【3/28(金)のweb3ニュース10選】Walrusがメインネットをリリース / Sei財団が米23andMeの破産申請受け買収検討 / スタジオジブリのミームコインが注目を集める etc..
本日の主要ニュースを5分で解説!
gm.
web3リサーチャーのmitsuiです。
平日18時にニュースまとめを更新します。ぜひ1日の情報収集にお役立てください。
HashKeyとBoseraは香港の「プロジェクト・アンサンブル」構想の一環としてトークン化されたマネーマーケットETFを立ち上げる
ロイヤリティ マーケティング、全国でNFT収集する「おでかけ体験」サービス提供へ、アバランチ活用「MUGEN Portal」で
🖼️Soneium は Animoca Brands と提携し、ソニーが支援する Layer 2 にアニメファンを呼び込む
Soneiumブロックチェーンは今週、アニメをweb3に導入するためのAnimoca Brandsとのパートナーシップ契約を発表
Animoca は、デジタル ID インフラストラクチャ プラットフォーム Moca Network を使用して、アニメ ファンのエンゲージメントに重点を置いた分散型識別子 (DID) および評価レイヤーである Anime ID を作成
Anime ID は、アニメファンのためのクロスプラットフォーム文化レイヤーであるアニメをテーマにした準メタバースである San FranTokyo に組み込まれる
San FranTokyo は Animoca と連携して、より多くのアニメやマンガのファンを Soneium に呼び込むことを目的とした文化キャンペーンを作成
🦭Sui ベースの分散型ストレージ プロトコル Walrus がメインネットをリリース
dAppと自律エージェント向けのProof of Stake分散型ストレージブロックチェーンであるWalrus Protocolがメインネットを立ち上げた
ローンチを記念して、プラットフォームはテストネット ユーザーやその他の初期サポーターにネイティブ WAL トークンのエアドロップを開始
Coingeckoによると、WALの時価総額は7億5000万ドルで取引されている
💰HashKeyとBoseraは香港の「プロジェクト・アンサンブル」構想の一環としてトークン化されたマネーマーケットETFを立ち上げる
アジアを拠点とする暗号通貨金融サービス企業HashKey Groupは、Bosera Asset Managementと提携し、来月、世界初となるマネーマーケット上場投資信託を立ち上げる予定
金曜日に発表された声明の中で、両社は既存のマネーマーケットETF2本、Bosera HKDマネーマーケットETFとBosera USDマネーマーケットETFのトークン化された株式を発行する予定であると述べた
こうしたトークン化されたETFは、事実上の中央銀行である香港金融管理局が現実世界の資産のトークン化を調査するために開始した、より大規模な「プロジェクト・アンサンブル」サンドボックスの一部である
⚠️Crypto.comはSECの調査は終了しており、告訴する予定はないと述べた
Crypto.comは、米証券取引委員会が同取引所に対する調査を打ち切ったと伝えており、同委員会の調査が打ち切られた最後の仮想通貨企業となる
SECは同社に対して強制措置を取らないと述べた
🟩テザーCEO、規制変更と監査圧力の中、米国国内のステーブルコインに「前向き」
テザーのCEOパオロ・アルドイノ氏は水曜日に公開されたポッドキャストで、「米国で国内ステーブルコインを作成することに前向きだ」と語った
テザーはここ数カ月、イメージを改善し、2021年にCFTCが発行者に罰金を科したときのような過去の問題によって引き起こされた評判リスクから距離を置くための取り組みを強化してきた
🟥USDT0はOPメインネットでのローンチ後、テザー担保のステーブルコインをオプティミズムのスーパーチェーン全体に拡大
USDTの「オムニチェーン」バージョンである USDT0は、OP メインネットへの展開に続いて、Optimism のスーパーチェーンの残りの部分に拡大
USDT0 は、ブロックチェーン間の互換性のために設計された Tether の USDT ステーブルコインのバージョン
🔬Sei財団が米23andMeの破産申請受け買収検討、遺伝子データをチェーン上に保存で情報保護
Sei Foundationが、米遺伝子検査サービス提供の23andMeの買収を検討している
3andMeは会社更生手続きの一環として、5月14日に顧客1500万人余りの遺伝子情報を含む資産を競売にかけることを提案している
Sei財団は、「ユーザーデータの主権は国家の安全保障の問題であると考えている」とし、「米国のバイオテクノロジーの先駆者が破産に直面すると、何百万人もの個人のゲノムデータが、透明性やオープンアクセスという同じ価値観を共有していない第三者の手に脆弱な状態で晒されることになる」とコメントしている
Sei財団は今年1月、DeSci分野への投資を目的とした6,500万ドル(約100億円)規模のベンチャーファンド「サピエンオープンサイエンスファンドI(Sapien Open Science Fund I)」を設立していた
🚶♀️ロイヤリティ マーケティング、全国でNFT収集する「おでかけ体験」サービス提供へ、アバランチ活用「MUGEN Portal」で
Pontaを運営するロイヤリティ マーケティング(LM)が、同社を主要株主とし、地方創生に係る事業を展開するジオフラと共に、「全国のチェックインスポットでNFTを集める新たなおでかけ体験」を提供する新サービス開始を3月27日に発表
この新サービスは、LMが運営するWeb3プラットフォーム「MUGEN Portal」の新機能「Pontaコレクション」と、ジオフラ提供のおでかけエンタメアプリ「プラリー」を活用して提供されるとのこと
