【7/12(金)~15(月)のweb3ニュース10選】FileverseがGoogleドキュメントの競合製品ddocsを発表 / 米コインベースがオンチェーン資産を一括管理できるWebサイト公開 / CompoundとCelerのウェブサイトがハッキング被害 etc..
10のニュースを紹介。
こんにちは。
web3リサーチャーのmitsuiです。
今日もニュース解説やっていきます。
7/12(金)~15(月)のweb3ニュース10選
1、Delabs GamesがTelegramのタップして獲得できる野球ビデオゲームをリリース
韓国を拠点とするDelabs Gamesは、Telegramクリッカーゲーム「Giga Chad Bat」をリリース
Delabs Gamesによると、Giga Chad Batでは、プレイヤーはポイントを競い合い、そのポイントをGAMEトークンに交換できるという
2、FileverseがGoogleドキュメントの競合製品ddocsを発表
Google 製品に代わる一連の製品提供を目指す Web3 スタートアップの Fileverse は、先週、共同ドキュメント共有プログラムをリリース
ddocs と呼ばれるこのシステムは、Google の人気オンライン アプリケーション Google Docs のほぼすべての機能を提供しますが、プライバシーが強化され、Web3 の機能が多数備わっている
ユーザーはスマート コントラクト プラットフォーム Gnosis Safe 上のマルチシグ ウォレットに署名することでアカウントを作成できます。これにより、ユーザーはドキュメントのハッシュ バージョンをオンチェーンに保存し、ファイルへのアクセス許可を持つユーザーを制御できる
3、Mocaverse、MOCAトークンのリリースに続いてマリオカート風の「Cosmic Royale」を発表
アニモカ・ブランズの子会社であるエデン・ゲームズは「モカバース」に接続された、ブロックチェーンベースの新しいカート・レーシング・ゲーム「コズミック・ロワイヤル」を開発中であると発表
Cosmic Royale は、複数のレース ラウンドとサバイバルをテーマにしたフィナーレを備えた 40 人のプレイヤーによる試合を特徴とする
4、「ハムスターコンバット」のプレイヤーがマッサージガンを購入してターボタップで報酬を獲得
ロシアの報道機関ベドモスチによると、大手オンライン小売業者ワイルドベリーズは6月にパーカッションマッサージ機の売上が前月比179%増と急増したと報告し、ライバルサイトのオゾンではこれまでのところ6月と7月にかけて同様の売上が前年比33%増加したという
売り上げが急増した原因について、熱心なハムスターコンバットのプレイヤーがマッサージガンを使ってゲーム内コインの獲得額を増やそうとしたことを挙げている
5、米コインベースがオンチェーン資産を一括管理できるWebサイト公開、複数ウォレット接続で
コインベースが、オンチェーン上の資産を一括管理できるWebサイト「コインベースウォレットウェブアプリ(Coinbase Wallet web app)」のリリースを7月11日発表
ユーザーは使用する複数のweb3ウォレットを「コインベースウォレットウェブアプリ」に接続でき、同プラットフォーム上でウォレットを切り替えることなく、全ウォレット内の暗号資産やNFT、DeFi上のオンチェーン資産を一括で確認できるとのこと
6、CompoundとCelerのウェブサイトがハッキング被害、DNSドメイン攻撃を受け
DeFiレンディングプラットフォーム「コンパウンド(Compound)」および、異なるブロックチェーンの相互運用を目指す「Celer Network(セラーネットワーク)」のウェブサイトが7月11日にハッキング被害にあった
今回行われた攻撃は、ウェブサイトのDNSを乗っ取ることで、ハッカーが作成した偽のサイトにユーザーをリダイレクトさせる方法で行われた
現在両サイトは回復しており、以前と同様にアクセス可能であることがアナウンスされている。またこの問題による資金流出は報告されていないとのこと
7、コロプラのBrilliantcrypto、ゲーム内デジタル宝石のユーザー間取引数が1万件突破
日本発のブロックチェーンゲーム「Brilliantcrypto(ブリリアンクリプト)」において、プレイヤーの採掘によって誕生したデジタル宝石のユーザー間取引件数が10,000件を突破
「Brilliantcrypto」は、プレーヤーがゲーム内の鉱山をつるはしで掘ることで宝石や暗号資産を獲得できるゲーム
ブリリアンクリプト社は、大手ゲーム企業コロプラの100%子会社で、ブロックチェーン技術を活用したGameFi事業を行う企業
8、フィリップ証券が国内初の映画のデジタル証券販売へ、25年公開『宝島』の関連権利をST化
フィリップ証券が、同社STOの第一号案件として、映画『宝島』の映画製作委員会への出資で得られる権利をデジタル証券化し、小口販売することを7月12日発表
映画に関連する権利のST化は日本初の取り組みになるという
同商品への投資家は、『宝島』における劇場配給・ビデオセル・放送権の販売等から得られる収益を運用利回りとして得られるという
また同商品は投資規模(口数)に応じて、特典映像、劇場用宣伝ポスター等のグッズ取得や、試写会等の限定イベントへの参加、エンドロールへのクレジット表示、脚本の付与、特別な経験や体験等ができる
9、米SEC、BUSDに関するパクソスの調査を終了。強制執行は実施せず
企業向けブロックチェーンインフラ提供やステーブルコイン発行を行うパクソス(Paxos)が、米ドルステーブルコイン「Binance USD(BUSD)」に関するSECの調査において強制執行を行わないとする「正式な解除通知」を受け取ったと7月11日報告
パクソスは発表にて「私たちは当社のUSDを裏付けとするステーブルコインは連邦証券法上の有価証券ではなく、ウェルズ通知は不当であると主張してきた」とし、「私たちは、安定した価値のデジタル資産に対する私たちの絶え間ない主張と、SECスタッフがBUSDに関連してパクソスに強制措置を取らないと決定したことを誇らしくおもう」と述べている
10、Fireblocks、「グローバル・カストディアン・パートナー」にSBI出資のゾディアや野村のコマイヌらが参加
米Fireblocksが、規制認可されたデジタル資産カストディアンによるグローバルネットワーク「Fireblocks Global Custodian Partner Program」に参加した、初のパートナー5社を7月11日発表
同プログラムに参加したのは、CloudTech Group(クラウドテックグループ)、Zodia Custody(ゾディアカストディ)、Zerocap(ゼロキャップ)、Rakkar(ラッカー)、Komainu(コマイヌ)といったカストディサービスを提供する企業
「ファイアブロックス・グローバル・カストディアン・パートナープログラム」によりファイアブロックスの顧客は、同社プラットフォーム上でデジタル資産の運用をシームレスに管理しながら、認可済みのデジタル資産カストディアンに接続可能になる
以上、10のニュースを紹介しました。
気になるニュースはFileverseのddocsですね。Google製品は便利なので代替は非常に難しい道のりですが、分散型ならではの可能性についても考えてみたいです。
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