【3/15(土)~17(月)のweb3ニュース10選】テレグラムCEOは裁判官の許可を得てフランスからドバイへ出発 / Solana が 5 周年を迎える / イーサリアムERC20トークンはETHよりも価値が上がる etc..
10のニュースを紹介。
おはようございます。
web3リサーチャーのmitsuiです。
平日18時にその日のニュースまとめを更新します。全編無料公開の予定ですので、ぜひ1日の情報収集にお役立てください。
🟦イーサリアムERC20トークンはETHよりも価値が上がる
ultrasound.money によると、イーサリアム ネットワークは 5,000 億ドル強の価値を確保しており、そのうち 51% が ERC20 トークン、46% が ETH、2.5% が NFT に割り当てられている
イーサリアムで発行された ERC20 トークンの累積時価総額は 2,610 億ドル近くで、ETH の時価総額は 2,370 億ドルである
🏧OKX、ラザラスの「悪用」とEUの監視強化を受けてDEXアグリゲーターを停止
OKXは、ハッカーがBybitハッキングによる15億ドルの収益の一部を洗浄するために使用したDeFiサービスを停止
「この措置により、さらなる悪用を防ぐための追加アップグレードを実施できる」とOKXは述べた
EUの規制当局は、MiCA規則の対象となるOKXのサービスを調査していると報じられている
🟪Aaveの創設者は、Horizon提案に関するDAOの合意を引用し、新しいトークンは作成されないことを確認した
Aave Labsの創設者スタニ・クレチョフ氏は日曜日、Aaveが提案する製品「Horizon」向けに新しいトークンは作成されないことを明らかにした
同社は最近、現実世界の資産を分散型金融に統合することを目指すHorizonを提案した。温度チェックでは、機関投資家をターゲットにしたHorizonのRWA製品の発売についてコミュニティからのフィードバックを求めた
提案の中で議論を呼んだ部分は、トークンが作成された場合、Aave DAOが収益分配の取り決めとともに15%の割り当てを受ける可能性があることを示唆していた
⚠️Kaitoと創設者Yu HuのXアカウントがハッキングされ、トークン供給問題に関する根拠のない報告が拡散された
Kaitoとその創設者Yu HuのXアカウントが土曜日にハッキングされ、プラットフォームのネイティブトークンの問題に関する根拠のない報告を広めるために使用され、その価格は回復するまでに約10%下落した
「KAITOウォレットは安全です…Xの侵害がどのように起こったのか調査中です」とフー氏はXに書いた
✈️テレグラムのパベル・デュロフ氏は裁判官の許可を得てフランスからドバイへ出発、TONは20%上昇
昨年8月にフランスでメッセージングアプリ関連の容疑で逮捕されたテレグラムの創設者兼CEOのパベル・デュロフ氏は、一時的にフランスからドバイへ出国した
TON財団がこの進展を祝ったため、トンコイン(TON)はニュースを受けて20%上昇した
💧ZKsyncはDeFiエコシステム向けの「Ignite」トークン報酬を終了、市場状況とElastic Networkへの注力を理由に
ZKsync DAOのDeFi運営委員会は、トークン報酬プログラムを第2シーズンは更新せず、早期に終了することを決定したと発表した
委員会によれば、現在の弱気な市場状況により、短期から中期的には支出に対するより保守的なアプローチが求められている
この動きは、マルチチェーンElastic Networkの開発を優先することに再び重点を置くこととも一致している
🇺🇸米国、ステーブルコインに関する「GENIUS法案」が超党派で可決。法制化へ前進
米国上院銀行委員会が、ステーブルコインの規制に関する「GENIUS法案」を3月13日可決した
「GENIUS法案」は、米国の法定通貨ドルに1対1で裏付けされたステーブルコインに焦点を当てた法案
具体的には、ステーブルコインの発行体にライセンス取得を義務付け、準備金制度を導入する
また100億ドル以上の大規模な発行体には公的機関による規制監督を課し、それ以下の発行体は州当局の規制下での運営が認められる
👀NRI・野村證券・BOOSTRYら、国内初の「デジタル債のDVP決済」と「デジタル通貨での証券決済」を実証
野村総合研究所(NRI)、野村證券、BOOSTRY(ブーストリー)、ディーカレットDCP、三井住友銀行の5社が、「新たな決済スキームを利用したデジタル債の新規発行」および「デジタル通貨を利用した証券決済の概念実証(PoC)」に関して協業したことを3月14日に発表
本実証プロジェクトは、BOOSTRYの新たなシステムと三井住友銀行の銀行サービスを組み合わせた新たな決済スキームをNRIが新規に発行するデジタル債に取り入れ、デジタル債取引市場の拡大に向けて決済リスクを低減したDVP決済をデジタル債取引のスタンダードな決済方法の一つとして立証することを企図したものである
🐕トークン発行支援のBOBG、Soneiumと連携
BOBGが、Sony Block Solutions Labs開発のブロックチェーン「Soneium」との連携開始を3月13日に発表
BOBGは、国内ブロックチェーン事業者に対して、トークンの発行・運用・管理から暗号資産上場までを一気通貫で行うシンガポール拠点の企業
今回の連携でBOBGは、デジタルアセットの発行対応ネットワークに「Soneium」を追加し、「Soneium」で開発・運営されるブロックチェーンプロジェクトのデジタルアセットの発行を支援するという
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「subs[.]fun」は、トークンでアクセス制限されたオンラインフォーラム(「Sub」と呼ばれるコミュニティ)上で「取引・投稿・収益化」を行えるプラットフォームです。
各Sub(コミュニティ)毎にAIエージェント「Subエージェント」がモデレーター兼ナレッジベースとして機能します。ユーザーの投稿やリンクからSubエージェントが学習し、コミュニティに貢献したメンバーにはトークンで報酬が与えられる仕組みです。
↓詳細はこちら
🧵Pickup:Solana が 5 周年を迎える、ネットワーク アクティビティの低下、Firedancer のリリースが近づく
2025年3月、ブロックチェーンプラットフォームのSolanaはメインネットローンチから5周年を迎えました。共同創設者のアナトリー・ヤコベンコ氏(Anatoly Yakovenko)はSNS上で「Happy Solana 0 block day(Solana第0ブロックの日おめでとう)」と投稿し、この節目を祝福しました。
Solana公式アカウントも、5年間の成果として累計4080億件超の取引、1300以上のバリデータ(検証者)、約1兆ドル近いDEX取引高に達したことを発表し、「これは始まりに過ぎない」とコメントしています。
一方で、この祝祭ムードの裏側でユーザーのネットワーク利用が減少傾向にあることがデータから明らかになっています。オンチェーンの指標によれば、アクティブなウォレットアドレス数は2024年11月をピークに月ごとに減少しており、2025年3月は2月よりさらに少ない水準となる見込みです。
◼️展望
今後のSolanaの重要なマイルストーンとしては、Firedancerのリリースが挙げられます。
これはJump Crypto社が開発中の高性能な独立実装のバリデータ用ソフトウェアで、Solanaの運用効率を飛躍的に向上させることを目的としています。当初は2024年第2四半期にリリース予定とされていましたが、2025年内の本格ローンチが期待されており、Helius社の共同創設者Mert Memtaz氏は「FiredancerはSolanaが100万TPSを達成するための重要なアップグレードになる」と述べています。
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