【4/24(木)のweb3ニュース10選】Meebits がAIエージェントプラットフォームと統合 / Zoraのトークンエアドロップが混乱を巻き起こす / トランプ大統領が$TRUMPミームコイン保有者上位220名のための祝賀会を開催 etc..
本日の主要ニュースを5分で解説!
こんにちは.
web3リサーチャーのmitsuiです。
直近24時間の主要ニュースまとめになります。情報収集にお役立てください。
🤖Meebits NFTプロジェクトがAIエージェントプラットフォームと統合
CryptoPunksの制作者であるLarva Labsが開発したボクセルNFTコレクションであるMeebitsが、新たなリーダーシップの下、AIエージェント分野に参入する
Meebits NFT IPは、2022年からBored Ape Yacht Clubの背後にある企業Yuga Labsの手に渡った後、2月にSergito Silva氏が率いるグループに売却された
MeebitsはTHINKと提携し、MeebitsをオンチェーンAIエージェントの世界に導入
THINKは、オンチェーン上でAIエージェントとやり取りし、オープンソースツールに接続するためのプロトコルであり、特許保護によってAIエージェントの知的財産(IP)を保護
🖼️Zoraのトークンエアドロップが混乱を巻き起こす
Zoraはネイティブトークン「ZORA」のエアドロップを正式に開始したが、期待されたほどスムーズには進まなかった
この展開は多くのユーザーに混乱を招き、トークンの請求や取引ができないという声も上がっている
エアドロップには10億トークンが含まれ、約240万の固有アドレスに配布された
しかし、トークンがライブになった直後から、トークンは急落し始め、CoinGeckoによると、現在は33%下落し、約0.023ドルで取引されている
📝イーサリアムレイヤー2のScrollは「ステージ1」の分散化を達成したと主張
Euclid アップグレードのリリースにより、Ethereum レイヤー 2 ネットワーク Scroll は、分散化のステージ 1 レベルに到達した最初のゼロ知識ロールアップになったと主張
ステージ1は、ヴィタリック・ブテリン氏が2022年に設定した一連のパラメータに基づいており、ロールアップを分散化のレベルに応じて分類している
スクロール社は、「最近、12の信頼できるメンバーからなる独立機関である安全保障理事会に管理権を移譲し、9/12マルチシグを構成した」と述べた
Euclidのアップグレードは、この新しい理事会によって実行される最初のアップグレードとなる
📈ブラックロックのIBITは1日あたり6億4300万ドルの流入を記録し、13週間で最大となった
ブラックロックのIBITは昨日6億4,300万ドルの純流入を記録し、米国のビットコインETFへの1日当たりの流入総額9億3,600万ドルをリード
アナリストの一人は、スポットビットコインETFへの純流入額の増加は、投資家がこの主要デジタル資産に対する信頼を新たにしたことを示していると述べた
🟩SOL買い増しのための5億ドルの調達を受け、SOLストラテジーズの株価は25%上昇
SOL Strategiesは、Solanaトークンをさらに購入するために5億ドルの資金調達を発表
同社の株価は発表当日に25%上昇
🟥TRONネットワークの流通USDTが700億ドルを突破
TRON DAOはTRONブロックチェーン上のTether(USDT)の総流通量が700億ドルを突破したことを発表
特に新興市場やクロスボーダー取引において、コスト効率が高く高速なブロックチェーンベースのソリューションに対するユーザー需要の高まりを反映している
🇺🇸コインベース、米国進出とトランプ政権への対応の一環としてシャーロットオフィスを開設、130人を雇用へ
コインベースはノースカロライナ州シャーロットに進出する
この計画には、新しい物理的なオフィスへの投資に加え、130人以上の現地従業員を雇用するという
広報担当者は、今回の動きは、ブライアン・アームストロング最高経営責任者(CEO)がトランプ大統領の政権発足後数か月で国内従業員1,000人を雇用すると約束してから約1か月後のことだと述べた
🇷🇺ロシア、適格投資家向けの暗号通貨取引所を開設
ロシアの通信社インターファクスによると、ロシア中央銀行と財務省は「資格の高い投資家」向けの暗号通貨取引所を立ち上げる予定
この取引所は「実験的な法的制度の下で許可された業務の一環として」機能する
⚽️暗号FIFAビデオゲームが6月にモバイルデバイスでリリース
「NFLライバルズ」を開発したWeb3ゲームスタジオ、ミシカルゲームズは水曜日、FIFAにインスパイアされたモバイルビデオゲームを6月に世界的にリリースすると発表