「MUGEN Portal」は、「生活者・企業・社会への新たな価値」と「NFTをコレクションする楽しさと特典」を提供するWeb3プラットフォーム
🟦イーサリアム「Pectra」、メインネット実装は暫定的に4/30予定
イーサリアムの大型アップグレード「ペクトラ(Pectra)」のメインネット実装予定日が、暫定的に4月30日に設定された
「ペクトラ」の主なアップグレードとして「EIP-7702」と「EIP-7251」の2つの実装がある
「EIP-7702」は、通常のアカウントとして利用されているEOAを、一時的にスマートコントラクトとして扱える仕組みを導入し、既存のスマートコントラクトに追加の実装を行わずにEOAに様々な機能を導入可能になる
「EIP-7251」は、バリデーターがステークできる最大量を32ETHから2,048ETHに増加させる
⭐️クロスチェーンDeFiハブ「EnsoFi」とDeFAIエージェント「E.D.A.S (Enso DeFi Agent Suite)」 の紹介
※スポンサー投稿。スポンサー投稿の依頼は数多くいただく中で、依頼を受ける前に必ず該当プロジェクトをリサーチし、ユースケースとして面白い、紹介記事を書くことがコンテンツとしても読み甲斐があるものだけを厳選しています。
「EnsoFi」は、ユーザーが複数のチェーンで最高の収益機会にアクセスできるクロスチェーンDeFiハブです。固定金利でのレンディングと流動性の提供をマルチチェーンで実行可能です。
2025年1月、EnsoFiはDeFAI(DeFi + AIエージェント)サービス「E.D.A.S (Enso DeFi Agent Suite)」を発表し、第一弾としてEclipse上のDeFAIのColossalがリリースされました。Colossalは流動性提供に重点を置いたDeFAIエージェントで、ユーザーが預けたETHを用いてSolana系DEXのOrcaプール(SOL/USDCやETH/USDC)に流動性提供を行います。
⭐️詳細はこちらをご覧ください
🧵Pickup:OpenAIが画像生成機能をリリース、スタジオジブリのミームコインが注目を集める
OpenAIが新たにリリースした画像生成機能により、スタジオジブリ風のAI画像がSNS上で大流行し、それに伴いジブリ関連のミームコインが急騰しています。以下に、この現象について詳しく説明します。
🌱ニュースの概要
2025年3月26日、OpenAIはChatGPTの最新モデル「GPT-4o」に画像生成機能を追加しました。この機能により、ユーザーは自身の写真や画像をスタジオジブリ風のアニメーションスタイルに変換できるようになりました。
この新機能は瞬く間にSNS上で話題となり、多くのユーザーがジブリ風の画像を共有しました。このトレンドに乗じて、ジブリに関連したミームコインが急速に注目を集め、価格が急騰する事態となっています。
📗前提知識
OpenAIの画像生成機能:OpenAIが開発したGPT-4oモデルには、ユーザーがテキストや画像を入力すると、それを基に新たな画像を生成する機能が搭載されています。特に、スタジオジブリのアニメーションスタイルを再現することが可能で、多くのユーザーがこの機能を利用してジブリ風の画像を作成しています。
ミームコイン:インターネット上のミーム(流行のネタやジョーク)をテーマにした仮想通貨のことを指します。これらのコインは、特定のコミュニティやトレンドに関連しており、短期間で価格が急騰することがあります。
ジブリ関連のミームコイン:今回のトレンドを受けて、「Ghiblification」や「GhibliCZ」といったスタジオジブリをテーマにしたミームコインが登場し、注目を集めています。
👀注目すべき点、詳細解説
SNSでの拡散:OpenAIの新機能リリース後、多くのユーザーが自身の写真をジブリ風に変換し、SNS上で共有しました。これにより、「#GhibliAI」などのハッシュタグがトレンド入りし、ジブリ風のAI画像が広く拡散されました。
ミームコインの急騰:ジブリ風AI画像の流行に伴い、関連するミームコインが急速に注目を集めました。特に「Ghiblification」トークンは、公開からわずか19時間で時価総額が2,080万ドル(約27億円)に達し、価格が約0.000053ドルから0.02083ドル前後へと約39,000%近く急騰しました。
著作権と倫理的懸念:スタジオジブリの共同創設者である宮崎駿氏は、過去にAIによるアニメーション制作に対して否定的な見解を示しており、AIが人間の創造性を置き換えることへの懸念を表明していす。
📈今後の予測
ミームコイン市場の動向:今回のジブリ関連ミームコインの急騰は、一時的なトレンドである可能性が高いです。過去のミームコインの例を見ても、短期間で価格が急騰した後、急落するケースが多いため、投資には慎重な判断が求めらます。
著作権と規制の動き:AIによる画像生成が著作権侵害の問題を引き起こす可能性があり、今後、法的な規制やガイドラインの整備が進むことが予想されます。特に、著名なアーティストやスタジオの作品を模倣したAI生成物に対しては、厳しい対応が取られる可能性があります。
AI技術の進展と影響:AI技術の進化により、ユーザーが簡単に高品質な画像を生成できるようになっています。これにより、クリエイティブな活動の幅が広がる一方で、著作権や倫理的な問題も浮上しています。今後、AI技術とクリエイティブ業界との関係性がどのように変化していくのか、注目が集まります。
今回のジブリ風AI画像の流行とそれに伴うミームコインの急騰は、AI技術の進化がもたらす新たなトレンドと、それに伴う課題を浮き彫りにしています。投資や創作活動においては、これらの動向を注視し、適切な対応を取ることが重要です。
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Author:mitsui @web3リサーチャー
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