【3/4(火)のweb3ニュース10選】MegaETHは今週パブリックテストネットを展開予定 / ユガラボ、米SECからの調査終了を報告 / Zoraが「楽しみのために」トークンエアドロップを発表 etc..
10のニュースを紹介。
こんにちは。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日もニュース解説やっていきます。
3/4(火)のweb3ニュース10選
アーク・インベストは、トランプ政権の低迷の中、コインベース株を800万ドル分購入し、再び同額の自社ビットコインETFを売却した
Zoraが「楽しみのために」トークンエアドロップを発表(⭐️Pickup)
暗号通貨マーケットメーカーのFlowdeskがサービス拡大のため5200万ドルの新規資金調達を実施
Flowdeskは新たに5,200万ドルの資金を調達しており、そのうち80%は株式、約20%は借入金であると、共同創業者でグローバルCEOのギレム・ショーモン氏がThe Blockに語った
この新たな資金は、専用の暗号通貨クレジットデスクの立ち上げやUAEでのオフィス開設など、Flowdeskの拡張計画を支援することになるだろうと述べた
2020年に設立されたFlowdeskは、マーケットメイキング、流動性提供、OTC取引、仲介、財務管理などの仮想通貨取引サービスを提供している
MegaETHは今週パブリックテストネットを展開予定
MegaETH のパブリック テストネットの展開は 3 月 6 日に開始される予定
3 月 6 日から 3 月 10 日までは開発者向けに展開され、3 月 10 日以降は、ユーザーのオンボーディングが開始される
トランプ大統領の関税発効でビットコイン、イーサリアムが10%以上下落
トランプ大統領が火曜日にカナダとメキシコからの輸入品に関税を課し貿易戦争を開始したことで、ビットコインは10%下落、イーサリアムは14.7%下落した
アナリストは、トランプ大統領の関税に関する強硬措置が「リスク回避の感情をさらに煽った」と述べた
アーク・インベストは、トランプ政権の低迷の中、コインベース株を800万ドル分購入し、再び同額の自社ビットコインETFを売却した
アーク・インベストは月曜日、次世代インターネット上場投資信託(ARKW)向けにコインベース株38,865株(800万ドル相当)を購入し、自社のスポットビットコインETF(ARKB)を820万ドル分売却した
アークの投資戦略は、ファンドのポートフォリオの10%以上を個々の保有銘柄が占めないようにすることを目指している
「BAYC」のユガラボ、米SECからの調査終了を報告
「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」等を手掛けたYuga Labsが、米SEC(証券取引委員会)より受けていた調査が正式に終了したことを公式Xにて3月4日に発表
SECは2022年10月、ユガラボによる一部プロダクトが証券・株式に該当するか、調査を開始していた
今回の調査終了についてユガラボは、「これはNFTと、私たちのエコシステムを前進させているすべてのクリエイターにとって大きな勝利です」とし、また「NFTは証券ではありません」と述べている
ドイツテレコム子会社、「Injective」のバリデータに参画
独通信事業者ドイツテレコムの子会社であるドイツテレコムMMS(Deutsche Telekom MMS)が、「Injective」のバリデータに参画したことが2月27日に発表された
「Injective」のバリデータにドイツテレコムが追加されたことにより、ネットワークにエンタープライズグレードの信頼性と機関の参加といった新たなレベルが追加されると「インジェクティブ」はブログで伝えている
米AI・暗号資産の最高顧問、トランプ政権発足前に保有暗号資産を売却
ITテック企業への投資家で知られ、ホワイトハウスのAI・暗号資産関連の最高顧問であるデイヴィッド・O・サックス氏が、ドナルド・トランプ大統領就任前に自身の保有する暗号資産の全てを売却したことを3月3日認めた
サックス氏は自身のXにて「私は政権が始まる前に暗号資産(BTC、ETH、SOLを含む)をすべて売却した」と述べている
【国内初】SBI VCトレードが「USDC」を3/12から取扱開始、「電取業」登録完了で
SBI VCトレードが、「電子決済手段等取引業者」の登録完了を3月4日に発表した
「電子決済手段等取引業」は、国内において「電子決済手段」として位置付けられたステーブルコインを取り扱うのに必要となる登録でSBI VCトレードは国内でステーブルコインを取り扱う企業として初のライセンスを取得
今回の登録完了にて同取引所は、米サークル発行の米ドル建てステーブルコイン「USDC」を取り扱い開始するという
スターテイルベンチャーズ、SuperchainエコシステムのDEX「Velodrome」へ出資
Startale Venturesが、Superchainエコシステムに展開するDEXのVelodromeへ出資したことを3月2日発表
Startale Venturesは、Startale Groupの投資部門として今年1月に設立された。同部門では、主にAstarやSoneium上のアプリケーションに対して投資を行うとしていた
発表によるとStartale VenturesによるVelodromeへの出資は、Soneiumも参加するSuperchainエコシステム強化のためであり、Soneiumの成長を加速させるStartale Groupの幅広い戦略の一環であるとのこと
⭐️Pickup
Zoraが「楽しみのために」トークンエアドロップを発表
ZoraはEthereumのレイヤー2ネットワーク「Base」上で独自トークン「$ZORA」を2025年春にローンチする予定で、その一環としてコミュニティ向けの大規模エアドロップを実施します。
$ZORAトークンは「楽しみのためだけ」のミームコインと位置付けられており、保有者にガバナンス権や収益分配などの権利を与えない点が特徴です。プロジェクト側は、このトークン配布をこれまでZoraを支えてきたユーザーへの感謝を示す試みと位置付けています。
トークン名: $ZORA(ERC-20トークン)
ネットワーク: Coinbase社のLayer2「Base」上で発行
総供給量: 100億枚
エアドロップ規模: 総供給の10%(約10億枚)をコミュニティに配布予定
ローンチ時期: 2025年春(具体的な日時は未発表)
特徴: 「楽しみのための」メームコインであり、ガバナンストークンではない(投票権や株式的権利は無し)
○エアドロップの対象者
エアドロップはZoraコミュニティの貢献者全般が対象です。具体的には、ZoraのNFTマーケットプレイスやオンチェーンソーシャルプラットフォーム上で作品を創作・販売したクリエイター、NFTを収集・取引したコレクター、Zoraエコシステムの構築に関わった開発者・ビルダーなど、これまでの活動でZoraのビジョン実現に寄与したユーザーが幅広く含まれます。
○エアドロップ取得の条件
上記の対象者に該当するユーザーはスナップショット日時点でZora関連のオンチェーン活動を行っていることが条件となります。Zoraは2025年3月3日9:00 (EST) に第1回目のスナップショットを実施済みで、この時点までの有資格アドレスが最初の配布対象となります。
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