ミシカルゲームズは水曜日にXへの投稿で、この新作サッカーゲームは5月にプレリリースされた後、今年のFIFAクラブワールドカップに合わせて発売される予定だと述べた
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【QuoteChain】XのL2と称されるAIとSocialFiの実験
AI駆動の「コンテンツL2プロトコル」として、X上で「引用=ブロック生成」「返信=トランザクション」を模倣
10分毎に公式アカウントが引用ツイートを投稿し、参加者のリプライをAIが評価して最優秀案を次のブロック(引用ツイート)として確定
選出された返信者にはネイティブトークン「QT」が報酬として配布され、発言のオンチェーン記録と価値付けを実現
Web2プラットフォーム上でweb3の思想を応用し、「言語表現のコンセンサス化」を目指す実験的プロジェクト
🧵Pickup:トランプ大統領、DCゴルフクラブで$TRUMPミームコイン保有者上位220名のための祝賀会を開催
🌱 ニュースの概要
ドナルド・トランプ前大統領は、2025年5月22日にワシントンD.C.近郊のTrump National Golf Clubで、$TRUMPミームコインの保有者上位220名を招いたガラディナーを開催すると発表しました。
同コインはトランプ氏が大統領就任前日にローンチしたミームコインで、今回の告知を受けて価格は60%以上上昇しました。
📗 前提知識
$TRUMPミームコイン
トランプ前大統領が2025年1月19日に発表・ローンチした、政界初の元大統領発行ミームコイン。コイン名はそのまま「TRUMP」で、発行総数は上限なし。発行収益はトランプ関連の政治活動や不可抗力基金に充てられるとされています。招待対象の算出期間
イベント参加資格は、2025年4月23日~5月12日の間に最も多く平均保有した上位220アドレスが該当します。上位25名にはさらにVIPレセプションとゴルフクラブ特別ツアーの権利も付与されます。開催場所
Trump National Golf Club(ワシントンD.C.近郊):トランプ氏が所有する高級ゴルフクラブ。この種の政治家と営利活動の結びつきへの批判は過去にも問題視されています。
👀 注目すべき点・詳細解説
価格急騰のトリガー
ガラ開催の発表を受け、$TRUMPは直後に60%以上価格が上昇しました。ミームコイン市場では「著名人のイベント告知」が直接的な買い材料となる典型例です。倫理的懸念と利害対立
政治活動との融合:現役/前職の大統領が自身の営利コインでファンを招待する構図は、公私混同のリスクをはらみます。
資金流用の透明性:イベント招待を増やすためにコイン購入が煽られると、資金の使途や投資家保護に疑念が生じます。倫理監視団体は「オフィシャル権力を利用した私的利益誘導」と批判しています。
イベントの構成
220名限定のガラディナー:公式テーマは「$TRUMPコミュニティへの感謝」。参加者にはディナーとトランプ氏とのフォトセッションが予定。
上位25名のVIP特典:一般席とは別に、クラブハウス内のプライベートレセプションと、コースサイドのツアーが用意されます。
トランプ家のクリプト戦略
トランプ家はこれまでにも、トランプJR・エリック両氏が政治支援ファンド用のステーブルコインを発表するなど、クリプト領域での事業多角化を進めています。今回のガラは、そうした一連のマーケティング施策の一部と見る向きがあります。
📈 今後の予測
ミームコイン投資熱の継続
トランプ関連の政治イベントと連動した露出により、$TRUMPへの投機マネーが継続して流入する可能性が高く、短期的なボラティリティは依然として大きいでしょう。規制当局の注視強化
政治家による暗号資産プロモーションは、米連邦選挙委員会(FEC)や証券取引委員会(SEC)の監視対象となり得ます。特に選挙資金やファイナンシャル・ディスクロージャー規定との整合性が問われる可能性があります。ブランディング効果と批判の両面
トランプ氏は「クリプト支持派」のイメージ構築を狙う一方、批判派からは「権力者のマーケ利用」と見なされ内部対立を深めるリスクがあります。コイン価格は一時的に高騰しても、中長期では政治情勢に左右されやすいでしょう。他政治家への波及
トランプ氏が成功例となれば、他の政治家やセレブも自身固有のコインを発行し、ファン向けイベントを開催する「クリプト・パーソナルブランディング」が一つのトレンドになる可能性があります。
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Author:mitsui @web3リサーチャー
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