーン自動イールド最適化:Ethereum、Base、Solanaなど複数チェーンの信頼性高いDeFiプールを横断し、リスク調整後の利回りを最大化するよう資産を自動的に再配分
非カストディ&ERC-4626準拠Vault:ユーザー自身のウォレット管理下で、Vaultに預け入れると対応yoTokenが発行され、価値が自動で上昇(複利運用)
高度なリスク評価と透明性:Exponential.fiのリスクスコアに基づき、セキュリティ監査済みプールのみをホワイトリスト化し、安全性と持続可能性を重視
オフチェーン戦略エンジン+権限分離:バックエンドのオフチェーンアルゴリズムが最適配分を計算し、マルチシグ管理のオンチェーンコントラクトでセキュアに実行・アップグレード
🧵Pickup:NOT A HOTEL DAOが「THE DOOR」リリースへ、暗号資産「NAC」保有者に宿泊権を提供
🌱 ニュースの概要
2025年5月21日、NOT A HOTEL DAOは、自社発行の暗号資産「NOT A HOTEL COIN(NAC)」保有者向けに、宿泊権利を付与する新サービス「THE DOOR」を6月15日にリリース予定であると発表しました。
📗 「THE DOOR」の参加枠と内容
プレゼント枠(抽選方式)
対象:5月10日までに「NAC」10,000円相当以上を保有しているホルダー
抽選:毎月10日時点の保有量・保有期間で当選確率を決定し、15日に5名を選出
特典:NOT A HOTEL各施設(以下6拠点)の宿泊権を無料プレゼント
購入枠(先着方式)
対象:毎月15日00:00時点で10万円相当のNACを用意できるホルダー
先着5名まで、10万円相当のNAC払い込みで同額以上の宿泊権を購入可能
対象施設
AOSHIMA(宮崎・青島)
NASU(栃木・那須)
FUKUOKA(福岡)
KITAKARUIZAWA(長野・北軽井沢)
MINAKAMI(群馬・水上)
ISHIGAKI(沖縄・石垣島/2025年7月開業予定)
👀 NACトークンとプロジェクトの仕組み
NACトークンの発行背景
NOT A HOTEL DAOは、IEO(GMOコイン)で国内7例目となるNACを発行。NACをレンディング(預け入れ)すると、預入額と期間に応じて宿泊権が付与され、1年後に同量のNACが返却されるモデルです。トークンユーティリティ
宿泊権利としての利用:年間実質無料でNOT A HOTELを体験できる。
オプション決済:1 NAC=約1,000円相当として、飲食やレンタカーなどホテル内オプション料金に充当可能。
組織形態
法人格は株式会社でありながら「DAO」を標榜。将来的に法整備が整い次第、真の分散型自律組織への移行を検討しています。
📈 今後の展開と期待
利用促進:「THE DOOR」を起点にNAC保有インセンティブが高まり、トークン流通とコミュニティ活動が活性化する見込みです。
地域振興効果:各地域のNOT A HOTEL拠点への集客増加が期待され、地方創生にも寄与する可能性があります。
スケーラビリティ:今後、新たな施設の参加枠追加や、トークンステーキングによる優遇プログラムなど、サービス拡充が予想されます。
マーケティング施策:リリース前に東京・大阪・福岡で現地説明会を実施し、Xキャンペーンで宿泊権をプレゼントするなど、認知拡大施策を展開中です。
免責事項:リサーチした情報を精査して書いていますが、個人運営&ソースが英語の部分も多いので、意訳したり、一部誤った情報がある場合があります。ご了承ください。また、記事中にDapps、NFT、トークンを紹介することがありますが、勧誘目的は一切ありません。全て自己責任で購入、ご利用ください。
About us:🇯🇵🇺🇸🇰🇷🇨🇳🇪🇸の5ヶ国語で展開されるweb3ニュースレターの日本語版。「1日5分でweb3をより深く学ぶ」をコンセプトに、web3の注目トレンドやプロジェクトの解説、最新ニュース紹介などのリサーチ記事を毎日配信しています。
Author:mitsui @web3リサーチャー
「web3 Research」を運営し、web3リサーチャーとして活動。
Contact:法人向けのリサーチコンテンツの納品や共同制作、リサーチ力を武器にしたweb3コンサルティングや研修なども受付中です。詳しくは以下の窓口よりお気軽にお問い合わせください。(📩 X / HP)
→お問い合わせ先はこちら